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日本で一番成功しているマッシュアップ「ニコニコ動画」

2007年01月30日 プログラミングTIPS
公開APIを利用したサンプルサイトを作っていくよを見てもわかるとおり、日本や世界で数々のAPIが公開され、マッシュアップが試されています。
「マッシュアップ」(MashUp)とは「混ぜ合わせる」というほどの意味である。もともとは音楽関係の業界でよく用いられてきた。まったく何もない状態から創造するのではないが、すでに在るものを用いて再び新しいものを創生する、というニュアンスがある。リミックス曲などがマッシュアップに相当する。

IT用語としては、複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合させて新しいサービスを形作ることである。複数のAPIを組み合わせて形成された、あたかもひとつのWebサービスであるかのような機能が、マッシュアップと呼ばれている。

マッシュアップ (MashUp)とは: - IT用語辞典バイナリより

APIが公開される度に数々のマッシュアップサイトが生み出され、
価格.com WEBサービスコンテスト
Mash up Award
などのコンテストが開催されています。

マッシュアップの目的が、「新しいビジネスを生み出すため」、「どうやって収益を上げるか」ばかりに向いてしまい、結果なかなか成功していない現状があります。

そんな中、「面白くないものを面白いものに変えられるのがサービス」と語るニコニコ動画(β)が2007年1月15日にオープンしました。
ニコニコ動画(β)
PV数も爆発的に伸び、1月24日に1日当たりのPV数が200万を突破し、1月30日にはその倍のPV400万を突破しました。
「面白くないものが面白くなる」 ひろゆき氏が語る「ニコニコ動画」の価値 (1/2)
動画にコメントを付けられる「ニコニコ動画」、200万PV突破

「動画にコメントを付ける」という見事なマッシュアップで、一躍日本で一番成功しているマッシュアップサイトとなりました。(ZAPA調べ)

面白いものを伝えたい」、「面白いものを作りたい
これこそが、マッシュアップの本来の目的なんじゃないかなと思います。


追記:ニコニコ動画(β)終了に見るWeb2.0マッシュアップ時代への警鐘
追記2:ニコニコ動画みたいなものを作ってみるテストと問題点