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さよなら、Firefox

2017年05月01日 パソコン(PC)
先月、Firefoxの重い原因がわかった。おそらくhttp2関連のバグを書いてから、同様にFirefoxが重くなっている人を多く見かけました。Firefoxが重くなっていても声を上げる人が少なく、また開発側でそれが認識されていないという現実に少し危機感を覚えました。

そんな中、Firefoxは52から53にバージョンアップされ、自分の環境でもFirefox53にアップグレードしました。

結果…プラグインの影響なのか、表示がガクガクに…!

Firefox53では新しい機能が取り入れられ、スピードが速くなったとのことですが、過去のプラグインとの互換性が取れず、動作がおかしくなりました。今Firefoxは改編期で、仕様がいろいろ変わっています。自分のFirefoxは昔から使い続けて、古いプラグインを無理やり動かしたりしている状態で、設定ファイルなども古くなっています。それがダメだったようです。

これを改善するには、一度すべてをリセットし、新しいFirefoxに対応しているプラグインを探し出し、すべてを構築し直す必要があります。

「だったら、Vivaldiに乗り換えるか」

ということで、Firefoxの重い原因がわかった。おそらくhttp2関連のバグの中で書いていたVivaldiに本格的に乗り換えることにしました。

どうせプラグイン探し直しになるのだったら、FirefoxでもVivaldiでも同じです。

面倒になりそうだなぁと心配していたのが、ブックマークと保存していたWebサイトのパスワードなのですが、これはFirefoxから丸ごと移行できました。パスワードまで丸ごと簡単に移行できたので、後は本当にプラグイン探しだけでした。VivaldiとGoogle Chromeのプラグインは同じものを使えるので、種類も豊富でクオリティも高いものが揃っています。古くなってメンテナンスされていないFirefoxのプラグインよりも安全で新しかったりします。


プラグインを入れ、Vivaldiを常用し始めて気付いたこと。

「あれ、Firefoxでメモリ1GBを超えるようなタブの開き方で、Vivaldiでは200MBもメモリを使用しない!なんで!?」

Vivaldi メモリ使用量


タスクマネージャの下の方を見たら、バックグラウンドプロセスにたくさんVivaldiがあったというオチなのですが。
Vivaldi メモリ使用量

そしてこのとき、Vivaldiを間違って32ビット版でインストールしていることに気付きました。この後、64ビット版へのアップグレードも簡単でした。


プラグイン探しについても、Firefoxで使っていたプラグインと同じものがChrome版プラグインにそのままあったり、似たようなものがあったりしたので、プラグイン探しも簡単でした。タブやマウスジェスチャー機能は直接Vivaldiブラウザ本体に組み込まれているので、簡単で良いです。

少し困ったことは、この「ブラウザに組み込まれている部分」で物足りない部分があった場合、そこを簡単にはいじれないということです。たとえば、タブをダブルクリックでページ更新させるとか、マウスジェスチャーに特殊な機能を組み込むとか、そういう細かいところだけはまだ解決策を見つけ出せていません。それ以外は動作も軽いし、安定していて良いです。Firefoxと違って、「使い続けているとなぜか重くなる」という現象も起きないので助かります。最近のFirefoxは使っているとなぜか重くなってきて、再起動したくなっていました。Vivaldiではそういうこともなく安定しています。

あとはマウスジェスチャーでタブを閉じたときに、なぜかタブが閉じられない場合があるというバグがあったりしますが、そのうち直してくれることを期待しています。また、最新のVivaldi1.9.8にアップデートしたら、タブが変になるというバグに遭遇しましたが、これもそのうち直るでしょう。


ということで、長年使っていたFirefoxから、Vivaldiへと移行が完了しました。Firefoxは、今の改革期が終わって、もう少し安定した頃にまた試すかもしれません。

今までありがとう、Firefox。