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「定期的なパスワード変更」の効果

オンラインサービスを利用していると、「定期的なパスワード変更」を求められて、かなりウザい思いをすることがあります。

サービス側が「定期的なパスワード変更」を求めるのは、外部からの総当たりによるアタックでパスワードが破られてしまうのを防ぐため、外部にパスワードが漏れたときに被害を抑えるため、などの理由が考えられます。

総当たりアタックにしても、パスワード漏洩にしても、それはサイト運営側が検知して防護策、対処等を講じるべきであって、ユーザー側が「定期的なパスワード変更」をしても意味が無い、という考え方があります。意味がないのに、「定期的なパスワード変更」を求められると、とてもウザく感じます。だから、「定期的なパスワード変更」の要求はやめろ、という意見もあります。

本当に、「定期的なパスワード変更」の効果はないのでしょうか。

たとえば、先日発生したサイバーエージェントAmebaの不正ログインの件を見てみましょう。
■不正ログイン概要
2013年4月1日(月)〜8月8日(木)の期間を対象に弊社内で調査を実施した結果、以下の不正ログイン状況を確認いたしました。
<期間>    2013年4月6日(土)〜2013年8月3日(土)
<件数>    243,266件     ※現在、調査中のため、件数が増減する可能性があります。

【重要】Amebaへの不正ログインに関するご報告 ※追記あり|スタッフブログ

Amebaでは、4月6日〜8月3日までの約4ヶ月間、ずっと不正ログインを許していたことになります。
2013年08月13日 プログラミングTIPS

Lightroomのカメラプロファイルを偽装して増やす方法



Adobe Photoshop Lightroomを使う上で、まず覚えないといけないことは、カタログの扱い方と、カメラプロファイルの変更方法です。

LightroomのカタログにRAWデータを登録した後、次にすることは、画像を選んで現像モードに移動することです。そして、右のメニュー一番下の「カメラキャリブレーション」から、自分の好きな「プロファイル」を選択します。

何も変更しないと、「Adobe Standard」が選択されています。この「Adobe Standard」は、はっきり言ってイマイチです。色相がおかしく、コントラストや彩度も好ましくない仕上がりになることがほとんどです。

キヤノンやニコンのカメラであれば、Adobe側で各カメラのプロファイルを用意してくれていて、各社の仕上がりを模したカメラプロファイルを選択することが可能です。スタンダード、風景、ビビッド、ポートレート、ニュートラルなどが選べます。「Adobe Standard」と違って、各カメラ専用のプロファイルはとても満足のいく仕上がりになります。

困るのは、Adobe側でプロファイルを用意してくれないカメラです。PanasonicやOLYMPUSや富士フイルム等の専用カメラプロファイルはありません。「Adobe Standard」でしか現像できなくて、その仕上がりはイマイチです。また、SONYの機種などは、カメラによって使えるスタイルが大幅に制限されていて、Adobe側でもそれに準拠しているため、カメラによっては使えるプロファイルがかなり少なくなってしまいます。

今まで、「Adobe Standard」しか選べない機種は仕上がりに満足できなくて、他社の現像ソフトを試したりしてきました。結局は、現像ソフトの使い勝手がLightroomが一番良いので、他の現像ソフトを使っても、またすぐにLightroomに戻ってきてしまいます。

これを解決すべく、「Lightroomのカメラプロファイルを偽装して増やす方法」を考えました。これによって、「Adobe Standard」しか選べない機種でも、他のカメラのプロファイルを使うことができたり、ニコンのカメラでキヤノンのプロファイルを追加できたり、ソニーのカメラでニコンのプロファイルを追加できたり…といったことが可能となりました。

前回の「Adobe Photoshop Lightroom 5がAmazonで安い!」に続いて、参考までに偽装プロファイルの追加方法を書いておきます(動作の保証はしません)。
2013年08月12日 カメラ・写真

Adobe Photoshop Lightroom 5がAmazonで安い!



