ZAPAnet総合情報局 > ZAPAブログ2.0 > [釧路]6日目-摩周湖、硫黄山、屈斜路湖、阿寒湖、勝手丼

[釧路]6日目-摩周湖、硫黄山、屈斜路湖、阿寒湖、勝手丼

2012年05月01日 国内
釧路に来て6日目。
今日は天気予報で初めての晴れマーク。雨のち晴れ。
朝起きたらすでに雨はやんでいたので、今日こそはきれいな空が見えるんだろうなぁと期待した。

今日からゴールデンウィーク突入ということで、JRノロッコ号が釧路湿原を走る。
当初はこのノロッコ号に乗車するか、ノロッコ号とバスツアーがセットになっている「ノロッコ号とバスでのくしろ湿原めぐり」に参加しようかと考えていた。
「ノロッコ号とバスでのくしろ湿原めぐり」は、まだ行っていない丹頂鶴自然公園、コッタロ湿原展望台、エコミュージアムあるこっとなどにも行けるので、第一候補だった。
のだが、昨日、釧路湿原をたっぷり堪能したので、これはやめることにした。
代わりに、同じ阿寒バスの釧路湿原・摩周湖・阿寒湖を巡る「ピリカ号」のツアーに参加することにした。4500円。昨日電話で予約しておいた。

青空を期待して、いざ湖巡りへ。

北斗展望地

最初に訪れたのは、昨日行った釧路市湿原展望台近くの北斗展望地。


湿原は昨日たっぷり歩いたなぁと上から眺めてみる。毎日歩いていたせいで、実は足に疲れがたまっていた。バスツアーなので、今日は楽、のはず。

鶴居村

バスに乗って釧路市を抜けて鶴居村へ。途中、タンチョウが餌を食べに来ていて、運良く生でタンチョウを見られた。


この後も、ハクチョウの群れの中にタンチョウが一羽でいるところを発見したり、幸先の良いスタート。

摩周湖

鶴居村から長い長い直線を抜けて、弟子屈へ。そして、摩周湖。摩周湖は、霧の摩周湖と呼ばれるくらい、霧の発生率が高い場所。果たして今日は…?


摩周湖キレイすぎ!


霧に覆われていなくて、カルデラの摩周湖ブルーを思う存分堪能!


奇跡的に晴れていて、透き通るキレイな阿寒湖の水がゆっくりと見られた。このバスに乗車していた人は10人ちょっと。その他に摩周湖第一展望台に訪れていた観光客は数人しかいなかったので、ゆっくりと鑑賞。みんなが売店の方へと行ってしまった後は、この景色を独り占め。


カムイシュ島の近くはまだ凍っていたり。


30分のんびりと摩周湖を眺めていると、霧が出たり消えたり、刻一刻と姿を変えていった摩周湖。北海道来て良かった、と思った。

硫黄山

摩周湖を後にして、次は硫黄山へ。まずは、牛のおっぱいミルク。ネーミングセンスがすごい。牛のおっぱいミルクの車のまつげがカワイイと教えてもらった。いろいろとセンスがよくわからない。


火山活動による100度近い熱湯が湧き出ている地点を目指す。


目指すと行っても、すぐ目の前。


おぉっ!


神奈川県の大涌谷よりは臭くないけど、硫黄のにおい。立ち入り禁止外の湧き出ているお湯に触ってみたら、熱かった(当たり前)。

屈斜路湖 砂湯

次は、屈斜路湖の砂湯へ。「白鳥飛来地」と書いてあって、へー白鳥が来ることもあるんだーと思った。


幻の未確認生物、クッシーがいた。


カルデラ 屈斜路湖 砂湯。4月28日は、実はとても特別な日。


さて、湖を鑑賞するか、砂湯に入るか…と思っていたら、ハクチョウ!


