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フルサイズ一眼で超被写界深度の浅い動画

2009年02月28日 カメラ・写真
去年は、ニコンのD90に世界初「デジタル一眼レフカメラによる動画撮影機能」が搭載されました。D90は、APS-Cサイズ(ニコンではDXフォーマットと呼ぶ)のカメラです。ニコンではまだ、より撮像素子の大きい35mmフルサイズ(ニコンではFXフォーマットと呼ぶ)のカメラで動画撮影をすることはできません。フルサイズで動画撮影できるのは、CanonのEOS 5D Mark2だけです。正式には

わけあって、35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラで、超被写界深度の浅い動画をテスト撮影してみました。レンズは、「ニコンが理系に人気(?)な理由」のときと同じ「Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S」というマクロレンズです。撮影した動画をYouTubeにアップしてみましたので、もし良かったら見てみてください。音楽は、Trouble 22の「Was The Bitch Really Worth It」です。



ちょっとわかりにくいですが、超被写界深度の浅い動画になっています。「被写界深度ってなに?」って人はこちらの記事をどうぞ。
絞り値、シャッター速度、被写界深度の関係を覚えよう!

本当は、もっと被写体サイズのわかりやすい動画にしたかったのですが、ちょっと難しい撮影でした。カメラをUSBでPCにつないで、パソコンの液晶ディスプレイを見ながら撮影していたため、あまり距離が取れませんでした。パソコンに写っている動画をそのままPCに取り込んで、そのままYouTubeにアップロードして、YouTubeの編集機能で音楽や吹き出しを付けました。初めてのYouTubeアップロードでした。

これだけの写りをするのであれば、フルサイズならではの、D90よりもさらに浅いピントを活かした撮影もできそうです。映画のようなムービーを撮影することも可能かもしれませんね。Nikon開発用SDKは公開されていますので、改良すれば遠隔操作で動画撮影なども可能なのではないかと思います。


Nikon D90 Canon EOS 5D MarkII
Nikon D700 Nikon D3