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サブフォルダまで一気に読み込める動画プレイヤー「Qonoha」がいい感じ

2014年08月10日 パソコン(PC)
Qonoha


なぜかスパイウェアが多い動画プレイヤー界隈。以前から、「どこか怪しい海外のサイトと通信している動画プレイヤーがある」という報告が上がっていたりしましたが、高速増殖炉「もんじゅ」のPCが動画プレイヤーソフト経由でウイルスに感染したことで、この問題がメジャーとなりました。

さて、動画プレイヤーに求める機能は人によって異なります。動画にはさまざまなコーデックが使われていて、ただその動画ファイルを再生できれば良いという人もいれば、もっと便利な機能まで求める人がいます。

自分が動画プレイヤーに求めているのは、こんなところです。
・フォルダ内動画ファイル全読み込み
・再生リストの自動保存
・何段階かの指定秒数で前後スキップ
・再生速度の変更
・全画面表示、表示サイズの変更
・キーボードショートカット、マウス操作のカスタム
・前回再生していた位置からのシーク再生
・動作が軽い
・安定している
・対応ファイルが多い
・変なサイトと勝手に通信しない

動画撮影したファイルが貯まってくると、どれがどのファイルなのかよくわからなくなってきます。Windowsエクスプローラから、一つ一つファイルをダブルクリックして探すのはかなり大変です。特に、パナソニックやソニーはAVCHDの「.m2ts」という重くて扱いづらいファイル形式を採用しているので、再生に対応しているプレイヤーの数自体も少なかったりします。無料のコーデックパックを入れても、再生できたり再生できなかったり、プレイヤーによってまちまちです。カメラの録画オプションを変えると、今度は「.mp4」や「.mov」で記録されたりもします。ファイルの種類が混在すると、探すのもさらに面倒になります(AVCHDの場合、.contや.tmbなどの副産物ファイルも産まれますし)。

そういうわけで、動画プレイヤーに動画ファイルを追加したときに、そのフォルダ内の動画ファイルを自動的に一気に読み込んでリスト化してくれる機能があると助かります。また、前後スキップの秒数を指定できると、動画の概要がつかみやすくなりますし、再生速度を変えられると確認も早くなります。

単体のファイルを再生するだけなら、定番の「Media Player Classic」が便利です。ただ、リスト機能はあるものの、あまりリスト再生にこだわった作りにはなっていません。ファイルを開くと上書きでリストは消されてしまいますし、フォルダ内のファイルも自動で読み込んでくれません。

自分の望むすべての機能を備えた動画再生ソフトはないのか、といろいろ探していたら、意外とあっさりと見つかりました。「Qonoha」というマルチメディアプレイヤーです。
Qonoha、読み方は「木の葉」「このは」でしょうか。Qonohaは、求めていた機能をすべて備えていてビックリしました(上に箇条書きした機能)。その上、求めている以上の機能もありました。それは、「サブフォルダ内動画ファイル自動読み込み」機能です。フォルダ内だけでなく、サブフォルダまで一気に動画を読み込んでくれます。しかも読み込みも早いです。1000ファイル以上読み込んでも余裕です。インストール不要で動作も軽く、期待以上の動画プレイヤーでした。

追加した動画のリストは自動で保存されるため、オプションの「再生ボタンで終了時のリストを復元する」にチェックを入れ、起動直後の動作「再生/一時停止」をチェックしておくと、Qonoha起動と同時に前回の再生リストを復元してくれます。デフォルトでは、「.m2ts」などの拡張子のファイルは自動読み込み対象とはなっていません。オプションの「設定>再生>再生ファイル設定」で、「.m2ts」などの自動読み込みさせたいファイルの拡張子にチェックを入れておけばOKです。自分の好きな拡張子の動画だけ読み込ませられます。コーデックが足りない人は、無料のコーデックパックをどこかからダウンロードしてきてインストールすれば良いと思います。


というわけで現在は、ファイルダブルクリックでの動画単体再生はMedia Player Classicを利用し、リストから再生するときはQonohaを使っています。