ZAPAnet総合情報局 > ZAPAブログ2.0 > 雑記 > なぜやずやはYouTubeに動画をアップロードさせたのか

なぜやずやはYouTubeに動画をアップロードさせたのか

このエントリーをはてなブックマークに追加
2010年04月26日 カテゴリ:雑記
なぜやずやはYouTubeに動画をアップロードさせたのか。

昨今の就職活動においては、「就活生のアピール力」が強く求められていて、やずや側でもアピール力の強い学生を採用したかったという思いがあります。
もう一歩何か強いアピールがあったら次の選考にすすんでもらいたいとの声が非常に多かったので、一部の学生様に再チャレンジの場所を提案させていただきました。

You Tube を利用した再チャレンジ制度について

ただ、YouTube(やずやでは「You Tube」と表記)にアップロードさせたことから個人情報が流出するという事態に陥り、「やずやも、プロの脆弱性対策」を取らずにはいられなくなりました。

この一連の事件を見て、「なぜYouTube?」「メールじゃダメなの?」「郵送は?」という声がありました。
なぜやずやはYouTubeに動画をアップロードさせたのか、検証してみます。


準備:検証用に「長さ1分の動画」を用意して、YouTubeにアップロード

検証用に、「長さ1分の動画」を用意して、YouTubeにアップロードしてみました。

今回用意した「長さ1分の動画」(アップロードしたら1:01になってしまいましたが…)は、「.mts」という拡張子のファイルで容量が87.9MB。使っているデジカメによって動画サイズは大きく異なりますが(今回はここで紹介したLUMIX DMC-GF1での撮影)、もし10分の動画を作りやずやへ提出しようとした場合、879MBもの巨大なファイルとなります。


1.メールで送ってもらうのは?
メールで動画を送信するのはまず無理です。動画というのはファイルサイズが膨大に膨れあがるもので、ファイルフォーマット(動画サイズや圧縮率など)や動画の長さに応じてどんどん容量が肥大していきます。

例えば、検証用に用意した87.9MBのファイルをメールで送受信するのは難しい話です。仮に送信が可能だったとしても、大量の就活生(やずや再チャレンジャー)から動画を送られた場合、やずや側のメール受信サーバーがパンクする可能性があります。

「動画を圧縮すれば…」と考える人もいるかもしれませんが、動画の圧縮はなかなか大変な作業です。就活にパソコンが必須の時代とは言え、自分ではパソコンを持たず大学のパソコンを使っているだけの人もいます。就活生に動画の圧縮まで負担させるのは少し難しいことだと思います。

ということで、メールで動画を送らせるのはまず無理です。



2.やずやサーバー上にアップロードさせるのは?
これもメール同様、動画の容量がネックとなります。動画は数MB〜数百MB、人によっては1GB越えの大作を作ってくる可能性があります。複数のやずや再チャレンジャーが作った巨大動画を置くだけのサーバーを、やずや側で用意するのはコストがかかります。



3.CD-Rに焼かせて郵送は?
就活生にパソコンとプリンターとネット接続環境は必須です。大学側でも用意しているところが多いはずです。ところが、CD-Rドライブとなると、全員が用意できているかはわかりません。CD-Rのメディア自体は100円ショップでも手に入りますが、焼ける環境が整っているとは限りません(動画を撮影するデジカメは用意されているという前提だったみたいですが…)。
それから、動画のファイルフォーマットもデジカメによってバラバラで、一つの動画ファイルサイズがCD-Rの容量を超えてしまった場合は分割という作業が必要になります。さすがにDVD-Rの容量を超える動画を作る人はいないと思いますが、やずや側の配慮があったと想像します。
「YouTubeにアップロード」という方法がなければ、CD-R作戦も無難だったとは思います。



4.メモリーカードに記録して郵送は?
ほとんどの動画はSDメモリーカードなどに記録できるので、そのメモリーカードを送ってもらえば?と思うかもしれません。しかし、メモリーカードは微妙にお金がかかります。採用側としては、なるべく学生に金銭的な負担を与えたくないと思うのが普通なのではないでしょうか。



5.YouTubeは?
今回、検証用に「.mts」というフォーマットの動画をYouTubeにアップロードしてみました。上のスクリーンショットを見てもらえればわかりますが、87.9MBの容量を持つmtsファイルを直接アップロードできています。アップロードが約半分終わった時点での残り時間は約3分。うちの環境の場合、約6分で動画をアップロードできました。ネット接続は定額制であることがほとんどで、時間さえかければ、アップロードにお金はかかりません。動画の変換作業なども必要ありません。YouTubeにアカウントさえ持っていれば特別難しい操作も要求されずに動画をアップロードすることが可能です。
それで、アップロードできたのがこの動画です。



無事アップロードできれば、見るのはとても簡単です。ファイルを保管するサーバーのコストも回線費用のコストもかかりません。

もう一度上のスクリーンショットを見てみると、プライバシー欄にチェック項目があり、
動画を世界中の人と共有します(推奨)
非公開(あなたの他に、25人までが閲覧できます)。
と書いてあります。

ここでやずやの指示通り、「非公開」を選択しておけば、今回のような事件は起きませんでした。
やずやのコストも就活生のコストもあまりかからず、YouTubeにアップロードさせるというのは最適な方法だったはずです。

やずやが動画を作らせたのは「やずやへの思い」を確認するためであり、別に大学名氏名を流出させる公開プレイではありません。

本当に、公開プレイでの能力を要求するなら、「自作動画をニコニコ動画にアップロードさせて、コメント数と再生数が一番多かった就活生は採用!」くらいの意気込みで就活生に要求させるはずです。

「ちょっとした手違いで一般に動画が公開されてしまったが、うちはブラックな会社じゃない」というのがやずやの本音ではないでしょうか。お詫びのPDFを出すのも、直接社長からのコメントを出すのもとても早かったですからね。



あと話はそれますが、うちのおかんは「やずやの香醋」ユーザーです。

関連リンク