Adobe Photoshop Lightroom 5が発売されてから、2か月が経ちました。

Lightroom 5.0は、6月10日にダウンロード版が発売されて、そのときすぐに買おうかと思いました。でも、6月11日以降に買わないとキャンペーンに応募できず、発売日に勢いで買っても損なことがわかりました。しかも、ダウンロード版よりパッケージ版の方が安いというおかしな状況だったので、どうせならもっとパッケージ版が安くなるまで待とうと、今までずっと待っていました。

そしてついにパッケージ版の安売りが始まりました。Amazonで。

Lightroom 5.0アップグレード版は、アドビストアでダウンロードすると9600円です。一方、Amazonでパッケージ版は8158円で販売されています(執筆時)。それにプラスして、1000円引きのAmazon限定キャンペーンが始まりました。

Amazonでは現在、「アドビ製品とお好きな対象商品を一緒に買うと、その場で1000円OFF」というキャンペーンが開催中です。
<キャンペーン期間>
2013年8月8日(木)00時00分から2013年11月30日(土)23時59分まで

<キャンペーン参加方法>
本ページ掲載のアドビ製品1点と、お好きな対象商品を指定金額分以上カートに入れてご注文を確定すると、自動で割引になります。注文確定画面で注文金額合計から割引金額が割り引かれていることを確認の上、ご注文を確定してください。

* 対象商品は、Amazon.co.jpが販売かつ発送する商品です。以下の商品は対象外になりますのでご注意ください。
 対象外:Amazonマーケットプレイスの商品、Amazonギフト券、Kindle、MP3ダウンロード、PCソフトダウンロード、またjavari.jpの商品

アドビ製品とお好きな対象商品を一緒に買うと、その場で1000円OFF
つまり、マーケットプレイスやダウンロード商品などをのぞいた通常のAmazon商品(1000円以上の商品)をLightroom 5.0と一緒に買うと、その場で1000円割引になるキャンペーンです。Lightroomが1000円引きで購入できます。実質価格で言えば、7158円ということになります。アドビストアでダウンロード版を購入するよりずっと安いです。今まで待った甲斐がありました。

ということで、8月9日に注文して、8月10日に無事Lightroom 5.0アップグレード版が届きました!
2013年08月11日 カメラ・写真

Bluetoothスピーカーで音ゲーは楽しめるのか

東條希は基本的に純

ONKYO iLunar RBX-500を使って、iPhone5とBluetooth接続で音楽を鳴らしているときに思いつきました。「BluetoothならコードレスでiPhoneフリーだから、これでiPhoneのゲームをプレイしたら快適なんじゃないか」と。Bluetooth接続なら、わずらわしいコードもなく、自由に寝転びながらiPhoneでゲームを楽しめるのではないか、と試してみることにしました。

パズドラでBluetooth

ということで、まずは「パズル&ドラゴンズ」で、Bluetoothスピーカー再生してみることにしました。

ヘラ・ウルズ降臨!
(画像はイメージです。Bluetooth接続時のスクショを撮るのを忘れていました)

パズドラは、音楽が良いのも評判です。去年、パズドラをすすめられても、頑なにプレイを拒否していました。あるとき、ある人から、「パズドラは音楽がいい。だってイトケンだから」と言われて、「イトケン?イトケンって、あのイトケン?」と聞き返しました。そしてパズドラのプレイ画面を見させてもらって、「あぁ、これは紛う事なきイトケンサウンドだ」とすぐに理解しました。イトケンとは、ロマサガなどで有名な伊藤賢治さんです。大好きな作曲家です。

「イトケン作曲なら早く言ってよ」と、その日からパズドラをプレイし始めたのでした。その後、FFとのコラボでイトケン作曲バハムート専用曲がパズドラのなかで流れたり、パズドラの音楽は最高です。イトケン最新作がスマホのゲームだったなんて、去年の終わりまで知りませんでした。

で、肝心のBluetoothスピーカーでのパズドラ音楽再生はというと…
2013年08月10日 音楽

iPhoneでTV視聴!SOFTBANK SELECTIONレビュー



iPhoneでテレビが見られるソフトバンク公式のTVチューナー。しかも、画質の悪いワンセグではなくて、地デジ。そして、地デジの録画にも対応しているのが「SoftBank SELECTION 録画対応デジタルTVチューナー」です。

元々17800円とやや高めの値段であったこのチューナーも、今は新製品が出て在庫処分特価で放出されています。SOFTBANK SELECTIONのiPhone/iPad用の地デジ対応TVチューナーは、世代が進むごとに以下のように進化しています(これの一つ前に、ワンセグ用のTVチューナーもありました)。

型番 特徴
SB-TV02-WFPL iPhoneで地デジを見るだけのシンプルな初代。動作が遅いらしい。
SB-TV03-WFRC iPhoneで地デジが見られて録画もできる高機能な2代目。
SB-TV04-WRIP エリアフリーで外出先からもiPhoneで地デジが見られる3代目。

