ZAPAnet総合情報局 > ZAPAブログ2.0 > 【永久保存版】牛乳苦手な人が美味しいマンゴーラッシーを作るコツ

【永久保存版】牛乳苦手な人が美味しいマンゴーラッシーを作るコツ

2020年07月03日
みなさん、ラッシーは好きですか?

私はインドカレーが大好きなので、インドカレー屋さんに入ったときは必ずマンゴーラッシーを注文します。マンゴーラッシー、美味しいですよね。牛乳は子どものころから苦手なのですが、マンゴーラッシーは美味しくいただけます。

以前、日本のインドカレー屋さんのネパール人と話をしていたとき、「スパイスはインドから輸入している。スパイスの種類は30種類以上。ヨーグルトは自分たちで作った方が美味しいので、自分たちで作っている」と教えてくれました。スパイスは日本で自作できませんが、ヨーグルトは自作できるみたいです。

ある日、受付のネパール人が女性に変わったとき、同じ店のマンゴーラッシーを注文したら味が変わりました。甘くなくなりました。甘くなくなったねと言ってみたところ、「え?そう?私、飲んだことないからわからない」と言われました。その女性は今、自分の横の方でマンゴーラッシーを調合していたように見えたのですが、味見もしたことがないまま適当に調合していたようです。

さて、調合次第で味が変わってしまう奥の深そうなマンゴーラッシー。このマンゴーラッシーをまさか自分で作れるとは思っていませんでした。実は、マンゴーラッシーは自分で作れるんです!

きっかけは、全農広報部のツイート。


え、ラッシーって自分で作れるの?!

と驚きました。ラッシーは、インドあるいはネパール秘伝のドリンクかと思っていました。新型コロナウイルスの影響により牛乳が余っているという話は聞いていたので、「協力したいな…」とは思っていたものの、牛乳が苦手なのであまり協力できずにいました(コーヒーに多めに牛乳を入れるようにはしていました)。

全農広報部のラッシーのレシピを見てすぐ思いました。ラッシーにマンゴージュースを混ぜて、マンゴーラッシーにしたら絶対うまいじゃん!と。
はい、完全にマンゴーラッシーのことをなめてました。美味しいマンゴーラッシー作りは全然簡単じゃなかったです。

以下、美味しいマンゴーラッシーを作れるようになるまでの記録です。

まずはシンプルなラッシー作り

マンゴーラッシーを作る前に、まずはシンプルなラッシーを作ることにしました。ここで失敗していたら、美味しいマンゴーラッシーは作れないはずです。全農広報部のラッシーのレシピは、ヨーグルト:牛乳が1:1の割合です。超わかりやすいレシピです。それに砂糖大さじ2杯をプラス。レシピを瞬時に覚えられるシンプルさです。「こんなにラッシーって簡単なの?」と心配になるほどシンプルでした。

一部で、「少しだけ塩を加えると美味しい」という隠し味情報を仕入れたので、ヨーグルト:牛乳を1:1で、塩少々、砂糖大さじ2杯よりは少なめで作ってみました。結果…

ヨーグルトと牛乳の割合が1:1だと、牛乳味が強く出てしまってダメでした(きちんと分量を量っていなかったので、牛乳が少し多かったかもしれません)。牛乳が苦手なので、牛乳味が全面に出てしまうとダメなんです。そもそも牛乳が飲めるなら、「牛乳飲めばいいじゃん」で終わってしまう話なんです。牛乳が苦手でも、ラッシーなら美味しく飲めるからラッシーは優れているんです。

日本の牛乳が苦手な人でもラッシーなら飲めるからラッシーは最高なのに、日本の牛乳とヨーグルトを1対1で混ぜたら、牛乳味は消せません。なにか良い方法はないかなと思って調べてみたら、カレー屋のインド人の秘伝ラッシーレシピが見つかりました!

カレー屋のインド人の秘伝ラッシーレシピは、なんと「ブルガリア飲むヨーグルト+隠し味のカルピス」だったという衝撃の事実。

ラッシーは、インドあるいはネパール秘伝のドリンクではありませんでした!!

