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SIGMA DP1xとDP2xはどちらがオススメか

Foveonセンサーに興味を持ったとか、株式会社シグマに興味を持ったとか、あるいは70万円もするシグマSD1に興味を持ったとか、最近シグマのカメラを使ってみようかな、と考えている人が多くなってきているみたいです。

となってくると、「一体どのカメラを使えば良いのか」と悩むことになります。シグマの現行機種では、高すぎるシグマSD1を除いて、一眼レフのSD15、コンパクトデジタルカメラのDP1xDP2xと3択です。DPシリーズについては、「コンパクト」なのはボディだけで、センサーは一眼レフのSD15と同じ、今流行りのミラーレス一眼マイクロフォーサーズよりも大きなセンサーを搭載しています。いわゆる、「一眼画質」というものに相当します。

センサーサイズの違いについて

各メーカーから発売されているカメラのセンサーサイズを、下表のように比較してみました。

機種名 センサーサイズ
Nikon D700 36.0mm×23.9 mm
Nikon D300S 23.6mm×15.8 mm
SONY NEX-C3、NEX-5N 23.5mm×15.6mm
Canon EOS7D 22.3mm×14.9mm
SIGMA DP1x、DP2x、SD15 20.7mm×13.8mm 
Panasonic GF3、olympus PEN E-P3 17.3mm×13mm
RICHO GR DIGITAL IV 7.6mm×5.7mm
RICHO CX5 6.2mm×4.6mm

センサーの大きさが違うと何が変わってくるかというと、簡単に言うなら「写りに余裕があるかないか」です。大きなセンサーを搭載したデジカメの方が写りに余裕があり、高画質化に有利です。その一方で、余裕を使い切るために究極の画質を求めてしまうと、カメラのボディサイズやレンズサイズが大きくなり、高価になってしまうのが欠点だったりします。「センサーは大きく、ボディやレンズは小さくて、画質が良い」、これがベストなカメラと言えるのではないでしょうか。

シグマDPシリーズは、流行のマイクロフォーサーズよりも大きなセンサーを搭載していて、それでいて重量が250g程度と軽量です。価格も最新のDP1x、DP2xともに4万円程度と、DP1登場時の10万円からは大きく値下がりしています。シグマのカメラ、あるいはFoveonセンサーのカメラに興味を持った人は、まずはDPシリーズから手にしてみるのが良いのではないでしょうか。

DPシリーズについて

DPシリーズは、旧型を含めてDP1、DP1s、DP1x、DP2、DP2s、DP2xと全6種類あります。中古や型落ち格安在庫品まで含めると、選択肢が広がって迷ってしまいます。今から買うならハッキリ言って、「旧型はやめてxシリーズを買いなさい」とアドバイスします。最新のxシリーズ(DP1xとDP2xのこと)は、AF速度が速くなり、色再現性も安定し、内部の処理も速くなって使いやすくなっています。xシリーズより前の機種では、「一度撮影すると、5秒間程度、背面液晶が真っ暗になって操作を受け付けなくなる」といった仕様があったりしました。使い勝手の面でも旧機種はオススメできません。これから買うなら、改良されたxシリーズを購入するべきです。

仕様や特長などについては、下記公式サイトを確認してみてください。特にスペシャルコンテンツは必見です。

DP1xとDP2xの違い

さて、DPシリーズに決めた後に悩むのが、DP1xかDP2xかということです。この二つのカメラの違いは、「レンズが違う」というのが一番の違いです(他に微妙な違いがありますが、たいした違いではありません)。

DP1xは35mm換算28mm相当の広角レンズを搭載し、DP2xは、35mm換算41mm相当の標準レンズを搭載しています。「広角」とか「標準」とか言われてもよくわからない人は、DP1xは「広い範囲が写る」、DP2xは「普通に自然な範囲が写る(DP1xよりも狭い)」と覚えておくと良いでしょう。



上の写真、向かって右側がDP1x、左側がDP2xです。電源をオンにしてレンズを出してみないと、あまり違いはわかりません。焦点距離の長いDP2xの方が若干長くなります。それら以外はほとんど同じです。

良くある質問として、「ズーム機能はないの?」「手ブレ補正はないの?」といったものがあります。両方ともありません。ズームできない代わりに、専用の単焦点レンズを搭載し、コンパクトで高画質なレンズに仕上がっています。手ブレ補正は付いていないので、諦めてください。暗いところでは三脚などに固定して使うか、そういうシーンでは別のカメラを使う、という選択がベターです。シーンによって使い分けて、Foveonセンサーの長所を引き出す使い方ができるようになると、よりDPシリーズの良さがわかってきます。

