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Adobe Lightroom Classic CC に処理バージョン5が追加!

2018年10月17日 カメラ・写真
AdobeのLightroom Classic CC の 2018 年 10 月のリリースで新機能が追加されました。その一つに、「処理バージョンを改善」というものがあります。「処理バージョン 5」が追加され、ISO値の高いRAWファイルの画質が向上しし、低照度で撮影された写真の紫色のキャストが低減されたことが告知されています。
Adobe Lightroom Classic CC

では、どれくらい画質が向上したのか、実際に試してみます。

まずはLightroom Classic CC をアップデート。
Adobe Lightroom Classic CC

RAWファイルを選択し、現像モジュールへと移り、右下のキャリブレーションのところをチェックすると、処理のところに「バージョン 5 (最新)」が追加されています。
Adobe Lightroom Classic CC

ソニー α7III ISO1024000の画像でテスト

では、ソニー α7III ISO1024000の画像でテストしてみます。以下、画像クリックで、大きな画像が表示されます。

こちらがバージョン4。
ISO102400

こちらが新たに追加されたバージョン5。
ISO102400

おぉ、たしかに紫色のキャストが低減され、緑色になりました。画像をクリックして、画像の下半分辺りを見てみるとわかりやすいです。

「高感度の写真を現像すると紫っぽい…」という今までの悩みがなくなることになります。

ソニー α7III ISO12800の画像でテスト

次に、ソニー α7III ISO12800の画像でテストしてみます。

こちらがバージョン4。
ISO12800

こちらが新たに追加されたバージョン5。
ISO12800

ISO102400と比べて、ISO12800ではほとんど変化がありませんでした。

α7IIIにとってはISO12800なんて低感度みたいなものなので、現像結果もたいして変わらない結果となりました。高感度に強いカメラでは、Lightroom最新版でも結果はあまり変わらないようです。

高感度に弱いカメラほど、今回のLightroomバージョンアップの恩恵は受けやすいかもしれません。今まで撮影してきた写真の画質が上がるかもしれませんので、RAWで撮影している人は、新バージョンでいろいろ試してみてください。