衝撃でした。インドカレー屋さんの美味しいラッシーが明治ブルガリア飲むヨーグルトとカルピスでできていたなんて。もちろんインドカレー屋さんによってラッシーのレシピは絶対違うはずで、隠し味や調合の割合は店によってかなり変わりそうです。
そういえば…自分でラッシーを作る際、原料となるヨーグルトの種類にこだわっていませんでした。牛乳味が強くなってしまった自作ラッシーは、こちらのお気に入りの生乳100%ヨーグルトを使いました。
ヨーグルトメーカー

以前、ヨーロッパで食べたヨーグルトがものすごく美味しくて、「日本とヨーロッパでなんでこんなにヨーグルトの味が違うんだろう?」と思って、片っ端から日本のヨーグルトを食べて味比べをしたことがあります。日本で買える「美味しいヨーグルト」と「美味しくないヨーグルト」の差は、「菌の違い」「製法の違い」「生乳100%か否か」でした。ギリシャヨーグルトとかカスピ海ヨーグルトとか菌や製法が特殊なヨーグルトは美味しいですし(生乳100%でなくても)、生乳100%と書かれているヨーグルトも実はほぼ美味しいです(多少の好みの差は出ますが)。美味しくないヨーグルトは、生乳100%でなく、そして安いヨーグルトでした。安くてなんだか良くわからないヨーグルトを買うとまずくて、高いヨーグルトは大体美味しいです(味はみんな違いますが)。割と単純でした。

ブルガリアヨーグルトを使ってラッシー作り

「ヨーグルトと牛乳を1:1で混ぜると牛乳味が強い」。これがわかったので、次は牛乳味を消すことを考えてみました。上に載せたSEIYUの「みなさまのお墨付き 生きて腸まで届く乳酸菌Bb12菌 生乳100%ヨーグルト プロバイオティクス」は、酸味がなく、薄味のクセのないヨーグルトです(クセのなさを活かして、トロトロに混ぜてからメープルシロップをかけるとすごく美味しいです)。このクセのないヨーグルトを使ったら、当然牛乳には負けやすくなります。そこで考えたのが、明治ブルガリアヨーグルト!明治ブルガリアヨーグルトは酸味が強く、クセのあるヨーグルトです。「明治ブルガリアヨーグルトなら牛乳に負けないだろう」と思って、明治ブルガリアヨーグルトでラッシーを作ってみました!

今度はバッチリでした!味の薄い生乳100%ヨーグルトから酸味のある明治ブルガリアヨーグルトに変更し、ヨーグルトの割合を少し増やし、甘味を増やすために砂糖も前回より多めにしました。これでおいしいラッシーが作れました!

ついでに、明治のページを見てみたら…


ラッシーのレシピそのものズバリが載っていました。ヨーグルトと牛乳が1:1、砂糖にプラスして隠し味のレモン汁もありました。

元インドカレー屋さんのレシピ

ツイッターを調べていたら、元インドカレー屋さんのレシピも見つかりました。

隠し味にオレンジジュースやカルピスという情報です。ヨーグルトに対して、牛乳の割合も減っています。これも牛乳臭さを消すのに使えそうです。

カルピスラッシーうまい!

元インドカレー屋さんのレシピにより、カルピスを混ぜるとうまいと聞いたので、早速カルピスを混ぜてみることにしました。カルピスの原液ではなく、味わいカルピスを使ってみました。

カルピスラッシー美味しいです!ラッシーと言うよりは、乳酸菌飲料の味が強くなります。これはこれで美味しいです。牛乳の割合も少なめなので、牛乳臭さは全くないです。美味しく飲めます。

マンゴージュースが手に入れにくいことに気付く

カルピスラッシーが美味しいことはわかったので、原点に戻って、マンゴーラッシー作りを続けます(カルピスを飲み終えるまでは次の実験に進めませんでした)。

実は今までマンゴージュースを買ったことがなく、アップルジュースやグレープフルーツジュースやフルーツミックスジュースと同じように、スーパーやコンビニで簡単にマンゴージュースが買えるかと勘違いしていました。コンビニやドラッグストアにマンゴージュースは売ってなかったです。そういえば、今まで売っているところも見たことありませんでした。

