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ブログをやっていて良かったこと1:なぜかモバイルバッテリーがたくさんもらえる

2014年12月27日 iPhone・iPad・Android
長年ブログをやっていると、たまには良いことがあります。今年良かったことと言えば、なぜかモバイルバッテリーをたくさんもらえたことです。1個モバイルバッテリーがもらえるだけでも、「なぜ?」という感じがするのに、今年はなぜか「たくさん」もらえてしまいました。本当に不思議です。

参考までに、今までこのブログで書いたモバイルバッテリー関連のレビュー記事一覧です。

このうち、上の4つの記事までが自腹購入したものです。それ以降の7つの記事は、もらったモバイルバッテリーのレビュー記事です。もらったものなので、タイトルにわかりやすく【PR】と付けています。

メーカーからモバイルバッテリー本体をAmazonから直送していただいただけで、金銭のやり取りなどはありません。事前の記事内容チェックや、褒めなければいけない強制などもありません。タダでモバイルバッテリーをもらって、好き勝手にレビュー記事を書いています。

今年、小型のPanasonic モバイルバッテリー 2,700mAhと大容量のANKER Astro M2 7800mAh モバイルバッテリーの2つで満足していたところ、突然モバイルバッテリーが増え始めました。「こいつにモバイルバッテリーを配っておけ」みたいなネットワークでもあるんじゃないかと疑ってしまうくらい、たくさんもらってしまいました。モバイルバッテリーをもらった数ランキングでもワールドクラスに入りそうなくらいもらいました。

それぞれ大きさやデザイン、容量などが違っていて、用途や好みによって使い分けられます。詳細は上の記事を読んでください。特別質の悪い製品とかもなかったので、どれもまともに使えます。もらった中でも、特に気に入っているモバイルバッテリーもありました。それを紹介します。

お気に入り第一位!:薄くて軽くて色も美しいLumsingの薄型6000mAhモバイルバッテリー


一つ前にもらった「【PR】Lumsingの薄型6000mAhモバイルバッテリーレビュー」の方のモバイルバッテリーもけっこう薄くて気に入っていました。こっちの新しい6000mAhの方は、さらに薄くなって、色も美しくて最高に気に入っています。出力は2.1Aでタブレット充電に対応し、入力は1.5A対応で充電も早いです。LEDライトも付いていて容量は6000mAh。そして何より気に入っているのが、バッグへの収納性!本体が薄いおかげで、バッグの小物ポケットにスッと入ります。厚みのあるモバイルバッテリーでは実現できなかった芸当です。薄いって素晴らしいなと、バッグに入れるときに実感しています。

最近では、モバイルバッテリーの数が過剰になってきたので、使っていないのは家族に配っています。他人にあげる場合はちょっと問題があるかもしれませんが、家族なら良いかなと思って。特にレビュー後の取り扱いについての指示はないのですけどね。これが例えば、富士通ARROWS NX F-02Gのモニターの場合なんかだと、転売していることがバレたりすると、本体代を弁償しないといけない契約になっていたりします。

ユニークなデザイン第一位!:ハーモニカ型10400mAhモバイルバッテリー

モバイルバッテリーのデザインは自由です。収納性や携帯性を重視したタイプでも、デザインを最優先したタイプでも問題ありません。そんな中、もっともユニークなデザインだなぁと思ったのが、このハーモニカ型デザインのモバイルバッテリー。デザインも握り心地も良く、大容量が必要な人にオススメできるモバイルバッテリーです。

同じ大容量タイプでは、Omaker 10000mAh モバイルバッテリーもいただきました。こちらはズッシリと大きく重く、携帯性ではLumsingの方が勝っています。Omakerの方はLEDライトが大きいので、懐中電灯代わりの利用を考えている人に良いと思います(登山や非常時用など)。

コンパクトさ第一位!:Aukey 3000mAhモバイルバッテリー


3000mAhクラスのモバイルバッテリーは、iPhoneを1回満充電して、あと少し余るかどうかくらいの容量です(充電時に電圧を変える必要があるため、そのときにロスしてしまって、容量ピッタリ充電できるわけではありません)。普段の持ち運びにちょうど良いサイズです。小型タイプは、今まではPanasonicの2700mAhを持ち運んでいました。

Aukeyさんからもらったこちらの3000mAhモバイルバッテリーは、軽くて、そして薄いです。どんなバッグにも楽に収納できるので、携帯性が抜群です。本体をタッチするとLEDインジケーターがONになるというギミックが付いていて、これは別にいらない機能だったなぁと思っています(無駄に電力を消費しているような気持ちになってしまいます)。iPhoneからAndroidに替えたら、バッテリーの消耗具合が激しく、3000mAhクラスでは非力で、上の6000mAhクラスを持ち運ぶ機会が多くなりました。

番外編

Aukeyさんからは、ワイヤレス充電規格Qiに対応している充電パッドもいただきました。この製品、小さくてデザインも良く、性能もばっちりで、Amazonで大ヒットしている製品です。

残念ながら、iPhoneはQi充電には対応していません。「Androidに替えたらワイヤレス充電できるんでしょ?」と思って、富士通のAndroidスマホを使い始めたら、F-02GはQiに対応していませんでした…。ワイヤレスで充電できると思っていたのに、ちょっとショックでした。モバイルバッテリーの方もQi充電に対応しているものは少なく、手持ちで持っているのはPanasonicの製品のみです。最近は、上にも書いたように薄型の3000mAhと6000mAhモバイルバッテリーを使い分けていて、ワイヤレスQi充電を活用できていないところがちょっと残念なところです。

