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聖剣伝説4がつまらない

2006年12月26日 ゲーム全般
アクションRPGシリーズとして人気の高い「聖剣伝説」シリーズ。
聖剣伝説2や聖剣伝説3の2DのアクションRPGを楽しんだ人は自分だけではないと思います。
2006年12月21日、待望の聖剣伝説シリーズ最新作「聖剣伝説4」が発売されました!
今作は聖剣伝説初の3D化ということで、聖剣伝説2や聖剣伝説3のようなゲームが3Dになるのかと思っていましたが…!
どちらかというと、ニンテンドーDS版の聖剣伝説DS チルドレン オブ マナを3D化したようなゲームになっていました…。(購入時の話は、NintendoDSLiteが売り切れている陰で2

聖剣伝説DSチルドレンオブマナで不満だったところ


聖剣伝説DSチルドレンオブマナで不満だったところ

・街が1つしかない
・自由に歩けるフィールドマップがない
・ダンジョンが数えるほどしかない
・ダンジョンで大量の武器・防具を手に入れてもレベルが上がらないと装備できない
・ストーリーが短すぎ(約10時間で終了)
・メニューがもっさりしすぎ
・RPG要素が少なすぎ
・物や敵が跳ね返りまくり…
といったところでした。
グラフィックや世界観には文句ありませんでしたが、あまり楽しめたとも言いきれない出来でした。
ですが、聖剣伝説4に比べたら全然マシだったということに気付きました!

聖剣伝説4で不満だったところ


聖剣伝説4で不満だったところ

・街なんか1つもない
・自由に歩けるフィールドマップがない
・ダンジョンはなく、チャプターで区切られたステージがあるだけ
・強い武器なんて存在しない(剣1種類、弓1種類、パチンコ1種類のみ)
・防具なんてない
・ストーリーが唐突すぎ
・マップ開くのに時間かかりすぎ
・ステータス画面がない
・アクションRPGではなく、アクションアドベンチャーになっていた
・MONOや敵を跳ね返さないと能力値がほとんど上がらない
・精霊がパチンコの弾に…
・誰かに話しかけるコマンドなんて存在しない
・武器・防具・道具屋・宿屋全てない
・回復アイテムを持ち歩けない(自分の好きなタイミングで使えない)
・いつ能力が上がるのかわかりにくい
・次の章に進むと、一番弱い状態に戻る
・敵の種類が少なすぎ(色違いで名前が違うだけ)
・カメラワークが悪すぎる
・マップ構成がおかしすぎる
・やりすぎると3D酔いする

ファミ通の評価でスクウェア・エニックス作品であるにも関わらず低評価だったので心配はしていましたが…、予想を上回るつまらなさでした。
MONOと呼ばれる物を敵に押したりぶつけたりしてパニック状態にさせてからでないとこちらの能力が上がらず、もっと爽快に敵を倒していく三国無双のような快感は皆無でした。
次の章に進むと主人公がまた一番弱い状態に戻ってしまい、またMONOを使って能力上げに励むことになります。
序章、第一章、第二章までは、「爽快感に欠けて、あまり面白くないなぁ」くらいの評価でしたが、第三章に突入して評価が激変しました。

進むべき道がわからない。カメラワーク悪すぎ。理不尽なマップ構成。そして3D酔い…

草原を進んでいくタイプのマップであれば、迷うこともなく普通に進めていたのですが、第三章では段差、高低差のあるマップが繰り返し出てきます。
特にトロッコがあるマップ。
ここで先に進むためのキーを手に入れるのがわかりにくく、また手に入れた後どこに行ったらよいのかで迷いました。
キャラクターのそばに進むべき方向の矢印、マップには門の位置が書かれていますが、それでもわかりません。
なぜなら矢印は高低差、壁などを一切無視した方向を指し、マップも同様にわかりづらい作りになっています。
行ったり来たり、崖を登ったり降りたりしながら、ようやく先に進むことができた先でまた迷いました…。
光るキノコが生えている柱の周りを上へ上へと登っていきます。
が、聖剣伝説4のカメラワークの悪さで上に進んでいくのはかなりプレイしづらく、ストレスがたまります。
苦労して一番上まで着いたと思ったら…崖から足を滑らせて一番下まで…。
もう一度またグルグルと上へ登り、一番上まで行き、また落ちました…。
もう一度行ったところで、これはおかしいと重い、一番上から少し下に戻ったところで周りを見渡してみると、足場の悪いところをジャンプして進んでいくもう一つの道がありました。
こちらが正解の道で、すごくわかりにくくストレスのたまるマップ構成でした。(自分だけではなく多くの人が迷っています)
そしてグルグルと回っていたら、頭もグルグルと回り出し、とても気持ち悪くなりました…。頭も痛くなりました…。ストレスがたまりました…。