ラッシーにミックスフルーツを混ぜてみる

マンゴージュースが手に入らなかったので、試しにミックスフルーツをラッシーに混ぜてみました。
ラッシーにミックスフルーツを入れてみたら、フルーツはフルーツ、ラッシーはラッシーという感じでした。混ざり合ってはいなかったです。

ラッシーにマンゴーブレンドジュースを混ぜてみる

マンゴージュースが見つからないので、マンゴーブレンドジュースを買ってみました。
マンゴーブレンドジュースなのに、リンゴの割合の方が多かったという罠…。果汁は10%のみで、薄味のスッキリ系の飲み心地で、マンゴージュースとはほど遠い味でした。ラッシーに混ぜたら、当然薄味になりました。

ラッシーにマンゴーブレンド果汁100%を混ぜてみる

果汁10%のマンゴーブレンドジュースが薄かったので、今度は果汁100%のマンゴーブレンドジュースを買ってみました。
このジュースは、マンゴー以外にレモンとアップル混ざっていて、酸味がパワーアップしています。結果として、「マンゴー独特の臭み、苦み」みたいなものが強調されてしまって、なんだか好みではなかったです(個人の感想です)。

ラッシーにマンゴー20%ジュースを混ぜてみる

10%と100%のマンゴーブレンドジュースが好みではなかったので、やはりブレンドをしていないマンゴージュースでないとダメだと気付きました。ようやく手に入れたのは、こちらのデルモンテ マンゴー20%です。
デルモンテ マンゴー20%

もはや安い紙パック製品ではなく、瓶のジュースです。フィリピン産マンゴーを使った一品。マンゴージュースを探すのは大変です。そして、ようやく作ったマンゴーラッシーは…

完成しました!美味しいマンゴーラッシー!フルーチェみたいな優しいお味になりました。

美味しいマンゴーラッシーのレシピ

ということで、牛乳が苦手な人でも飲める美味しいマンゴーラッシーのレシピを載せておきます(数値は割合です)。
・明治ブルガリアヨーグルト(0.5)
・牛乳(0.2~0.3)
・マンゴージュース(0.2~0.3)
・砂糖(大さじ1~2杯くらい)

これで、美味しいマンゴーラッシーが作れます。量は例えば、ヨーグルト150g、牛乳70ml、マンゴージュース80mlとかです。これに好みの量の砂糖を加えて混ぜれば、美味しいマンゴーラッシーのできあがりです。全部一度に入れて混ぜるよりは、まずはヨーグルトだけを混ぜてトロトロにしてから、牛乳と砂糖を加えて混ぜて、最後にマンゴージュースを入れると良いです。ヨーグルト、牛乳、マンゴージュースの割合は、適当でもうまくいきます。牛乳の割合をものすごい多くしてしまったりしない限りはまず失敗しません。マンゴージュースと砂糖がやさしい味に変えてくれます。

牛乳苦手な人が美味しいマンゴーラッシーを作るコツをまとめると、以下の通りです。
1. クセのないヨーグルトよりも、酸味のあるヨーグルト
2. 好みのマンゴージュース
3. 牛乳を入れすぎない
4. 好みの量の砂糖

ということで、みなさんも美味しいマンゴーラッシーを作ってみてください。マンゴージュースは少々手に入れにくいので、他のジュースでも試してみるのも良いと思います。フルーツジュースだけでなく、カルピスを混ぜるのも美味しいです。ラッシーにハマると、ヨーグルトの消費量が激しく、1パック500g→450g→400gと、どんどんヨーグルトの容量が減っていってしまったことが残念に思えてきます。もっとたくさんヨーグルトを食べたい(飲みたい)ですね。


次の記事ヨーグルトを自作するぞ1:ヨーグルトメーカーで牛乳パックから作れる!