α7でニコンのスピードライトを使う方法
2013年12月02日 カメラ・写真

ソニーα7
α7の外付けフラッシュ取り付け形式
α7の外付けフラッシュ取り付け形式は、NEX-6カメラ | フラッシュ取り付けシュー形式 | 説明 |
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NEX-3N、、RX100 | シューなし | 内蔵フラッシュのみで、外付けは不可 |
NEX-3、NEX-5、NEX-C3 | スマートアクセサリーターミナル | 小型NEX専用インターフェイス |
NEX-5N、NEX-5R、NEX-5T、NEX-F3 | スマートアクセサリーターミナル2 | 小型NEX専用インターフェイス(EVF対応) |
NEX-7 | オートロックアクセサリーシュー | Aマウント互換 |
NEX-6、α7、α7R、RX1、RX1R、RX10、RX100M2 | マルチインターフェースシュー | 今後はこれがメイン |
マルチインターフェースシュー対応フラッシュ
ソニーのマルチインターフェースシュー対応フラッシュは現在、HVL-F20Mこのうち、α7で使える一番小さなHVL-F20Mは、首振りができないタイプのフラッシュです。こういうタイプのフラッシュは、軽くて携帯性は良いものの使い勝手は非常に悪いです。縦位置にすると天井バウンスできなくなります。
一番大きなHVL-F60Mは、定価68,250円と高価です。
中間サイズのHVL-F43Mは、ソニー独自のクイックシフトバウンスができて、一通りの機能が備わっています。定価は42,000円。純正フラッシュの相場としてはこれくらいなのだと思いますが、少し高いです。
どのメーカーも、なぜか単四電池2本で首振りできないコンパクトなフラッシュと、単三電池4本で大きく重いフラッシュの2パターンが用意されています。首振りできるコンパクトなフラッシュとか、単四電池4本や単三電池2〜3本使用のフラッシュとか、カメラのバッテリーを装着して発光できるフラッシュとか、もう少しバリエーションが多いと嬉しいのですけどね…。
α7にニコンのスピードライトを装着!
ということで、ソニー製フラッシュを買うお金がないので、他の方法でフラッシュ発光させてみることにしました。α7では、「NEX-5、NEX-3系でニコン等の外付けフラッシュを使う方法」で書いたような裏技を使う必要はありません。マルチインターフェースシュータイプなので、そのままニコンのフラッシュを装着することができます(動作はもちろん保証外です)。試しに、手持ちのニコンのスピードライトSB-600
どーん!

α7では、ソニー独自(ミノルタ独自)のホットシュー形式ではなくなったおかげで、社外製フラッシュの装着が簡単になりました。何の苦労もなく、そのまま取り付けられました。フラッシュはニコン、レンズもニコン。ボディ以外はニコン尽くしです。

ニコンのスピードライトをマニュアルに設定し、α7のシャッターを切ってみると…
ピカッ!
シャッターに同調して、正常に発光しました。マニュアル設定なら、何の問題もなく撮影できました。
もちろん、オートでTTL自動調光等はできません。すべてマニュアルになります。急な撮影時には使いづらいですが、室内で落ち着いてバウンス発光を繰り返すような状況なら、こういう使い方でも何の問題もありません。マニュアル発光専用でも構わないので、バウンス撮影できるフラッシュを一個持っておくと、表現方法が広がって便利です。
α7はフルサイズ一眼にしては小さなボディなので、それに合わせた少し小さめで首振りできるフラッシュをソニーが発売してくれたらなぁと思います。
なお、社外製フラッシュを使用しての動作保証はありません。故障しても気にしない人向けです。試す際は自己責任でお願いします。