期待して予約までして買ったゲームがこれだとかなりガッカリします。
参考までにamazonのレビューページをどうぞ。
みんな同じような感想のようです。(というか、第三章にたどり着く前に、プレイ1,2時間で終了・放棄した人が大量にいます)
(しかもamazonでさえ、発売から一週間もたたずに、7140円から4998円に…→追記:12月28日には4284円に…)

アクションRPGではなく、アクションアドベンチャーとした作品をなぜ「聖剣伝説4」と聖剣伝説シリーズのナンバリングタイトルにしたのか…。
聖剣伝説チルドレンオブマナ2とかだったらまだ納得がいくものの、ナンバリングタイトルにしたところに不満が募ります。

一応、聖剣伝説4の良かったところも挙げておきます。
聖剣伝説4の良かったところ

・グラフィックがキレイ
・世界観、雰囲気が良い
・ムービーがキレイ
・フルボイス
・音楽が良い
これだけ挙げるとすごく良いゲームのように思えますが、実際にプレイしてみるととてもストレスのたまるゲームだということがわかります。

:: 『ゲームつくってます。』 TSUTAYA online X 電撃PlayStation | 『聖剣伝説 4』第4回:クリエイターズコメント ::の中で、プロデューサーの石井浩一さんのコメントが発売日に載せられています。
十人に十通りの考え方があるように、今回の聖剣伝説4は、賛否両論がはっきりと分かれる作品だと思っています。
しかし、開発スタッフとともに作り上げた聖剣伝説4は、今までのゲームにないおもしろさが必ずあるはずだと信じています。
聖剣伝説4を通して、1人でも多くのユーザーさんが「自分なりにどう遊ぶかという思考」のおもしろさを楽しんでいただきたいと思っています
このコメントが発売から1ヶ月くらい経って、ユーザーの声を聞いた後だったらわかりますが、発売日に載せたということは、プロデューサーは確信犯です。
新しく作ったゲームの発売日に「賛否両論がはっきりと分かれる作品」だなんて、普通は発言しません。
「賛否両論が分かれるかもしれない」くらいだったらわかりますが、「賛否両論がはっきりと分かれる作品」と言いきれるということは、開発中・テスト中に明らかに内部でも不満があったと言えます。
プロデューサーは楽しみ方をユーザーに押しつけて責任回避しているようですが、ほとんどのユーザーはプレイ自体を放棄してしまったので、「賛否両論」ではなくほぼ全員「否」だったと言えそうです。


最近買ったスクウェア・エニックスの旧スクウェア作品のシリーズはハズレばっかりです。
FF12も聖剣伝説DSチルドレンオブマナも聖剣伝説4も…。
旧エニックス作品のシリーズのドラクエ8ヴァルキリープロファイル2は満足いくできだっただけに、差を感じてしまいます。


聖剣伝説シリーズには、この後「聖剣伝説ヒーローズオブマナ」という新作がニンテンドーDSで発売されます。
聖剣伝説ファンをだいぶ裏切ってきたので、売り上げは期待できませんが…

一応最後に、また「聖剣伝説ヒーローズオブマナ」を買ってしまおうと思っています。




関連リンク:聖剣伝説4・聖剣伝説DS攻略Wiki





追記:ドラゴンクエストモンスターズジョーカーの初期プレイ感想にも書いたように聖剣伝説4を売ってきました。
たった1週間で3200円になっていました(アマゾンの新品が4284円なので仕方ないですね…)。
思わず一言叫びそうになってしまいました。

「MONO売るっていうレベルじゃねーぞ!」