シグマDP2xレビュー-マクロ撮影編-
2011年05月30日 カメラ・写真

シグマDP2x
去年シグマDP1sでもチャレンジしてみたことが…

シグマDPシリーズでのマクロ撮影というのは、実はずっと昔から興味があって、シグマDP1sを買った時にもチャレンジしたことがあります(上の写真を撮ったのは去年の9月)。
DPシリーズで本格的なマクロ撮影をするには

DPシリーズで本格的なマクロ撮影をするには、「シグマ Close-up Lens AML-1
DP1シリーズではマクロ撮影が難しく
去年DPシリーズでマクロ撮影をしてみたいという気持ちとは裏腹に、SIGMAのサポートにメールを送ってもなかなか返事が来なかったりしているうちに、だんだん気持ちが醒めてしまいました。しかも、試しにDP1sにクローズアップフィルターを取り付けて撮影してみたら、すごく難しいことに気が付きました。広角レンズなので、近づくと影ができてしまうし、液晶は見づらいし、ピント合わせも難しくて…。パースが付きすぎてしまい物撮りにも使いづらく…。マクロ撮影が終わったら、毎回アダプタごと取り外さないと遠景が撮影できないというおまけ付きでした。一度だけ試して、アダプタもフィルターもお蔵入りしていました。DP2xで再度マクロ撮影に挑戦

そして今回、DP2xを購入しました。今度こそマクロ撮影に挑戦です。試しにDP1用の「HA-11
マクロ撮影時の力強い味方となる外付けスピードライト

それから、マクロ撮影時の力強い味方となる外付けスピードライト。DPシリーズ用には、シグマ公式のアクセサリとして「シグマ エレクトロニックフラッシュ EF-140 DG SA-STTL
DP2xでマクロ撮影のテスト

試しに、DP2xボディにDP1用の「シグマ フードアダプタ HA-11
クローズアップフィルターを付けていてもAFが動作

DP2xにクローズアップフィルターを取り付けると、DP2xの最短撮影距離である28cmよりももっと近づいてもピントが合うようになります。接写にそれほど強いというわけではないDP2xでも、最大撮影倍率はかなり高くなります(その代わり、無限遠にピントが合わなくなります)。しかも、クローズアップフィルターを付けていても、AFがきちんと動作します。ただ、マクロ域ではピントがシビアなため、マニュアルでピントを合わせた方が良いです。その際、拡大ライブビュー表示させると簡単にピントの山が掴めて便利です。拡大ライブビュー表示させるには、ボディ背面のOKボタンを押します。
DP2xでバウンス撮影

ニコンのスピードライトを取り付けているため、バウンス撮影も可能です。光の方向が調整しやすくなります。
マクロ撮影時におけるピント合わせのコツ

マクロ撮影はピントがシビアです。ピント合わせを正確に行うためには、拡大ライブビュー表示とMF撮影を駆使します。MFで最短撮影距離に設定しておいて、カメラボディの方を前後させれば、狙った位置にピントを合わせやすくなります。写真は「コッペリオンを読んで原発事故について勉強してみよう!」の続きで、第3巻のワンシーンです。F4まで絞り込んでいますが、かなりボケます。カメラは非常にコンパクトですが、写りは一眼レフ並みと言っても間違いありません。
昨日は天気が悪く外でのテスト撮影はできませんでした。今回は室内で無理やりマクロ撮影のテストをしてみたレビューでした。今度は外に行って花なども撮影してみたいと思います。