DP1xとDP2xはどちらが使いやすいか

実際、DP1xとDP2xを何ヶ月間か使い比べてみて、普通に使いやすいのは断然「DP2x」の方でした。

DP1xは広角写真が撮れるわけですが、開放F値がF4と暗く、暗くなってくるとシャッター速度が遅くなりすぎて撮影しにくくなってきます。広角レンズですから、テーブルフォトなど、近寄って撮るには不便な部分もあります。画素数はDP1x、DP2xどちらも約1400万画素であるものの、これはFoveonセンサーという3層での画素数の数値です。実際にPCに取り込むと、「2,652×1,768」の画像ファイルになります。ドット数表示で言えば、実は468万ドット程度しかありません。「ねぇ、結局デジカメって何万画素必要なの?」では、「デジカメは600万画素あれば十分」と結論付けたわけですが、その600万画素に20%程度足りません。つまり、トリミングする余裕があまりないわけで、「広く撮っておいて、後から切り抜こう」という甘えた作戦があまり使えません。「きれいな広角写真は撮れるけれど、万能度は低い」というのがDP1xの特長です。「広角写真が好き」「28mmの画角が好き」という人には、万能度が低くてもDP1xの方がオススメです。

一方DP2xの方は、開放F値がF2.8と明るく、暗いところでの撮影がDP1xよりも強く、そして背景もよくボケます。画角が狭い分、テーブルフォトなどもDP1xより撮りやすくなっています。35mm換算41mm相当の標準レンズが搭載されているため、スナップ写真やポートレート写真も自然に撮れます。背景もきれいにボケるため、ポートレート写真を撮りたい人にはDP2xがオススメです。「万能度」という点から見れば、DP1xよりもDP2xの方がはるかに上です。


と、文章で説明してもわかりづらいので、以下DP1xで撮影した写真とDP2xで撮影した写真を5枚ずつアップしてしました。付属の「Sigma Photo Pro」という現像ソフトを使って、JPEG出力しています。写真をクリックすると、等倍写真が表示されます。これらの写真も参考にしてみて下さい。
2011年09月20日 カメラ・写真

はてなホッテントリ入りされた記事からリンクされると、どれくらいPV数が増えるか



ゲームの作り方やアルゴリズムについてAppStoreカテゴリ別に整理してみました - もとまか日記乙」から、うちのブログ記事にリンクが張られていました。
もとまか日記乙さんの記事は、本日9月20日の午前4時頃にアップされたようで、午後12時半現在、70ブックマークされていました。

いわゆるホッテントリ(はてなブックマークの人気エントリー)です。

はてなホッテントリ入りされた記事からリンクされると、どれくらいPV数が増えるのか、チェックしてみました。
2011年09月20日 はてな

[2TBの壁]2.5TBのHDDを増設した



先月HDDを増設しました。以前、WESTERN DIGITAL社製の2TBのHDDを追加した時、「次は3TBか4TBだな」と思ったものですが、予想以上にHDDの消費が早く、増設することにしました。

10年前、初めて60GBのHDDを買った時、「60GBも一体何に使うんだろう?」と疑問に思いました。今ではなぜか2000GBあっても足りません(ほとんどRAW画像ファイルですけどね)。

自分の予想よりも3TBのHDDの値下がりが遅く、どうしようかと迷っていたところ、8月に2.5TBのWD25EZRXというHDDが発売されました。容量は中途半端な感じがしますが、これに飛びついてみました。

今まで、Maxtor、Seagate、IBM、WESTERN DIGITALとHDDを変えてきました。一度でもHDDが壊れたらメーカーを変更しています。WESTERN DIGITALのHDDは今回で3台連続購入できましたから、信頼性はかなり高いように感じます。


さて、SATAケーブルでマザーボードにつなぎ、電源コードを挿して、PCケースに取り付け、Windows7 64bitを起動してみました。

2.5TB全ては認識できませんでした。


64bitのOSなら問題なく使えるかと思っていたら、違っていました。「コンピュータの管理」から、HDDの管理方法を変更する必要がありました。対応しているOSやマザーボードの場合、GPT(GUID partition table:GUIDパーテーションテーブル)に変更すればOKです。試しに変更してみたところ、簡単に変更できました。以下のように、再びMBRにも変換できます。



