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【激安】神奈川から大阪まで1500円の夜行バスに乗ってみた

2019年07月01日 国内
大阪梅田のカレー屋さんに行くことに決めた後、さて、大阪まではどうやって行こうかと検討しました。

一番速いのは、新横浜駅から新大阪駅まで新幹線のぞみで行く方法。わずか134分で新大阪まで着き、お値段は14120円です。

お金があれば新幹線一択なのですが、今回は夜行バスで行ってみることにしました。

「6月の平日は大阪まで千円台で行けるよ!」という情報をもらったので。

調べてみたところ、横浜-大阪間の夜行バスは1400円からありました。

夜行バスは疲れるので、リッチに3列シートでも選ぼうかと思いましたが、さすがに3列シートの運賃は高く、4列ゆったりシートのバスを選ぶことにしました。狭いバスよりも少し広い、少しだけリッチな夜行バスです。

お値段は…横浜-大阪(降車地点は京都、梅田、難波)、4列ゆったりシートで1500円!安い!

14120円の新幹線と比べると、座ってるだけで12000円以上儲かる計算になります。

横浜駅の夜行バス乗り場

ということで、ネットから夜行バスを予約して、横浜駅の夜行バス乗り場へ。今回は、YCATの上で集合ということでした。YCATに行くときに絶対に間違えてはいけないのは、「東口と西口を間違えない」こと。
横浜大阪バス


東口のYCATマークのある方へ進みます。間違えて西口に進むと、重い荷物を抱えて無駄な体力を消耗します。
横浜大阪バス


SOGOの文字が見えたら、その右側へ。
横浜大阪バス


横浜シティエアターミナル(YCAT)の方へ進みます。
横浜大阪バス


今回はYCATではなく、YCATの上での待ち合わせでした。バスが待っているあの辺りからは乗り込みません。
横浜大阪バス


ポケモンセンターの近くで時間まで待ちます。停留所などはありません。地面にはゴキブリが走り回っていて気持ち悪かったです。
横浜大阪バス

バスの乗り心地

集合時間になったら、バス会社の人がバスを停めている場所まで案内してくれます。ここではぐれたら、もうバスには乗れません。間違えずに付いていくことが大切です。22時43分、無事に夜行バスに乗車。
横浜大阪バス


「1500円のバス、どんな感じなんだろう…」と乗り込んだら、一番前の席でした。ゆったりシートなので、足下がすごく広い。充電コンセント付き。ブランケット付き。しかも、隣に人がいませんでした!超快適!
横浜大阪バス


通路の向こう側の席は、ドライバーが休むときに使うときくらいで、こちらもほぼ人がいない状態。スカスカでした。
横浜大阪バス


バスが出発すると、フロントカーテンが閉められ、前方の光がシャットアウト。フロントカーテンの効果は大きく、目隠しマスクも必要なく眠れます。横浜から出発してすぐ、海老名で止まりました。「そんなすぐトイレタイムなんてなくても…」と一瞬思ったのですが、そういえばこのバスは横浜からではなく新宿から出発していたのでした。新宿から乗り込んでいる人たちにとっては、ちょうど良い休憩タイムだったと思います。

眠かったので、海老名では降りず、ひたすら爆睡。2時5分に次の休憩がありました。寝ている人のことを考えて、高速道路で止まってもマイクアナウンスはありません。フロントカーテンが開いたら、休憩の合図です。降りてトイレに行きました。
横浜大阪バス


再びバスに戻り、お休み。途中、「寒い…」と何度も思いました。席が一番前で風通しが良いことに加え、隣に人がいなくてスカスカなので、空気が冷たい…。窓側が特に冷気で冷たかったです。

4時38分、土山に着きました。激安夜行バスとは言え、ドライバーはもちろん2人体制で、交代しながら運転しています。急ハンドル、急ブレーキなどもなく、安全運転で良かったです。
横浜大阪バス


バスに戻り、窓側寒いと思いながら上を見たら…「あ、風吹いてる…」、空調が効いていて、風が自分の方に向かって吹いていました。通りで寒かったわけです。窓側で寒いのに、風まで吹いてました。風を止めて、再び寝ました。1時間ほど寝たらもう目が覚めてしまい、それからはずっと起きていました。京都、梅田と止まり、最終目的地の難波へ。7時20分着。予定より10分早く着きました。早く着きすぎると乗客に怒られるので、途中休憩時間を長めに取りながら10分早く着いたのだと思われます。
横浜大阪バス


1500円の激安夜行バス、多少心配していましたが、「窓側が少し寒かった」という点以外はとても快適でした。足下が広く、隣に人はいなくて、ブランケットも貸してくれたので、とても良かったです。眠くてよく眠れたのも良かったです。

新幹線との差額12620円を考えると、「けっこういいな」と思えました。9時間弱座ってるだけで12620円儲けたようなものですから。夜行バスの安い季節、隣に人がいない状況、ゆったりシートと条件が揃っていたので、とても良かったです。

夜行バスの安い日は?

夜行バスの価格は、月と曜日によって大きく変動します。基本的に金曜を除く平日は安く、土日祝日は高いです。考えてみればわかりますが、金曜日に学校や仕事を終えてから夜行バスに乗り込んで土曜や土日を遠征先で楽しむ人、土曜日の夜に出発して日曜日を遠征先で楽しむ人が多いからですね。宿と違って日曜日まで価格が高いのは、日曜の夜に夜行バスで再び戻ってくる人が多いからです。月曜の朝に帰ってきて、学校や仕事に行く人もいます。ということで、金土日は基本的に夜行バスでもそれなりの価格がしますが、月〜木曜日は激安だったりします。夏休み、冬休み、春休み等のシーズン、何かのイベントなどと重なったりしなければ、平日の夜行バスは安いです。「平日の夜行バスが安いのはわかったけど、平日に利用できない…」と思った人、だから安いんです。