めちゃくちゃハクチョウがいる!しかも人に慣れている!目線をもらってパシャリ。


優雅に屈斜路湖を泳いでいた。白鳥の湖。湖のことも砂湯のことも忘れて、ひたすらハクチョウを眺めていた。

阿寒湖

次は阿寒湖へ。阿寒湖もきれい!


これこれ、この青空が見たくて北海道来たんだった、と思い出させてくれた。北海道のきれいな空気を味わいたくて(空気感、ではなくて、空気そのものを)、北海道に来たのに、釧路は霧の街だったという。しかも天気も悪くて。今日は阿寒まで来て、天気も良いので、空もキレイ。湖もキレイ。ベンチに座って、しばらく湖を眺めていた。


次はお昼。阿寒湖温泉街には「ザリボナーラ」というパスタがあると聞いた。阿寒湖で取れたザリガニとカルボナーラの組み合わせでザリボナーラ。最初はザリボナーラを食べようと思っていたのだけど、なんとなく近くにあったそば屋に入った。


わりこそば。1000円。山菜のそばと、カニのそばと、とろろいくらのそばと、揚げ玉のそば。まずは山菜のそば、これは普通。つぎにカニのそば。カニとそば、なんで今まで食べたことなかったんだろう、きっとこれは合うよね、と思って食べてみた。思っていたのと違って、カニが主張しすぎて、そばの味を殺しているように感じた。うん、通りでカニのそばをあまり見かけないわけだ。もし食べるなら、温かいおそばのほうがいいんじゃないかと思う。もしかしてとろろといくらのそばもイマイチなのかと思ったけど、とろろとそばは合う。いくらはおまけみたいな感じ。量も少ないし。最後に揚げ玉とそば。あぁ、これが一番落ち着く。スタンダードが一番だ。


やっぱりザリボナーラにしておけば良かったかもしれないと思いながら、ボッケ遊歩道へ。毎日の疲れがたまっているのに、また歩く。


阿寒湖を眺めながらの遊歩道。


足湯発見。


旅の疲れを足湯で癒す。


遊歩道散策。まだ雪が残っている場所とかもあった。


湖のバードウォッチング。


陸のバードウォッチング。


島。


マリモの唄の石碑。空気が澄んでいて、雄阿寒岳がよく見える。


「砂浜に入ると、かんぼつしてやけどします。」。立ち入り禁止区域内には、ボッケがぐつぐつと煮え立っていた。


「マリモの採取禁止!」


遊歩道を抜けて、阿寒湖畔エコミュージアムセンターへ。


クマは立ち上がるとデカさを感じる。タンチョウには会えて良かったけど、ヒグマには会えなくて良かった。


イトウさん。今回の旅で、イトウさんに会うのは3回目。


阿寒湖と言えばまりも。


あっ、ザリボナーラの店があった。


食事を入れて2時間はあっという間で、アイヌコタンの方へは行けなかった。アイヌコタンは以前行ったことがあったので、今回は行ったことのない方面へと行ったので仕方ない。