どれが一番良いかと言えば、最新のSB-TV04-WRIPです。SB-TV03-WFRCの機能に加えて、エリアフリーで外出先(海外含む)からも地デジが見られるように進化しています。

04の登場で03の存在価値なし…かというと、実はそうではありません。在庫処分特価で旧製品の03をGETできるチャンスです。

今なら、楽天の「SoftBank SELECTION」公式サイトで驚くほど安く手に入ります。自分は、03を3980円で購入できました。02は2980円で販売されていました。1000円差なら、高機能な03を買っておいた方が良いと思います。

ということで、SB-TV03-WFRCの使い勝手はどうなのか、レビューしてみたいと思います。

SoftBank SELECTION 録画対応デジタルTVチューナー

まずはSoftBank SELECTION 録画対応デジタルTVチューナー(SB-TV03-WFRC)の箱から。ソフトバンクらしい白い箱です。



箱の裏側。ワイヤレスで家中どこでもハイビジョン画質の地デジが見られます(家の外でも見たい場合は、最新機種のSB-TV04-WRIPが必要です)。デジタル放送は地上デジタルだけではなく、ケーブルテレビ(C13 〜 C63)、BS デジタル放送、110 度CS デジタル放送も視聴できるようです(自分では地デジ視聴しか確認していません)。外出先からのリモート録画予約や追いかけ再生、テレビとネットの1画面ながら見モード搭載など、機能もたっぷりです。

録画対応デジタルTVチューナーの中身

箱を開けて中身を取り出してみました。本体、スタンド、ゴム脚、AC アダプタ、アンテナケーブル、LAN ケーブル、miniB-CAS カード、説明書類が入っていました。
2013年08月07日 iPhone・iPad・Android

リベンジ花火撮影

この前、「初めて隅田川花火大会に行ってきた!」で、結局まともな花火の写真が撮れなかったので、あらためて別の花火大会で写真を撮ってきました。花火の写真を撮るのは難しいですからね。いろいろと経験と慣れが必要です。

手持ちで花火撮影

「花火写真は、手持ちではキレイに撮れない」という人もいたりします。それはもう昔の話で、今は「手ぶれ補正」と「高感度ノイズが少ないイメージセンサー」という強い味方がいます。

加えて、SONY NEX-7NEX-5Rには、「電子先幕シャッター」という優れたシャッター機能が搭載されています。今まで一眼レフや普通のミラーレス一眼を使っているときは、1/60秒のシャッタースピードを下回ると、手ぶれ補正が付いていてもブレやすいという経験がありました。それが、電子先幕シャッター搭載機種だと、電子的な先幕動作になり、低速シャッターでも本当にブレにくくなります。レリーズタイムラグが短いのも撮るのが楽になるポイントです。

というわけで、早速手持ちで花火を撮影してみました。

設定は、1/10秒、F5.6、ISO800にしてみました。下の写真はややブレているかもしれませんが、シャッター速度1/10秒でもここまで写ります。

1/10秒、F5.6、ISO800、42mm


まだ少し明るい時間帯だと、空や雲も写ります。

1/10秒、F4.5、ISO800、16mm


今回手持ち撮影で一番良かったのはこの写真です。ブレることなく、いい色の写真が撮れました。

1/10秒、F5.6、ISO800、38mm


レンズは、E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSという超便利なレンズを使って撮っています。重さ116gという超軽量のレンズでありながら、広角24mmから中望遠75mm相当までをカバーし、手ぶれ補正付きで、電動ズームまで付いているという便利ズームレンズです。広角側で自動歪曲補正機能を切ると、簡易魚眼レンズのように写すこともできる楽しいレンズです。

だからと言って、毎回うまく花火が撮影できるかというと、そんなうまくいくわけもなく、失敗写真も撮れます。こんな風に。
2013年08月04日 カメラ・写真

Feedlyの購読者数をチェックする方法

Googleリーダー亡き後、RSSリーダーの一番手としてアクセスを集めている「Feedly」。

Feedlyに登録されているRSSフィードの購読者数を調べるのは簡単で、
https://cloud.feedly.com/v3/feeds/feed%2F + エンコードされたRSSフィードURL
にアクセスすると、JSONファイルが返ってきます。そのファイルの中に、RSS購読者数が記載されています。

