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【F-02Gレビュー6】F-02G記事まとめと、良いところや悪いところまとめ【PR】

2014年12月22日 iPhone・iPad・Android
F-02G

先月突然デビューした富士通ARROWS NX F-02G。まさか自分が富士通のAndroidスマホを使う日が来るとは、全く考えてもいませんでした。以下、【富士通ARROWS】のモニターに参加中の一ヶ月間、F-02Gを使ったレビュー記事です。

一ヶ月も使っていると、さすがに良いところ、悪いところが見えてきます。特に、悪いところは【F-02Gレビュー4】5.2インチスマホの操作性やバッテリーの持ちは?【PR】の記事の中でいろいろ書きました。今回は最終回ということで、各回の記事には書かなかったF-02Gのことも少し書いておきます。

プリインストールされているアプリが使える!

プリインストールされているアプリというと、「全然使えないアプリ」というイメージがありました。F-02Gにプリインストールされているアプリには、Super ATOK ULTIASとDiXiM Playerというメチャクチャ使えるアプリが2本入っています。これはすばらしいです。入っていなければ買う予定だったので、追加出費がなくて済みました。

指紋認証がなかなか認識しない!

指紋認証。指を載せるだけで簡単に認識してくれるのかと思っていたら、スマホ背面のスマート指紋センサーをなぞって認識させなくてはいけません。これが難しくて、なかなか一発で指紋認証をクリアできません。指紋の登録は10本までできます。左手の親指から右手の小指まで10本登録しても良いのですが、それだと認識率が低いです。裏技として、左手の人差し指を、角度を変えたりなぞるスピードを変えたりして5本分、右手人差し指を5本分、2つの指に絞って複数パターン登録しておいた方が認識率が高くなります。それでもまだ失敗しやすいです。一度上から下に指紋認証センサーを滑らせて、結果判定を待って、それからまた指をスライド…とやっているとなかなか終わりません。これを解決するために、結果が表示される前に何度も指を往復させた方が早いと気付きました。電源を入れたら、センサーを上下にゴシゴシと擦るような感じだと、割と早いです。上手くいくときは一発なのに、上手くいかないときはなかなか認識しない指紋認証。思っていたよりもスマートではありませんでした。

その他、細かい機能の良いところや期待しているところ

ブルーライトカットモード:最低輝度にしてもディスプレイが明るすぎるので、ブルーライトカットモードに設定して黄色くして使っています。それでもまだ目に負担はありますが、青いよりは良いです。

2070万画素カメラ:これから写真もどんどん増えていくと思います。

マルチコネクション:公衆Wi-Fiにつながったときに、自動的にLTE回線を追加してくれる機能。でも、外に出たら、Wi-FiそのものをOFFにした方がバッテリーの持ちが良いです。変なWi-Fiにも引っかかりませんし。外でWi-Fiが必要なときは、マルチコネクションを使います。

5.2インチディスプレイ:文字を読んだり、動画を見たり、写真を見たり、ディスプレイがデカいのは良いことです。携帯性やバッテリーの持ちを除けば。

WQHD(1440×2560pixel)の解像度:世界最高峰の画素密度564ppi。正直、ドットが細かすぎて、ドットが見えません。今まで使っていた326ppiよりも格段に良くなったかというと、それほど変わっていないようにも感じます。人間の視力の限界を超えても、それほど意味はないようです。解像度とは別に、F-02Gのディスプレイはとてもコントラストが高いです。黒が引き締まって見え、見映えのする液晶です。

防水機能:スマホを水中に落としたことは今まで長い間スマホを使ってきた中で一回もありません。今後防水機能がいつか役に立つときが来るかもしれませんし、来ないかもしれません。

テレビ:「やったー、スマホでフルセグが見られる!」と思ったのですが、自宅ではフルセグの電波が入りませんでした。ワンセグはぎりぎり入ります。災害時に役に立つかもしれません。

卓上ホルダ:ケーブルをスマホに挿す必要がなく、ホルダに載せるだけなので充電が簡単です。ただ、充電しながらスマホを操作しようとすると、卓上ホルダが邪魔になります。角度がずれると、充電が途切れます。もっと本体とホルダがガッチリくっついてくれると良かったかなと思います。

