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まずは、ニンテンドー3DS本体デザインから。
思っていたよりも軽く、ニンテンドーDSiLLより軽いのはもちろん、ニンテンドーDSLiteよりもずっしり感は少ないくらいです。



新しく搭載されたのが、十字キーの上のスライドパッド。
ニンテンドー64やゲームキューブのコントローラーのように、横に動かすと角度が付く動きとは違って、名前の通り「スライド」します。
PSPと似ていますが、3DSの方がボタンも大きく操作しやすいパッドに仕上がっています。



他のABXYキーやLRキーなどに気になる点はありませんでしたが、一つ気になったのはPOWERボタン。
STARTボタンと間違えて、POWERボタンを押してしまいそうな位置です。
HOMEボタンは、WiiのHOMEボタンと似たような機能です。



DSと違っていたのは、3DSソフトのパッケージ。
軽量化されてエコな仕様になっていました。



3DS本体だけ外から眺めていても何もわからないので、早速3DS用のゲームをプレイ。ウイニングイレブン 3Dサッカーです。



なるほど、ニンテンドー3DSの3D表示はこんな感じなのか、というのが初期プレイの感想です。期待していた以上のものでもなければ、期待していたもの以下でもなく、大体想像通りな感じでした。やはりというか、ボタンを押して本体が傾いてしまった時に3Dがボヤけて見にくいし、常に3DS本体を正しい角度と距離で見ていないといけないので疲れます。疲れ方は、目の疲れだけでなく、焦点が合わないと頭も疲れます。3Dの度合いを本体上側の横のボリュームで調整できるのですが、自分の場合、MAXにしていると疲れました。これは個人差がありそうです。3D表示の後、2D表示に切り替えると、「あぁ、なんて見やすいんだろう…！」と思ってしまいました。

ウイニングイレブン 3Dサッカーの感想はというと、カメラワークが悪くて、カメラがグルグル回ってしまい、3D表示でグルグル回ってしまうと長時間プレイ時に酔いそうだなぁという気がしました。1、2試合なら問題はありませんでしたけどね。

また、選手位置を確認するレーダーが3DSの下画面に表示されているため、非常に確認しにくかったです。3D表示の上画面と、2D表示の下画面を行ったり来たりするのは大変でした。内容は良くも悪くも、ウイニングイレブン。10年前からそれほど大きく違った感じはしません。

3DSの3D表示については、まぁ、あってもなくても良い、くらいで、これを最大限に活かすゲームなら長所になると思います。

それよりも、何よりも良かったのは、DSに比べて3DSの処理性能が上がったことと、解像度が上がったことです。

「あぁ、やっと3Dポリゴンが滑らかに動かせる…！」という喜び。今までのニンテンドーDSでは、解像度が低くて3Dポリゴンはギザギザだし、処理性能が低くてカクカクしそうになるし、3Dポリゴンを使ったゲーム開発に、メーカー側が本当に苦労している点が見受けられました。今回、3DSになって性能が上がったことで、ウイニングイレブンレベルのゲームが滑らかに動いています。しかも、しっかりと実況付きです。まだ音を長時間聞き込んだわけではありませんが、音も良さそうです。

これくらいの性能になってくれると、ゲームメーカーは本当に助かると思います。心置きなく、携帯ゲーム機のゲーム開発に専念できます。ニンテンドー3DSの一つの売りは裸眼での3D表示ですが、それ以外の部分も順当にスペックアップしています。PSPの後継機であるNGPに比べればそれほどとがった性能はありませんが、これくらいならしっかりとゲームも作れます。

というわけで、ニンテンドー3DSは順当な完成度での仕上がりでした。

ニンテンドー3DSと、これから発売予定のNGP。今後はこの2つのゲーム機が主流となり、PS3、Wii、Xbox360などの据え置きゲーム機はもう終了で良いと思います。携帯ゲーム機の方が、どこでも遊べて小さくてエコで、液晶画面まで付いていて本体価格も安かったりして、据え置きゲーム機よりもいろいろと優れています。処理性能についても、今回の3DSで最低限のところはクリアできたことが確認できたので、これからはもう携帯ゲーム機のみになっていくのだと思います（まだWiiで発売予定のドラゴンクエスト10は残っていますけどね）。





続き：スマートフォンのせいで携帯ゲーム機が売れなくなるのか？

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