ZAPAnet総合情報局 > ZAPAブログ2.0 > ソニー銀行の口座とソニーカードを作ってしまった

ソニー銀行の口座とソニーカードを作ってしまった

2014年10月20日 カメラ・写真
ソニーには、公式の通販サイト「ソニーストア」があります。公式のソニーストアから買うよりも、他のネットショップでソニー製品を買った方が安いことがほとんどで、「なぜ、わざわざソニーの公式ショップから高い金額で買うのか」という疑問がずっとありました。ソニーファンならソニー公式ショップから買うのが当たり前、といった風潮でもあるのかと思っていました。

最近、ソニー製品で欲しい物が一つありました。Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS というα7で使える広角ズームレンズです。α7にキットレンズとして付いてきたFE 28-70mm F3.5-5.6 OSSは写りに満足できず、これはマップカメラ行きになってしまいました。標準ズームレンズとしてVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSSを買う予定でしたが、これも写りがイマイチそうなのでスルーしていました。ようやく使えそうなズームレンズが発売予定で、それが16-35mmです。

奮発してこれを買おう!と思ってソニーストアをチェックしてみたら、驚くほど高い。143,880円+税…。他のネットショップなら、税込みで14万円を切っているのに、ソニー公式通販だと税込みで15万5千円を超えます。間違いなく高いです。今はまだ発売前の価格なので、発売後価格が落ち着けば、他のショップでは12万円台前半になることも予想されます。他のショップよりこれだけ高くて、一体何のために、ソニーストアは存在しているのか…。

と思って調べてみたら、いろいろ割引される裏技がありました。


まず、ソニーストア会員になっていると、季節ごとにクーポン券が配られます。今回なら、「定期2014秋冬_AV商品10%OFF」というクーポン券がありました。これを適用すると、実は「143,880円+税」のところ、「129,492円+税(14,388円引き)」でした。

さらに、「定期2014秋冬_長期保証5年ベーシック/3年ワイド無料」というクーポン券もあって、5年ワイド保証が無料で付けられます。ソニーのワイド保証は対応が良い、と聞いたことがあったので調べてみました。「破損、水ぬれ、火災など、偶然な事故の際にも無料で修理が受けることができます」と書かれていました。レンズが自然故障してしまうことは、初期不良以外にはそれほどありません。自然故障はしなくても、落下させてしまうなどの、自分の不注意で壊してしまう可能性は十分あります。高いレンズなら、壊してしまったときのダメージも大きいです。そんなときでも、ソニーのワイド保証に入っていれば、落下保証や水濡れ保証等が付いてきます。5年も。安心度はかなり高いです。

上の10%オフクーポンと、長期保証無料クーポンを組み合わせると、他のネットショップよりで買うよりもお得になる計算になりました。これがソニーストアの存在意義だったのか、と初めて理解しました。クーポンを使って、割引や長期保証を付けると、他のネットショップよりもお得になります。

さらにさらに、αフォトライフサポートというものに入会すると、交換レンズを全商品一律5%OFFで購入できるようになります。このαフォトライフサポートの入会金は17,000円+税で、クーポン券が12,000円付き。実質5,000円程度の出費で、5%オフ購入の権利を得ることができます。例えば、100,000円のレンズを買うと、割引額は…5,000円!100,000円以上のレンズをソニーストアで買うなら、無条件でαフォトライフサポートに入っておいた方がお得になる計算です。しかもサポートサービスに入っていると、イメージセンサークリーニング代が半額になります。「イメージセンサーは自分でクリーニングするべきなのか」で書いたように、ソニーのクリーニング代は標準で3,000円+税もします。それが半額になる嬉しいサービスまで付いてきます。

さらにさらにさらに、「ソニーカード決済で3%OFF」という表示を見つけました。ソニーのクレジットカードである「ソニーカード|Sony Card - ソニー銀行」を使って決済すると、支払金額が3%OFFされます。例えば、100,000円のレンズを買うと、割引額は…3,000円!ごくり。

