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ZAPA執筆、「わかる!iPhoneカメラ」完成しました!

初めてのカメラ本である「わかる!iPhoneカメラ」の執筆が完了し、見本版書籍が刷り上がりました!



今回の書籍は、大量に写真やスクリーンショットを取り扱う必要があったため、フルカラーのムック本にしてもらいました!iPhoneで撮ったカラーの写真をたくさん掲載しています。



この本の執筆にあたり、iPhoneカメラアプリを100本以上インストールしました。その中から適当に20本くらい選んで(超優れている厳選アプリのみ掲載したというわけではありません)、自分で試して、解説記事を書きました。

内容は、月刊「I/O」の2011年4月号から2012年3月号までの一年間の連載記事を加筆修正したものと、書籍用の書き下ろし記事を合わせた内容になっています。

iPhoneカメラの露出を変更したり、焦点を固定したり、シャッター音を小さくしたり、手ブレを軽減したり…iPhoneのカメラの基本的な使い方やテクニックなども載せています。
2012年02月20日 執筆・掲載履歴

SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM レビュー3-逆光性能編-

SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM レビュー1-外観編-レビュー2-焦点距離別画質編-からの続きです。

今回は、広角レンズで特に気になる逆光性能についてテストしてみました。シグマの公式サイトによると、「12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM」についての説明として、このように記載されています。
超広角ズームレンズはレンズ前玉径が大きく、有害光の影響を受けやすいレンズです。有害光によるフレア・ゴーストの発生を軽減するスーパーマルチレイヤーコートを採用し、開放からシャープでコントラストの高い描写を実現、ズーム全域で優れた描写性能を発揮します。

最新の光学設計により高画質を実現した超広角ズームレンズ SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM  株式会社シグマ

レンズの前玉を見てみると、たしかに良さそうなコーティングをしてあるように見えます。


それでは、実際に写してみてどうでしょうか。
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2012年02月18日 カメラ・写真

SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM レビュー2-焦点距離別画質編-



みんぽすからお借りしたSIGMAのフルサイズ対応超広角ズームレンズ「SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM」レビューの第2回目です。

今回は、焦点距離別にシャープネス、歪曲、周辺光量、ボケ味などをチェックしてみました。
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2012年02月16日 カメラ・写真

SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM レビュー1-外観編-



みんぽすから、SIGMAのフルサイズ対応超広角ズームレンズ「SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM」をお借りしました。
みんぽす経由でシグマのレンズを借りるのは、50-500mm F4.5-6.324-70mm F2.870-200mm F2.8Macro 70mm F2.8に続いて5本目です(85mm F1.4も数時間だけお借りしました)。いつもありがとうございます。
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さて、今回お借りしたのはフルサイズ対応で12mmからの超広角ズームレンズ。一度は試してみたいレンズでした。超広角12mmがどんな世界なのか、自分の目でファインダーを覗いてみないとわかりません。決して安いレンズではないので、試し買いするのも勇気が必要ですからね。


届いた「12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM」の箱を開けてみると、このような構成でした(他に説明書や保証書)。SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMを借りた時に比べると、かなり箱が小さかったので、レンズも小さくて軽いのではないかと少し期待しました。
2012年02月15日 カメラ・写真

【CP+2012レポート7】その他ブース



今年の「CP+2012」は大盛況でした。来場者数は、前回比31.9%増の6万5120名でした。

開催日 登録来場者数
2月9日(木) 11,711名
2月10日(金) 16,774名
2月11日(祝) 22,408名
2月12日(日) 14,227名
65,120名

その理由は、東日本大震災とタイの洪水により、新製品の発表が遅れ、今回の「CP+2012」のタイミングに重なったことが考えられます。各カメラメーカーから魅力的な新製品が発表され、ブースによってはかなり長い待ち時間が発生するくらい人が集まっていました。

個人的に気になる製品は、下記記事にレポートしてきました。

最後に、これら以外のブースについても、少し書いておきます。
2012年02月14日 カメラ・写真

【CP+2012レポート6】4年連続シグマのマグロレンズ

CP+(以前はPIEでした)と言ったら、やっぱりコレを見ないと。シグマのマグロレンズ!



女性にも人気の「シグマ APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG」。去年はエビフライと呼んでみましたが、今年はマグロレンズと呼んでみます。



体格の良い外国人男性なら、このレンズに似合うかなぁと思って撮ってみました。やっぱり誰が扱っても大きいです。
2012年02月13日 カメラ・写真

【CP+2012レポート5】富士フイルムのX-Pro1

富士フイルムから、カラーフィルター配列の変更によりローパスフィルターをなくし、APS-Cサイズのセンサーを積んだレンズ交換式デジカメ「X-Pro1」が発表されました。

「X-Pro1」には、新開発の撮像素子「X-Trans CMOS」が搭載されています。このセンサーは、一般的な2×2配列のベイヤー方式から6×6配列としたことで、ローパスフィルターを搭載せずモアレ・偽色を低減したそうです。

