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富士フイルムX-T1、10-24mm、18-135mmレビューまとめ

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2014年10月19日 カテゴリ:カメラ・写真
富士フイルムX-T1

みんぽすからお借りしていた富士フイルムX-T1一式(X-T1 XF18-55mmキットXF10-24mmF4 R OISXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR)のレビュー記事をまとめておきます。すでに返却済みのため、先日の「岩壁に掘られた高さ約27mの巨大な観音像を見てきた」などの写真は、またソニーα7に戻って撮影しています。以下、X-T1、10-24mm、18-135mmのレビュー記事のまとめと、それからX-T1の総括、作例などを載せておしまいにしたいと思います。
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X-T1、10-24mm、18-135mmレビュー記事まとめ

X-T1レビュー

XF10-24mmF4 R OISレビュー

XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRレビュー

X-T1雑感

富士フイルムX-T1は、去年富士フイルムX-E1を借りて以来の2度目の富士フイルムカメラ貸し出しでした。X-E1で不満だったところは、グリップがなくて握りにくい、その割にはボディが大きめ、シャッター周りのレスポンスが悪い、EVFのタイムラグが遅い、などでした。

今回X-T1を借りてみて、グリップがとても握りやすくなっていたことが、とても好印象でした。グリップがしっかりしていると、ボディの大きさ自体は全然気になりませんでした。ミラーレス機らしい薄さもあり、自分の手にとても使いやすいサイズに仕上がっていました。また、EVFの位置が光軸と揃えた位置に移動したため、これも見やすく感じました。

■ファインダーの出来
そして、X-E1比で一番良くなったと感心したのが、ファインダーの出来です。X-E1のときは、見栄えは悪くないのに、どうしてもラグを感じてしまい、全体のシャッターレスポンスが悪くなっていました。それがX-T1では解消されて、とても見やすく、撮影しやすいテンポになっていました。

それはなぜかというと、X-T1 ファインダー: X Story | FUJIFILMに載っていました。
富士フイルムX-T1タイムラグ
実は、X-T1が発売されるまでの従来機は、LCDに表示されるまでのタイムラグがなんと0.065秒もあったそうです。X-E1はシャッタータイムラグ0.05秒を自慢しているはずなのに、どうしてもラグが気になる…その原因は、EVFおよびLCDの表示遅延でした。X-E1では、EVFに映し出された像がすでに0.065秒も前の世界なので、そこからシャッターを切っても最速でも0.105秒前の瞬間しか撮影できませんでした。それがX-T1になって表示遅延が改善されて、遅延が0.005秒になりました。シャッタータイムラグの0.05秒と合わせて、0.055秒前の瞬間を撮影できるようになりました。これは実際に使ってみると、非常に優れた数値であることを実感できました。富士フイルム機の弱点であった表示遅延は、X-T1で完全に解消されました。また、新開発の2画面表示は楽しく、もっと他のメーカーも採り入れてもらいたいくらいの機能でした。

■画質について
それから、画質については、低感度ではX-E1とそれほど大きな差は見つけられず、良くも悪くもX-Trans CMOSの写りでした。高感度性能は良かったです。ダイナミックレンジはAPS-Cサイズのイメージセンサーとしてはやや広めで、富士フイルムの画像処理でうまく黒潰れ白飛びを抑えていました。条件がきつくなってくると、フルサイズイメージセンサーのダイナミックレンジには負けていましたが、そういうシーン以外では画像処理がうまくはまって、好ましい仕上がりになることが多かったです。

■ボタン類について
ファーストインプレッションで触ったときに気になったボタン操作に関しては、慣れの部分と諦めで何とかなりそうだと感じました。押しにくい上下左右のセレクター/ファンクションボタンは、意外と押す機会が多くない設計になっていたので、思ったよりも気になりませんでした。それよりも、ISO感度のロックボタンが邪魔で、もっとグルグル気軽に回したかったです。

■同梱の外付けフラッシュについて
同梱の外付けフラッシュは、「東京ゲームショウ2014に行ってきた」の記事内で使って試しています。X-T1ボディにはフラッシュが内蔵されていないものの、外付けのフラッシュが付いていたため、室内でも明るく撮れました。下の写真のように、後ろに明るい光があっても、マニュアルで絞りとシャッタースピードを決めて、あとはフラッシュでうまく撮れました。
富士フイルムX-T1

■レンズラインナップ
去年X-E1を借りた段階ではまだレンズラインナップもそれほど多くなかった富士フイルムXマウントシリーズですが、X-T1を借りた時点ではかなりラインナップが揃っていました。今回お借りした18-135mmや10-24mmなどのズームレンズも揃ってきて、先に発売された単焦点と組み合わせれば、かなり幅広く撮影できそうだと感じました。個人的には、10-24mmはとても好みでした。

X-T1および富士フイルムカメラの最大の欠点

X-T1になって、良いボディと進化したEVF、揃ったレンズラインナップ、あと何が足りないかと言えば…それはもう、AF性能一点のみ!

富士フイルムのカメラは、AFが弱すぎます。X-T1では、位相差画素を搭載して、AFも相当速くなったのではないかと期待していたのですが…

確かに、X-E1よりはかなり速くなっていて、AFの食いつきも良くなりました。でもまだまだです。こちらに向かってゆっくりと歩いてくるネコに対して顔にピントを合わせようとしても、AFが合うのが遅すぎてかなり後ろにピントが行ってしまいます。
富士フイルムX-T1

これが一眼レフのニコンD700だったら、ほんのわずかに後ろに行く程度です(AF-Sで)。また、ピントが迷ってしまうことも多く、シャッターチャンスを逃すこともしばしばでした。ミラーレス機のパナソニックやソニーと比べても、AF性能は相当劣っています。他のメーカーのミラーレス機のAFは、もっと先を行っています。もう富士フイルムの欠点はAF性能くらいなので、ここをもっともっと改善してもらいたいです。今の状況では、動き物をX-T1で撮りたいとは思えません。

他人から、「富士フイルムのミラーレス一眼ってどう?一眼レフが重いから乗り換えたいんだけど」と聞かれたこう答えます。「風景など動かない物を撮るのだったら、富士フイルムの色で写りも良いし、システム全体で一眼レフより軽くなるからオススメ。でも、スポーツなど動き物を撮るのは無理」、と。あとはAF性能さえ何とかなれば、番人にお勧めできるカメラになれそうなので、ぜひ今後の開発をがんばってもらいたいです。

X-T1作例

最後に、X-T1で撮った写真でも載せておきます。

富士フイルムX-T1


富士フイルムX-T1


富士フイルムX-T1


富士フイルムX-T1


富士フイルムX-T1



富士フイルムX-T1


富士フイルムX-T1


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