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モンスターケーブル「MH JMZ IE」レビュー

2011年08月19日 音楽


オーディオに詳しい人にはよく知られている、ケーブルで有名な「モンスターケーブル」社。そのモンスターケーブルは、2009年にヘッドホン・イヤホン市場へ参入しました。夏休みに埼玉から帰省してきた弟が、「聴く?」と言って貸してくれたので、試しに聴いてみました。

今回聴いたのは、「MONSTER CABLE イヤホン MH JMZ IE」です。


ファーストインプレッション

装着して聴いてみてまず感じたことは、「低音が締まってる!」。低音がしまっていて、キレがあって元気な低音です。低域の量感ゴリ押しタイプと違って、量感はそこそこに、質と締まりで勝負しているタイプのイヤフォンです。量感が強いのはどちらかというと高域で、高域は前の方で力強く鳴らしてくれます。音が細くなりすぎたり、刺さったりすることもなく、けっこう高域重視タイプのイヤフォンです。中域については、中高域くらいの部分は前で鳴って、音がはっきりしています。一方、中低域くらいのところは少し引っ込んでいて、周りの音とやや混ざってしまう感じです。少し力強さが足りないようにも感じました。

もうすこし聴いてみて

少し長めに聴いていると、印象も少し変わってきました。低域については間違いなく満足です。キレのある締まった低音は、いつ聴いても気持ちの良い音です。高域については、音場はそれほど広くないものの、元気でまずまずです。中域については、音の高さによってはクリアさや音像の位置など、もう少しがんばれるんじゃないかなーと思ったりしました。音源を忠実には再現できずに、音の高い方と低い方で別々に引っ張られてしまうのが少々残念なところです。女性ボーカルの場合、音がクッキリしていて明確なものの、少し聴き疲れる感じです。男性ボーカルの場合、音が少し引っ込んでいてクリアさも不足気味で、元気さが足りないような印象を受けてしまいました。ボーカルによって、このイヤフォンのイメージも変わると思います。

弟の評価

MH JMZ IE」を聴く前、弟に「このイヤフォンってどうなの?」と聴いてみました。返ってきた答えは、「聴いてるうちに慣れてなんだかよくわからなくなった」でした。以前、うちの弟は「PHILIPS イヤフォン SHE9700」を使っていて「けっこう良い」と言っていました。アマゾンの【アウトレット】 PHILIPS イヤフォン SHE9700-Aは常にランキング上位で、大ヒットしているイヤフォンです。PHILIPS SHE9700レビューの時にも書きましたが、個人的にはあのイヤフォンは好きではありません。一言でまとめると「下品なドンシャリ」なイヤフォンという感じがして、好きにはなれませんでした。一方、モンスターケーブルの「MH JMZ IE」は、どちらかと言えばドンシャリ傾向ですが、全然下品には感じません。低音の締まりが良くて、上品ささえ感じさせます。「SHE9700」が好きな人なら、「MH JMZ IE」も気に入るだろうなぁと感じました。音のクリアさや質といい、「MH JMZ IE」の方がはるかに上だと思います。

まとめ

イヤフォンのデザインについてはあまりこだわらないタイプですが、銀色のイヤフォンは多少目立つかもしれません。あまり大きくなく、細めのイヤフォンです。装着感はそれほど良くはないです。遮音性は高めで、周りの音はほとんど聞こえなくなります。こういうタイプは音がこもりがちになりやすいのですが、あまり問題はありませんでした。タッチノイズは大きめです。音場はそれほど広くなく、ポップ音楽を気持ちよく聴くタイプのイヤフォンです。1万円前後と高いイヤフォンですが、価格に見合う音だと思います。自分としては、「あともう一歩、中〜低域にかけての部分の音質がよくなるといいんだけどなぁ…惜しい」という印象を持ちました。価格なりとは言っても、「パーフェクトな音」とまでは言えないような気がしました。もう少しがんばれるところがあるというか。お気に入りの「PHILIPS SHE9800」から買い換えようという気を起こさせるほどの音質ではなかったです(音のタイプが全く違うという理由もありますけど)。もちろん好みの音に個人差がありますので、「MH JMZ IE」を聴ける機会があれば、一度聴いてみた方が良いと思います(弟はヨドバシカメラだかどこかで試聴して購入したと言っていました)。




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