マグナカルタはFFのパクリか?
2004年11月26日 ゲーム全般
発売前こんな風に言われていました。
マグナカルタはFFのパクリだ!
と。
では、実際にマグナカルタをクリアしてみて(マグナカルタクリアしました!参照)、
本当にマグナカルタとFF(ファイナルファンタジー)は似ていたのでしょうか?
マグナカルタはFFのパクリだ!
と。
では、実際にマグナカルタをクリアしてみて(マグナカルタクリアしました!参照)、
本当にマグナカルタとFF(ファイナルファンタジー)は似ていたのでしょうか?
感想:全然似てない!!
何が似てないって、RPGの肝とも言える戦闘部分が全然似てません。
最初、リアルタイムバトルだと聞いていたので、
スターオーシャン3(詳しくは、スターオーシャン3攻略情報で)
のようなシステムを期待していましたが、全然違いました。
仲間が自動で動きません!ヽ(`Д´)ノ
始めてすぐ、何ぼーっと突っ立ってんだ!ヽ(`Д´)ノ
と突っ込んでしまった人も多いような気がします。
仲間は自動で動かない上に、行動するまでに貯める必要がある統率力が全キャラクターで共有されています。
攻撃できるようになるのは、味方チーム全体に対して一人なので、味方の中から一人しか攻撃できません。
つまりは、同じキャラクターでずっと攻撃しっぱなしもOKということです。
SO3に慣れている人は、多分この辺が納得いかないと思います。
続いて、戦闘時に入力が必要なトリニティアクションシステム。
コマンド入力が必要なRPGということで、レジェンド オブ ドラグーンと似ている感じです。
違うのは途中でミスると、ダメージが1も与えられないという点です。
これは、流派によって、リングの回転スピード、入力ボタンが違い、羅刹モード、夜叉モードなどモード切替えによって、楽しさがアップします。
続いて、コマンド入力後の間。
いちいちパワーをためる感じがとてもテンポを悪くしています。
「真・風月流」のように、間の時にセリフを言えばまだしも、ほとんどしゃべらない流派ばっかりです。
敵に近づいていって攻撃して、アップになってバシバシ攻撃する感じは、アークザラッド精霊の黄昏のようです。
どんな攻撃にもモーションが入るので、かなりテンポを悪くしています。
カンや流派でダメージが大きく変わってくることや、コマンド入力が必要なことなどもシステムとしては面白いものの、テンポの悪さが全てをダメにしてしまっています。
普通のRPGなら1?2時間プレイすれば、ある程度展開が進むものですが、戦闘のテンポの悪さで、なかなか進展しないところがあります。
特にゲーム中盤、延々とマップを歩かされる場所などはかなりうんざりしてきます。
図書館の本を調べているだけで、一時間以上かかってしまうとか時間的にイマイチです。
このだるい戦闘を回避するために、ディテクトモードとダッシュモードを切り替えて、敵との遭遇を減らせるようにはなっています。
…が!
道が狭くて避けにくいところばっかりですヽ(`Д´)ノ
最初にFFとマグナカルタは似ていないと言いましたが、はっきり言ってFFの戦闘をパクっただけのありきたりなゲームの方が、むしろ良かったかもしれません…。
世界観、キャラクター、ストーリーが良いだけに尚更です。
ストーリー展開が気になって、早くストーリーを進めたいから、余計戦闘がだるいという悪循環です。
テンポさえ悪くなければ、かなり良作になったと思うんですけどね。
FFの戦闘よりも楽しいスターオーシャン3と同じ戦闘システムだったらと思うと、ちょっと残念です。
キャラクターなどには全然惹かれないラジアータ ストーリーズの方が、多分プレイしていて楽しそうです。
でも、ストーリー、キャラクター、世界観どれをとっても魅力的で、全体の音楽もまずまずで、主題歌のフライ・アゲインは良い曲だったので、自分としては満足できたと思います。
ドラゴンクエストVのようなテンポの良い戦闘が好きな人や、短気な人、ゲームのストーリーに興味が無い人、キャラクターに魅力を感じない人…などには、全く勧められない作品ですけど。
最後に、
マグナカルタはFFのパクリだ!
と、言った人は、アレですね。
RPG = FF or ドラクエ
だと思っている人ですね。
2Dでわかりやすく一般的なのがドラクエ
3Dでビジュアル面にこだわったのがFF
と信じている人でしょう。
もしくは、単に韓国を批判したいだけとか。
ドラクエの最新作ドラクエ8も3Dで、ビジュアル面にもこだわっている作品なので、もうこんな方程式は通用しないと思います。
マグナカルタはマグナカルタです。