NFC:ソニーα7IIの画像をスマホに転送するには、NFCを使うと簡単です。スマホをカメラの横に当てるだけで画像を転送できて便利です。

Bluetooth:Bluetooth対応スピーカーと簡単に接続できて再生できました。

微妙なところ、使っていない機能など

意図しないタッチ:本体が大きいので、知らず知らずに画面の端っこの方をタッチして誤動作していることがあります。これをキャンセルする機能もあります。でも、その機能をオンにすると、今度は不意に画面にタッチしていることに気付かないまま操作していて、さらなる誤操作を呼ぶことがあります。結局、この機能はオフにして使っています。ディスプレイの端っこの方までタッチの感度があるので、意図しないタッチが発生してたまに困っています。ケースを付ければ解消すると思いますが、そうすると本体がさらに大きく…。端に触れないように気を付けながら使っています。

ハイレゾ音源対応:ドコモのキャンペーンでハイレゾ音源をダウンロードしてみました。F-02Gは、ハイレゾ音源の再生に対応しています。しかし…ハイレゾ対応のヘッドフォンを持っていませんでした。調べてみたら、ハイレゾ対応のヘッドフォンの価格が高かったので、試聴はやめました。

歩数計:歩数が記録されています。

赤外線:もう今さら使わないです。

おサイフケータイ:おサイフケータイのない生活に慣れてしまいました。

手袋タッチ:あまり手袋は使わない派です。

スライドディスプレイ:画面を下半分にしても、片手では端まで指が届かないので、オフにしました。

少し不満なところ

・ゲームをしていると、CPUが熱くなって処理落ちする
・ゲームをしていると、バッテリーがみるみる減っていく
・ディスプレイの明るさを最低輝度にしても画面が明るい
・本体が大きい
・自宅でフルセグが入らない(うちの住所の問題)
・3GBもRAMがあるのに、バックグラウンドのアプリはどんどん落ちていく(起動しただけで1.5GB前後は使用中)
・処理が激しくなると音が割れる
・電源ボタンが緩いため、間違って電源オフにしてしまう
・本体背面のテクスチャは、指脂が目立つ
・ゴリラガラスは丈夫だが、アルミのフレームに傷が付く

F-02Gまとめ

初めての富士通のスマホ。いろいろな機能がてんこ盛りでした。目立つのは、5.2インチと大きく、高解像度1440×2560pixelでコントラストの高い液晶。老眼の父に見せたら、「画面がデカくてイイね」と言われました。

ただ、携帯性の面を考えると、「ちょっと大きかったな…」と思っています。前記事にも書きましたが、まだ老眼でない自分にとっては4.7〜5.0インチくらいで十分のように感じました。また、1440×2560pixelと高解像度ゆえに、処理が重くなり、処理落ちや発熱の発生源となっています。バッテリーの消費も速いです。“大容量3500mAhバッテリー&「ヒューマンセントリックエンジン」による省電力機能で3日を超える電池持ちを実現”という富士通のキャッチコピーは、完全に大げさでした。

最低輝度同士にしてゲームをプレイする場合、今まで使っていたスマホとバッテリーの減りは同じか、むしろもう少し早いくらいです。「3日を超える電池持ち」に期待したわけですが、これは期待外れでした。明るさオート同士で日中外に持ち出して、ゲームをしない状況であれば、今までよりもバッテリーの持ちは良いです。液晶とCPUのバランスが悪く、スマホでゲームをする人にとっては、Arrows得意の「バッテリー持ち」という長所が消えてしまったようにも感じます。あまり尖った機能や性能を追い求めるよりは、普段使いに満足できるスペックにまとめ上げてくれた方が嬉しかったです。

ディスプレイの解像度が高すぎてあまり性能の高さを感じられないCPUと、キャッチコピーほど持たないバッテリーと、自分にとっては少し大きい本体サイズと、コツのいる指紋認証以外は、とても良いと思います。全然普通に使えています。突然スマホが落ちたりとかもありませんし、安定しています。Wi-FiやLTE/3Gにもすんなりつながります。携帯性のことを抜きにすれば、今まで使っていた4インチのスマホのディスプレイを見て、「文字が小さいな」とか思ってしまうので、慣れとは怖いものです。

まだ使い始めて1か月。これからもっと富士通ARROWS NX F-02Gが好きになっていくと思います。今回のモニターキャンペーンは、貸し出しではなくもらったものなので、これからずっと使っていけます。これから2年くらいお世話になるのか、それよりも早いか遅いか、どうなるかはわかりませんが、F-02Gを大切に使っていきたいと思います。