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広瀬香美さんによる日本人初のツイッター単独コンサートに行ってきた

2009年11月13日 音楽
11月13日は、広瀬香美さんによる「日本人初!ツイッターを使った単独コンサート」が開催されました。このコンサートは観客募集も「つぶやき」ということで毎日新聞にも取り上げられていました。この日の気候は「冬の女王」にふさわしく、まさに「広瀬日より」の寒い1日となりました。

コンサートは驚きの内容で、歌以外は一切しゃべらず、曲と曲の間はすべてTwitterにつぶやきを書き込んでいました。早速Yahoo!ニュースにも取り上げられ(広瀬香美の「ツイッターコンサート」、歌以外は無言でファンの声援も「つぶやき」)、世界初のTwitterつぶやき縛りのコンサートなりました。


と、説明はさておき、実はこの広瀬香美さんのツイッターコンサートに参加してきました。


このライブに参加するには、live1113 (live1113) on Twitterをフォローし、抽選に当選する必要がありました。

どうせ当たらないだろうし、フォローするのは簡単だから、一応フォローしておくか

と軽い気持ちでフォローしていたら、チケット購入券に当選してしまいました。live1113がフォローしたのは110人で、この人たちがおそらく当選した人だと思われます(倍率はおそらく11倍くらい)。
チケットはペアチケットなので、最大220人集まるコンサートです。

チケット代は140円。

Twitterの140文字に引っかかっています。

場所は渋谷のJ-POP CAFEで、受付で名前を言うと、本人チェック完了という仕組みでした(事前のチケットなどはなし)。
ドリンク代が500円で合計一人640円。
チケット代が安すぎて、ドリンク代が高く感じました(別に高くはないのに)。

せっかくのペアチケットなので、Twitterでフォローしてくれている数少ないリアルで会ったことのある人を誘って一緒に行きました。

中に入ると、すでに熱気が。

ライブに持ってくる物として
・PC
・i-phoneなどのモバイル

今夜9時まで受付中:11/13(金)Twitterコンサート開催します! blog | Hirose Kohmi Official Website
と指定されていただけあって、iPhoneユーザー率は相当なものでした。


広瀬さんが登場し、一曲目はビバ☆ヒウィッヒヒー
歌い終わった広瀬さんが何をしたかというと…Twitterへのつぶやき。

会場の観客には一言もしゃべらずに、ノートPCにむかってつぶやき。
不思議な、そして異様な空間でした。
広瀬さんが書き込んでいる間、他の観客はiPhoneやケータイやノートPCからTwitterへつぶやき。

このライブの模様はkohmi1113 live on USTREAM: khomi1113 live stream. Musicから世界中へ同時配信されていました。
動画を視聴していた人は、会場にいた人以上に異様に感じたと思います。
歌い終わったかと思うと、みんなうつむいてiPhoneいじったりしているわけですからね。

先日「Twitterユーザーの皆さん」と動画でメッセージを送った鳩山首相は、ツイッターについてこのように述べています。
「同じ時刻に、国境も性別も異なる方々が一瞬にしてつながる世界がまさにツイッターであり、大変はかりしれない効果があると思う。インターネットには光もあれば影もあるといわれるが、インターネットのポジティブな部分を積極的に利用しようという試みの一つがツイッターであろうと思う」

鳩山首相もいよいよ開始? 「ツイッター議員」増殖中 : J-CASTニュース
今まさにツイッターを通じて、歌手と観客とツイッターユーザーと動画視聴者がつながっていました。

「目の前にいるんだから直接しゃべればいいじゃん」とかそういう突っ込みはなしで、広瀬さんはとうとう最後までしゃべりませんでした。

歌い終わるとツイッターにつぶやき。
観客はうつむいてケータイをいじってつぶやき。

最初は異様に感じたこの空間にも徐々に慣れ、広瀬さんのつぶやきに会場は盛り上がったりしました。
私、本当に、いっぱいの、 Twitterのお友達と、出会えて、最近、人生たのしいのです!毎日、みなさん、ありがとありがとね。だから、今夜は、特別いっぱい、つぶやいちゃう!
あーーたのしい、たのしい、異様な雰囲 気で、熱気ムンムンです!それでは、次の曲、うたいますわ!
なんか、惚けてるつもりとか、ないんで すが、発言がボケボケだと言われ初めて、はや4か月、それでも、お友達が、13万人もできたんです!ほんと、人生、わからないものですね。

歌った曲は、「ビバ☆ヒウィッヒヒー」、「ビバ☆秋葉原」、「ビバ☆ダイエット」のビバシリーズの後、人気曲「Dear again」をしっとりと歌い上げ(急にアカペラになったり)、最後にアンコールに応えて「ビバ☆ヒウィッヒヒー」をもう一度歌って終了しました。
異様な空間とは裏腹に、広瀬さんの歌のうまさは際だっていました。
結局最後までトークなどのしゃべりは一切無く、70分間、歌とTwitterのつぶやきだけで終了しました。

コンサートが終わると、構えていた日経の記者が観客に感想等を取材していました。
帰りの出口では、なんと生の広瀬香美さんがじきじきに握手をして見送ってくれました。
このときはさすがにTwitterへのつぶやきではなく、直接話してくれました。

異様な空間だったような気もしますが、なかなか楽しいひとときでした。


追記:広瀬香美ツイッター単独コンサートまとめ

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