RSSフィードのURLをエンコードするのは割と面倒なので、自分でスクリプトを作りました。

フォームにRSSフィードのURLを入力して、ポチッとすれば、Feedlyの購読者数を含むJSONファイルにアクセスできます。リンク形式で表示しているので、コピペする必要なく、そのままクリックで表示できます。

下のフォームにURLを入力してチェックしてみてください。
(入力例:「https://zapanet.info/blog/xml-rss2.php」と入力して、ポチッとな!)
2013年08月02日 ブログ全般

Touit 1.8/32 レビュー-自由作例2-



カールツァイス Touit 1.8/32 レビュー1-開封編-レビュー2-性能チェック編-レビュー3-AF&シャープネスチェック編-レビュー4-自由作例1-からの続きです。「カール ツァイス Touit 1.8/32 E-mount」を使って撮った写真を載せておきます。
17499-2657-293151


ネコ。ボケの感じがいいので、ポートレート写真にも向いているレンズです(プライバシーの関係上、被写体はネコですが)。

1/400秒、F2.5、ISO100、32mm


手持ちで1/20秒。ミラーレスカメラだと、意外と手ぶれせずに写ってくれます。一眼レフカメラだと、シャッターショックにビビって1/20秒ではブレ写真を量産してしまいます。

1/20秒、F4.0、ISO1600、32mm


大仏。今は野ざらしで、青空とともに見られる鎌倉の大仏。なぜ大仏が建物の中に入っていないかというと、約500年前の大津波で、大仏殿が流されてしまったそうです。「津波で高さ40mの大仏殿が流された」と聞くと、とんでもない高さの津波をイメージしてしまいそうです。実際は、どの辺りまで水が来たのかは不明です。地震で大仏殿が倒壊し、川を遡上した津波に持って行かれたのか、詳細はわかりません。

1/400秒、F8.0、ISO100、32mm
2013年08月01日 カメラ・写真

Touit 1.8/32 レビュー-自由作例1-



カールツァイス Touit 1.8/32 レビュー1-開封編-レビュー2-性能チェック編-レビュー3-AF&シャープネスチェック編-からの続きです。「カール ツァイス Touit 1.8/32 E-mount」を使って撮った写真を載せておきます。
17499-2657-293147

Touit 1.8/32は、はまるとボケ味が良くて、とても雰囲気の出るレンズなので、ついつい背景をボカして撮ってみたくなります。ソニーNEXのAPS-Cサイズイメージセンサーに、32mm F1.8のレンズだと、開放ではよくボケます。今回は、ボケのよくわかる写真を中心にセレクトしてみました。



1/1600秒、F1.8、ISO100、32mm
2013年07月31日 カメラ・写真

富士フイルムX-Trans CMOSのRAW現像ソフト比較



富士フイルムXマウントのカメラは、今のところX-Trans CMOSによる独自配列のイメージセンサーが使われています。独自配列のイメージセンサーであることから、RAW現像できるソフトも少ない状況です。発売当初は、カメラ内生成のJPEGファイルか、付属の「RAW FILE CONVERTER EX powered by SILKYPIX」を使ってJPEGにできるだけでした。

しばらくして、Adobeの「Lightroom 4がX-Trans CMOSのRAW現像に対応しました。さらにLightroom4.4になってからは、富士フイルムとの協力により、画質が改善されました。そして、Phase Oneの「Capture One Pro 7」もX-Trans CMOSのRAW現像に対応しました。

現在は、「RAW FILE CONVERTER EX powered by SILKYPIX」、「Lightroom」、「Capture One」の3本がX-Trans CMOSのRAW現像に対応していることになります。

それぞれ使い勝手の違う現像ソフトで、出力結果もきっと違うはずですので、それぞれ現像して見比べてみることにします。

X-E1ボディ内画像エンジンによるJPEG画像

まずは基準となる、X-E1ボディ内画像エンジンによるJPEG画像です。


AWBで撮影した写真なので、少し青っぽい感じもします。XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OISを使って撮影していて、レンズの性能もなかなか高いので、解像力は高いように見えます。

ただ、ローパスフィルターレスと言っても、SIGMAのFoveonセンサーのようなカリカリにシャープに写っているわけではありません。解像力の割には、意外とモヤッとしている印象も受けます。ボディ内画像エンジンだからこうなのか、JPEGの圧縮によってこう写るのか、X-Trans CMOSの特徴なのか、いろいろと気になるところです。

他の現像ソフトを使って、色や解像力をチェックしてみます。
2013年07月30日 カメラ・写真