あと、モバイルバッテリーをもらう上で非常に役立ったのが、【約500円】USB 簡易電圧・電流チェッカーを買ってみたでも書いたUSB電圧電流チェッカー。当時は500円でしたが、今では送料込みでもっと安いようです。モバイルバッテリーの出力をチェックできますし、一番チェックしないといけないのは「USBケーブルとスマホ(やタブレット等)との相性」だということに気が付きました。いくらモバイルバッテリーの最高出力性能が高くても、USBケーブルがダメだと、充電が安定しません。安いので、一家に一台USB電圧電流チェッカーを常備しておくと良いです。

自動車内で充電できるUSBカーチャージャーもたくさんもらいました(【PR】Aukey 小型4ポートUSBシガーソケットチャージャーレビュー【PR】OmakerのUSBカーチャージャーと30pin Dockケーブルレビュー【PR】Omaker 26W/5.1A USB カーチャージャーレビュー【PR】LumsingのUSBポート付き3連カーチャージャーレビュー【PR】LumsingのUSBポート付き3連カーチャージャーレビュー)。これはもうさすがに多くなりすぎたので、くれると言われても最近では断っています。

ステマにならないための取り組み

モバイルバッテリー界隈では、ユーザーにモバイルバッテリーを渡して、レビューを書いてもらう習慣があるようです。その中で気を付けないといけないのは、ステルスマーケティング、いわゆる「ステマ」です。一時期、グーグル検索で「cheero」と入力すると、候補に「cheero ステマ」と表示されることがありました。

これはなぜかというと、cheeroがステマと疑われてもおかしくないことをやっていたからです。

これに気付いた後、cheeroの人に、「こういうことをやっているとステマと疑われますよ」と忠告しておいたのですが、あまり改善されていないように感じます。

一体なぜステマと疑われてしまうのか。

あるときのことですが、cheeroのモバイルバッテリーについて、同日にいくつものブログでレビュー記事が掲載されました。しかも記事の中身は、「本日○○時からアマゾンで発売です!」などと書かれていました。でもそのブログには、実物のモバイルバッテリーの写真が載っています。発売前に製品を手に入れていなければ、絶対にそんなブログ記事は書けません(Amazon以外の場所でもっと早く販売しているところも見つかりませんでした)。つまり、cheero(最近ではダンボーのモバイルバッテリーでさらに有名になりました)か、あるいは代理店を挟んで、事前にモバイルバッテリーをもらって、ブロガーがブログ記事を書いているわけです。なのに、ブログ記事の中には、「cheeroからもらった」とか「PR」とか「広告」とか、そういったことが一切書かれていないブログがほとんどでした。それどころか、まるで自分で手に入れたかのように偽った書き方をしているブログさえありました。中には、正直に事前にcheeroから提供を受けたと書いているブログもありました。一部のブログにだけ裏切られてこういう書かれ方をしていたら、本来ならステマ失敗です。なぜこういうことが起きているのか探ってみたら、某会員制サイトで、ことの詳細が書かれていました。

結果として、cheeroとしては、ステマをする気はゼロのようでした。そのサイト内で、「事前に製品を渡して、ブログを書いてもらった記事一覧」を自ら載せていたくらいでしたから。

どういうことかというと、これはブロガーのモラルの問題でした。提供を受けたブロガーたちが、cheeroから商品をもらったことを隠してブログ記事を書いていることがわかりました。これはcheeroからの強制ではなく、ブロガー独自の判断でステルスをしていたようでした。もらったものなのに、もらっていることを隠して、製品をべた褒めすることは良くありません。ユーザーを騙しています。製品提供側にステルスの意識はなくても、ブロガー側で勝手にステルスしてしまうこともあるんだなと、この時初めて知りました。

広告代理店を挟んでいる場合、最近ではこういうステルス事例はほとんどありません。ステマがばれたときほど怖いことはないので、広告代理店側で、「キャンペーンに参加している」ことを明示するよう強制する場合がほとんどです。マジメな広告代理店ほど、ステマにならない努力をしています。一方、cheeroの場合のように、直接メーカーからブロガーに依頼をする場合、製品提供を明示させる必要性に気付かず、ブロガー側が勝手にステルスしてしまうケースがあります。しかもメーカー側はオープンの気持ちでも、会員制サイト内でだけやり取りをしていたら、会員以外にとってはステマと同じようなものです。

こういうことにならないよう、ブロガーに依頼するメーカーは、企業とブログの関係性や製品の出所を明示させる習慣を覚える必要があります。そして一番大事なのは、ブロガー側が勝手にステルスしないことです。もらったものは記事内に「もらった」と書くとか、「PR」タグや「広告」タグを付けなくてはいけません。ブログを読んでいる人を騙すのは絶対にダメです。

なぜブロガーは、企業から「もらった」と書くのが嫌なのか。ちょっとわからないところもあります。やましい気持ちがあったり、読者から反感を買うのが怖いのでしょうか。だからといって、読者を騙すのは最低です。正直にそれを書くのが嫌なら、製品の提供を受けてブログを書くべきではありません。

もしモバイルバッテリーや、その他製品を企業から提供されてブログを書く機会がある場合には、以上のことをお気をつけください。