GPTに変更すると、起動ドライブとしての利用に制限が出てきます。OSやマザーボードの対応が必要になります(自分は起動ドライブがSSD、データドライブがHDDなので問題はありませんが)。2TBを超えるHDD(2TBちょうどのHDDなら大丈夫です)を購入する場合は、注意が必要です。対応していない場合(32bit OSを使っている場合等)やよくわからない場合は、2TBちょうどのHDDを買っておくのが手っ取り早いと思います。


さて、ついでなのでWESTERN DIGITALのHDD3台(WD10EADS、WD20EARS、WD25EZRX)とIntelのSSD(X25-M)でベンチマークをとってみました。
2011年09月19日 パソコン(PC)

面白い人ほど会社を辞めていくのか



「面白い人ほど会社を辞めていく」3つの理由が掲載されていました。
自己表現が得意で、会社以外の活動も本気で取り組んでいる活動的な人ほど、会社という枠から飛び出していきます。

これを読んで、「面白い人ほど会社を辞めていくのは本当なのか」と疑問に思いました。


もしかして、「面白くない人が辞めても印象に残らないだけじゃないのか」。
あるいは、「周りが全員面白い人だったんじゃないのか」。
面白い人は飽きっぽくて忍耐力が足りないだけなんじゃないのか」とか。


意識の高い人や職場には、周りにも意識の高い人たちが多くて、誰が辞めても「面白い人が辞めた」という状況になっている可能性があります。

ブラック企業に勤めている人たちだって、日々いろいろなところで会社を辞めていっています。「面白い人」も「面白くない人」もです。環境に潰されて辞めざるを得なくなった人たちもいます。
2011年09月18日 雑記

一年中、冷やし中華をやったらどうか

夏前になると、「冷やし中華始めました」という宣伝が始まります。

それを見たり、聞いたりするたび、「一年中、冷やし中華をやったらどうか」と思ったりしています。


この前、渋谷に行ったら、冷し中華のお願いをされてしまいました。


冷し中華を
もう少し
やらせてください。
2011年09月18日

PCモニターは3画面の時代?

プログラマーはPCモニターをデュアルにして、2画面の環境を好むことがよくあるます。ゲーマーはプログラマーよりも上で、3画面の環境を好むみたいです。日本hpには、「3画面の楽しさが新しい時代の扉を開く!3画面モニターSpecialパッケージ」が用意されていたりもして、けっこう好評みたいです。

2011年09月17日 パソコン(PC)

神奈川で毎時0.9マイシークロベルト検出!

東京新聞に「放射線量 毎時0.9マイシークロベルト 検出:神奈川」という記事が掲載されました。これを一目見て、「早く直せよ」と思いました。
横浜市港北区の道路脇の側溝付近で、同市が放射線量を測定したところ、毎時〇・九マイクロシーベルトの比較的高い線量を検出した。

側溝の付近にある自宅の五階建てマンションの屋上でも堆積物を集め、民間の検査会社に測定を依頼。その結果、一キログラム当たり六万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムを検出したという。

東京新聞:放射線量 毎時0.9マイシークロベルト 検出:神奈川(TOKYO Web)

お昼頃見て「早く直せよ」と思ったわけですが、17日夜になっても直されていません。
2011年09月17日 雑記

「47都道府県をめぐる、ママチャリの旅」の人を発見した

ママチャリで47都道府県を走破中の保科なおとさん(ブログは、◆元セールスマンの【色彩詩人】 〜全国各地の皆さんに笑顔を与えます! ママチャリの旅日記〜)。

ボーッと小田原城を眺めていたら(どんなシチュエーションだ)、目の前に登場したので、とりあえず撮影しておきました。
2011年09月16日 国内

ホームペ(略)のネタ帳のYamada氏と会ってきた

A8.net から「ネタ帳Yamada氏の特別セミナーを聞けるのは【A8Moba8フェスティバル】だけ!」というメールが届きました。



北海道に住んでいる「ホームページを作る人のネタ帳」のYamada氏が、今回のシークレットセミナーのため、わざわざ東京にやって来るというメール内容でした。これはチャンスだと思い、渋谷まで会いに行くことにしました。

以前、「吉祥寺のホルモンが美味い焼酎専門店での打ち合わせ」は実現できなかったので、今回が初めてYamada氏のご尊顔を拝めるチャンスです。これを逃したらもうチャンスはないかもしれないと思い、こっそりセミナーを見に行くことにしました。
2011年09月16日 雑記

東京ゲームショウ2011に行ってきた

2008年2009年2010年に続き、今年も東京ゲームショウ(ビジネスデイ)に行ってきました。まさかの4年連続です。

2011年09月15日 国内