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高さなら東京スカイツリーだけど、長さなら万里の長城!

2012年06月18日 海外


世界一高いタワーとしてギネスブックに登録されている東京スカイツリー。高さはスカイツリーでも、長さは?一番長い建築物はどこ?と言えば、ご存じ、万里の長城。

2012年6月5日に、万里の長城の長さは、21196.18kmと発表されました。約2.1万kmと言われても、長すぎてピンと来ません。わかりやすい対象と比べるなら、地球一周の距離です。地球一周は約4万kmです。つまり、万里の長城は地球半周くらいの長さということになります。東京と大阪を直線距離で結ぶと、約400kmです。東京と大阪を25往復したくらいのとてつもなく長い城が存在した、と言った方がイメージが付きやすいでしょうか。しかも建設されたのは2000年以上も前という。

さて、この万里の長城、現存する人工壁の延長は6259.6kmです。「宇宙から見える建造物」という話は、実はデマだったことが知られています。宇宙から見ると、細くて色が区別しにくく、肉眼では万里の長城は見えないそうです。

実際に万里の長城で一番有名な、中国北京市にある八達嶺長城に行ってみるとこんな感じです。


八達嶺長城は、万里の長城の中でももっとも早く観光地として一般公開された場所で、広場などがあって観光しやすい場所です。


広場から見て左側が「男坂」、右側が「女坂」と呼ばれたりしています。下の写真の奥に見える方が「男坂」です。道が急で、観光客もあまりいません。


「女坂」の方は道も比較的緩やかで(それでもけっこう高低差はあります)、世界中から観光客が集まっています。


砦のようなところをくぐりながらどんどん進みます。

人がたくさんいて、けっこう混雑しています。


どんどん登っていきます。スタート地点の広場はあそこに。


よくこんな城を造ったなと、ただただ感心するばかりです。


もっと進みます。


傾斜が楽な「女坂」側と行っても、急な階段はあります。


階段を上りきると、スタート地点の広場はあんな遠くに。


先を目指してまだまだ登ってくる人たちがいます。でも、万里の長城は前方の奥に見えているように、まだまだ続きます。


万里は続くよ、どこまでも。


帰りはジェットコースター風の乗り物で降りて行く人もいたみたいです。


というわけで、万里の長城のごく一部しか見なくても、その長さとスケールを感じることができます。世界遺産の観光ポイントとして、やっぱり万里の長城は外せない場所だと思います。巨大な建築物ファンの人はぜひ。


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