Lightroom5のノイズバグと簡易的な対処法
2013年08月22日 カメラ・写真
「Adobe Photoshop Lightroom 5がAmazonで安い!」のときに購入したアドビのLightroom 5.0。購入してすぐにはインストールせず、「Lightroomのカメラプロファイルを偽装して増やす方法」などは旧バージョンのLightroom4.4で動作確認していました。
すぐにLightroom5にしなかったのは、
・新バージョンはバグありの可能性が高いなどの理由からです。
・旧バージョンで何一つ困っていない
・新バージョンに期待している機能はない
・4から5へのカタログの移行に時間がかかりそうだ
・そもそもLightroom5のCDをPCに挿入するのが面倒だ
だったらLightroom5を買う必要はなかったんじゃないのかと言われると、今は良くても1年後のLightroom5の機能(レンズプロファイルやカメラプロファイルや新機能など)が欲しくなる可能性があるので、それなら安いうちに買っておいた方がお得だろうという購入理由です(今はアマゾンでキャンペーン中なので)。
購入してから10日ほど経って、やっと重い腰を上げて、Lightroom5のCDをPCに挿入しました。インストールには旧バージョンと新バージョンのシリアルキーが必要で、新たに新バージョンのシリアルを入力してインストール完了しました。予想通り、カタログの移行にも多少時間がかかりました。初期起動して画像を閲覧していたら、ディスクアクセスが暴走してLightroomが落ちました。安定度の高いLightroomには珍しい現象です。
Lightroom5のノイズバグ
それで、RAW現像してJPEGファイルにしてみたところ、重大なバグに気付きました。ノイズが消えていない!
縮小してJPEG出力したら、ノイズが消えていなくてザラザラになってしまいました。今までこんな現象に遭遇したことはありません。やっぱり、「新バージョンはバグありの可能性が高い」という予想は当たっていたようです。発売から日も経っていたので、目に付くバグはもう修正されているのかと期待していましたが、まだアップデートされていなかったようです。
ノイズが消えていない問題の画像はこれです。
自動でかかるはずのカラーノイズリダクション25がかかっていなくて、ノイズまみれになってしまっています。右上の白い壁面が特にわかりやすいです。
Lightroom5.2でノイズバグが修正予定
ノイズまみれになってしまって、これは困ったぞ、ということで、最新のLightroom 5.2 RC版のFeaturesを見てみるとこのように書かれていました。Output Sharpening and Noise Reduction were not applied to exported images that were resized to less than 1/3 of the original image size.どうやら、オリジナルサイズの1/3以下にリサイズして出力すると、ノイズリダクションとシャープネスが適用されなくなくなってしまうようです。とんでもないバグが残っていたものです。
Adobe Photoshop Lightroom 5.2 Release Candidate | photo management software beta - Adobe Labs
Lightroom5のノイズバグに対する簡易的な対処法
Lightroom 5.2の正式版がリリースされるのは9月30日のようです。それまでは、どうにかしてこのバグを回避しなくてはいけません。簡単なのは、ノイズリダクションのかかるオリジナルサイズでTIFF出力してから、もう一度リサイズしてJPEG出力することです。リサイズさえしなければノイズリダクションは正常にかかるので、劣化の少ないTIFF画像で出力してから、リサイズでJPEG出力という流れです。
試しに、上記Lightroom5のノイズバグに対する簡易的な対処法で、上と同じ画像をJPEG出力してみました。
今度はノイズリダクションがかかり、右側の白い壁面を始め、きれいな写りとなりました。
面倒ですが、Lightroom 5.2がリリースされるまでは、このような方法で回避するか、旧バージョンを持っている人は旧バージョンで出力するしかないと思います。
TIFF出力のプリセットを作り、自動でカタログに追加されるよう設定(「このカタログに追加」のチェックボックスをオン)しておけば、割と簡単です。
新バージョンがリリースされるまでは、この方法で耐えましょう。