「3,000円は大きい…仕方ない、ソニーカードでも作るか…」と思って、ソニーカードのページを見てみたら、「ソニーカード新規ご入会サマーキャンペーン」なるものが実施されていました(今はもう終了しています)。「新規入会で1,000円分のギフトカードプレゼント、ソニー銀行口座を引き落とし口座に設定すると4,000円分のギフトカードプレゼント」と書かれていました。ソニーカードは年会費が1,350円かかるので、合計5,000円分のギフトカードがもらえるのは大きいです。ソニーカードを作るなら、ソニー銀行の口座も一緒に作った方がお得ということになります。

ということで、ソニー銀行の口座とソニーカードを両方作ることにしました。

その前に、ソニー銀行の口座とソニーカードを作ることによって、一体どれだけの割引がソニーストアで適用されるのかまとめてみました(いろいろオフになって、頭が混乱するので)。
・定期2014秋冬_AV商品10%OFF
・定期2014秋冬_長期保証5年ベーシック/3年ワイド無料
・αフォトライフサポートで交換レンズを全商品一律5%OFF
・ソニーカード決済で3%OFF
「他店と比べて高すぎ」と思っていたソニーストアも、いろいろ適用すると「10%OFF+5%OFF+3%OFF+長期保証無料」になる計算です(情報追記:メッセージをいただきました。ソニーの株主優待を持っていると、定期AV商品10%OFFの代わりに、優待15%OFFで買えて、さらにお得だそうです)。具体的にいくら安くなるのか、もう計算するのも面倒になってきたので(どのタイミングで何%オフされるかもわからないし)、とりあえず、ソニー銀行の口座とソニーカードを作る作業に移りました。これがまた、いろいろ面倒でした。以下作業の流れ。
ソニー銀行のHPから口座開設申し込み

郵送でワンタイムパスワード用のトークン受け取り

本人限定受取郵便受け取りのお知らせ

郵便局に電話して、本人限定受取郵便を受け取り

ソニーカードの申し込み

審査

クレジットカード発行

簡易書留郵便でクレジットカードの受け取り

ソニーストアで、αフォトライフサポートを購入(ソニーカードで3%OFFになった)

ネットのソニーストアで使えるクーポン券(αフォトライフサポート)を、ネットのソニーストアで買ったのに、なぜかお届けは佐川急便。

送られてきたのは、IDとパスワードの書かれた紙。注文から到着まで3日かかっているし、ネットの力が活用されず、資源の無駄感がすごかった(メールだけで良いのに)。

αフォトライフサポート専用サイトから、Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSSを注文

いろいろ手続きしているうちに初回出荷分が完売していたので、いつレンズが届くかわからない←イマココ
たかだかソニーカード支払いで3%OFFのために、かなり回りくどいことをするはめになってしまいました。

○○%OFFがどのタイミングで適用されるのか、あるいは合計金額を合算してからすべて適用されるのか、注文するまではわかりませんでした。実際には、αフォトライフサポートの専用サイトに入った時点で5%OFF、注文時にAV商品10%OFF&12,000円クーポン適用、そして消費税を含めた小計金額に対して、ソニーカード決済の3%OFFが適用されました。結果、以下の注文内容となりました。
商品名 単価 小計金額
Vario-Tessar T*
FE 16-35mm F4 ZA OSS
5年ワイド保証
151,686円 151,686 円
割引率クーポン/
お買い物券 ご利用分
  -40,669 円
商品合計金額(税抜) 111,017 円
消費税 8,881 円
ソニーカード決済割引分 -3,597 円
お支払い合計金額(税込) 116,301 円

お支払金額の合計は、116,301円(税込み)でした。ただ、αフォトライフサポートの購入金額はここに含まれていないので(αフォトライフサポートは事前に購入して、郵送を待たなければいけない)、実際の支払い合計金額はαフォトライフサポート代17,809円(税、送料込。ソニーカード割引済み)をプラスして、134,110円(税込み)となりました。

初めにソニーストアで見えていた税込み15万5千円超えよりも2万円以上安い134,110円で注文できた上に、5年の長期保証が付きました。苦労して作ったソニーカードは、カードのおかげで3,597円の割引が得られました。

ということで、「ソニーストアで買うならソニーカードを持っているとお得」ということに気付いてしまったために、ソニーカードもソニー銀行の口座も作ってしまった、という話でした。無駄に長い文章となりました。