「X-Pro1」は、クイックリターンミラーを省略したいわゆるミラーレス一眼でありながら、大きなボディで懐古主義っぽいボディデザインです。FUJIFILM X-Pro1公式サイトで作例を見ると、ローパスフィルターがないのに、なぜか写真の細部がモヤモヤしています。この原因が「X-Trans CMOS」にあるのか、レンズの描写がゆるいせいなのか、画像処理エンジンが悪いのか、JPEG圧縮の効率が悪いのか、わかりませんでした。

CP+2012」で、富士フイルムブースに行ってみました。
2012年02月12日 カメラ・写真

【CP+2012レポート4】キヤノンのPowerShot G1 X



キヤノンから、1.5インチという巨大なセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラが発表されました。「PowerShot G1 X」です。PowerShot G1 Xに搭載されているセンサーがどれくらいの大きさなのか、他のデジカメと比べてみましょう。

機種名 センサーサイズ
Nikon D700 36.0mm×23.9mm
Nikon D300S 23.6mm×15.8mm
SIGMA DP1 Merrill、DP2 Merrill 23.5mm×15.7mm
SONY NEX-C3、NEX-5N 23.5mm×15.6mm
Canon EOS7D 22.3mm×14.9mm
SIGMA DP1x、DP2x、SD15 20.7mm×13.8mm
Canon PowerShot G1 X 18.7mm×14mm
Panasonic GF3
olympus PEN E-P3
17.3mm×13mm
Nikon1 J1、V1 13.2mm×8.8mm
Canon PowerShot G12
RICHO GR DIGITAL IV
7.6mm×5.7mm
RICHO CX5 6.2mm×4.6mm

同じキヤノンのパワーショットシリーズのPowerShot G12には、「7.6mm×5.7mm」の1/1.7型CCDが採用されていました。今回のPowerShot G1 Xは、「18.7mm×14mm」の1.5型CMOSセンサーです。表面積が従来の約6.3倍、1画素あたりの受光面積は約4.5倍に拡大しました。ミラーレス一眼で売上げ好調な、マイクロフォーサーズよりも大きなイメージセンサーです。

(SIGMA DP1x、DP2xの「20.7mm×13.8mm」、SIGMA DP1 Merrill、DP2 Merrillの「23.5mm×15.7mm」と比較すると全然小さかったりしますが…)

さて、イメージセンサーが大きくなり、画質アップ、高感度性能アップ、ボケ量アップで、かなり期待されているPowerShot G1 X。「CP+2012」で実際に触って体験してきました。

2012年02月12日 カメラ・写真

【CP+2012レポート3】タムロンのSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD

CP+2012」でぜひ見たかったレンズが、タムロンの「SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD」。フルサイズ向け大口径標準ズームでは、世界初の手ブレ補正機構を搭載した革命的なレンズです。



今D700で標準で使っているのは、この新レンズの前モデルとなる「SP AF 28-75mm F/2.8 XR DI LD MACRO A09」のモーターなしバージョンです(D700で使う場合、モーターが内蔵されていないモデルの方が圧倒的にAFが速い)。

大口径標準ズームの開発というのは本当に大変です。例えば現在大ブームを巻き起こしているミラーレス一眼カメラ。そのミラーレス一眼を販売しているパナソニック、オリンパス、ソニー、ニコンからは、まだ一本もミラーレス対応の大口径標準ズームが発売されていません。
2012年02月11日 カメラ・写真

【CP+2012レポート2】ニコンのD800、D800E、D4



東日本大震災とタイの洪水の影響をモロに受け、新型フルサイズ機を発表できなかったニコン。ついには、後継機の発表がないままD700の出荷が終了してしまいました。

かなり早い段階から、D800のイメージセンサーは3600万画素になるだろうと予想されていました。その後、D800は2機種あり、一つはローパスフィルターをなくすという噂まで出てきていました。

そして正式な発表があったのが2月7日。「D800」と「D800E」が発表されました。

D800とD800Eはどちらが売れるのか

ニコン映像カンパニー開発本部長によると、「D800とD800Eの販売数量見込みは9:1 」とありました。カメラの中でも高価なパーツに位置するローパスフィルター。そのローパスフィルターを抜いたら、カメラの価格が安くなる上に、ローパスフィルターによる悪影響もなくなって、もっと売れるのではないか、と最初は思いました。

でも、D800Eの仕様をよく見ると違いました。ローパスフィルターをカットしたのではなく、ローパスフィルターの効果をカットしたモデルになっていました(参照:Nikon D800 / D800E Camera - Hands-On Preview)。ローパスフィルターを単純に抜いているのではなく、ローパスフィルターの効果を打ち消すために余計な手間がかかっています。つまり、ローパスフィルターありバージョンよりもさらに高価になっているということです。
2012年02月10日 カメラ・写真