釧路までの帰り道、エゾシカに遭遇したり、キタキツネに遭遇したり。天気も良く、大満足のピリカ号を楽しんで釧路駅へ戻った。

幸町公園 C58

釧路駅に到着。やっぱり釧路はどんよりとしている。


まだ見に行っていなかった、釧路駅近くの幸町公園へ。


ここには国鉄C58形蒸気機関車(シゴハチ)が展示されている。

和商市場 勝手丼

そして、釧路に来たら行こうと思っていた和商市場へ。もっと早く昼食を食べに来るつもりだったのだけど、昼はいつも出かけていて、食べに来る機会がなかった。


ここの名物は勝手丼。


ご飯を買って、あとは好きなお店に行って、好きなネタを買って、丼に乗せてもらうというシステム。


「和商市場 勝手丼 高い」というGoogle検索候補が出てくるくらい、勝手丼は高いという噂。2000円くらい簡単に超えてしまうと言う怖い噂も。ネタが高くて、ご飯だけ余るのも嫌だなと思って少し小さめの150円のご飯を購入。まずは「いくら」を300円で乗せてもらって、次は魚の切り身。「キングサーモン」と「かんぱち」を選ぶ。1本50円の「あまえび」も選ぶ。釧路近郊の珍しい魚もあるよ、ということでいろいろ見てみた。「たんたか」という幻の魚(かれいらしい)を選択。他に見ていると、「活〆ほっけ」という文字が。「ほっけの刺身?」、うちの食卓にほっけが並ぶことはないので(神奈川では取れない)、へー、ほっけに刺身なんてあるんだーと思って、これも選択。他に「マダイ」なども選んで終了。ご飯も含め全て合計で…1100円!思ったより高くなかった!貝類は好きじゃないし、まぐろは神奈川でも取れるし(大トロは500円と書いてあったし)、魚の切り身中心に選べば、そんなに高くはなかった。食べてみると、あまえびはぷりぷりでおいしいし、魚の切り身もうまい。いくらはおまけで量増やしてもらったし、150円のご飯では足りなくて、普通盛りの200円がちょうどだったなぁと思いながら完食。おいしかった。好きなネタだけ勝手に選べるので、高くない釧路近郊のお魚中心に選べば、新鮮でおいしい勝手丼が食べられることがわかった。まぐろ、うに、いくら、かに、とか高いネタばかり選ぶと、多分大変なことになると思うので、そこは注意。


次はおみやげの購入。姉から「カニ買ってきて。タラバガニ!」と言われていたので、カニを物色。しようとしていたら、声をかけられた。「どこから来たの?何が欲しい」。「カニが…」と言ったら、毛ガニをすすめられた。でも今日はすでに売り切れていて、明日は漁が休みで、今毛ガニはないらしい。「予算はいくら?3000円ある?」と聞かれたので、まぁそれくらいなら…と答えているうちに毛ガニを買うことに。「何人家族?5人?じゃあ2つだね」と言われて、毛ガニを2匹買うことに。「毛ガニが捕れたらすぐに送ってあげるよ」。「とりたてをすぐに茹でるから。家で茹でられる?じゃあ、新鮮な生のまま送ってあげる」と言われて、毛ガニの現物も見ていないし、なんか騙されているんじゃないかという考えも頭を少しよぎったりした。まぁ毛ガニ2匹で3000円なら悪くはない、と思っていたのだけど、最後に注文票を見たら、3000円の毛ガニが2匹で6000円だった。「それは予算6000円って言うんじゃ…」と思ったけど、他にいろいろ注文した後だったので、特に何も言わないことにした。一応タラバガニのことも聞いてみたら、今は全然身が詰まっていなくて、6〜70%くらいの出来で、あまり取れないし、今タラバガニは良くないらしい。他に「今はトキシラズがうまいよ」、「本物のししゃもはここが違う」、「ほっけはあぶらがのっていてうまい」、「うちのいくらはうまい」、「猫足(昆布)はふわふわだよ」などと言われながら、結局全部買ってしまった。買いすぎた。まだ食べていないというか、漁が終わってもいないし、届いてもいないし、これでたいしてうまくなかったらショックだな、と思いながら和商市場を後にした。とにかくうまいことに期待するしかない。自宅に帰ってからのお楽しみ。

誕生日

今日4月28日は、実は誕生日。泊まっているシティホテルの1階でケーキを購入して、一人誕生会。北海道で一人誕生会をしていたら、姉からメールが来た。「おたおめ〜」。ナイスタイミング。


ついでだから、2000本安打の日本ハム稲葉篤紀選手のことも祝っておこうかと思って、北海道限定ガラナスカッシュを飲んだ。ガラナはアマゾン原産の植物なのに、なぜか北海道で大ブーム。ガラナスカッシュの味は、なんだかデカビタみたいな感じだった。



さて、いよいよ明日は釧路旅行の最終日。
釧路は十分すぎるほど満喫したので、そろそろ帰宅。
長いようで短い一週間だった。

釧路2012記事一覧