モバイルバッテリーはやっぱりこのサイズが最高
2012年07月03日 iPhone・iPad・Android
外出中にスマートフォンなどを充電できるモバイルバッテリー。最近は大容量化&低価格化の波が激しく、10000mAhクラスのバッテリーが2000円強で手に入るようになってきました。
5000mAhのモバイルバッテリーも人気で、最近では1500円前後で手に入るようになってきました(格安製品の品質は不明です)。
容量が多くて安いなら、「大容量バッテリーの方がいいじゃないか」と思う人も多いようです。
でも、ちょっと待ってください。
容量の多いバッテリーは、容量に比例して単純に「重い」です。せっかく持ち運び用にモバイルバッテリーを買ったのに、「重いから持ち歩きたくない」となってしまっては宝の持ち腐れです。「持ち歩かないモバイルバッテリーはただの文鎮だ」、ということわざはありませんが、せっかく買ったモバイルバッテリーは持ち歩きましょう。
普段からモバイルバッテリーを持ち歩くには、とにかく「軽い」ことが重要になってきます。軽くて必要最低限のバッテリー容量があること、これが大事です。
10000mAhクラスのモバイルバッテリーは、重量が250g程度あります。手に持つとズッシリと来ます。わかりやすい比較で言えば、iPhoneの重さとの比較。iPhone 4Sの重量は140gです。iPhoneが登場した時、「こんな重いケータイは売れない」と言っている人がいました。そのiPhoneよりも100g以上重いモバイルバッテリーは、重くて持ち歩きづらいです。
次に5000mAhクラスのモバイルバッテリー。このクラスは、重量が150g程度です。iPhoneと同じかちょっと重いくらいの重量です。重すぎることはありませんが、予備に持ち歩くとしたらわずかに重いと感じるかもしれない微妙な重さです。
で、個人的に一番オススメなのが2700mAhクラスのモバイルバッテリー。このクラスのモバイルバッテリーになると、重量は85g程度です。サイズも小さく、iPhoneを充電してみるとこんな感じになります。
大容量のバッテリーほど中国製の怪しい製品がありますが、2700mAhクラスのモバイルバッテリーはあまり種類がありません。ここは素直にパナソニック製のUSB対応モバイル電源パックを買っておくと安心です。充電方式が、ACアダプター、USB、無接点充電規格Qi(チー)と3パターンあります。
このパナソニック製のモバイル電源は、最近LEDライト付きの製品に切り替わり、ACアダプターが付属しなくなってしまいました。ACアダプターが欲しい人は、在庫がなくなる前に「QE-PL101」の方を買っておいた方が良いと思います。
「QE-PL101」の充電・出力時間はこのようになっています。Qi規格に対応しているため、別途「無接点電源パッドQE-TM101」を購入すると、毎度コードにつなぐことなく、ワイヤレスで充電できるようになります。
もちろん、USB充電でもACアダプター充電でもOKです。
大きさはとてもコンパクトです。
電源ボタンを押すと、現在の残容量がランプの色でわかるようになっています。赤は残り少ないという意味です。
USB-A出力端子。
USB-microB入力端子。
iPhoneだけでなく、ニンテンドー3DSも充電できます(ケーブルは3DS対応ケーブルが必要です)。すれちがい通信をしているとバッテリーの減りが速いので、モバイルバッテリーを持っていると安心です。充電しながらプレイもできます。出力はDC5V 1Aなので、iPadも充電できます。
気になる充電能力ですが、2700mAhだとiPhoneフル充電1回分程度です。「もしかしたらバッテリーが足りなくなるかもしれない」という思いで持ち歩くとしたら、十分過ぎるほどの容量です。85gと軽いので、カバンの中に入れておくと、いざという時に助かります。モバイルバッテリーはやっぱりこのサイズが最高ですね!
パナソニック製の無接点充電に対応しているもの対応していないもの、ACアダプターが付属しているものしていないもの、旧サンヨー製といろいろ種類があるので間違えないようにお気を付け下さい。
・Panasonic QE-PL101(今回紹介したバッテリー)
・Panasonic QE-PL102(ACアダプターが付属しないでLEDライトが付いている新型)
・Panasonic QE-QL101(無接点充電に対応していないタイプ)
・SANYO KBC-L27D(サンヨー時代の旧式バッテリー)
・SANYO KBC-L3AS(出力が500mAで、iPadの充電ができないタイプ)