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名古屋城のシカがわずか2頭に!

2013年04月22日 動物


名古屋城名物、シカ。

かどうかは知りませんが、名古屋城の内堀には江戸時代から放し飼いされているシカがいます。

今日報道の朝日新聞によると、1970年代に56頭いたシカが現在はわずか2頭になってしまったそうです。
江戸時代からいたと伝わる名古屋城のシカが、「断絶」の危機にある。1970年代に56頭いたことがあるが、2頭に減った。母子とみられる雌で、このままではいずれ、いなくなる。名古屋市はシカを譲り受けることを検討中だ。

朝日新聞デジタル:名古屋城のシカ、今や2頭の危機 江戸時代から放し飼い - 社会

「あれっ、前見たときはもう少しいた気がする…」

ということで、2011年に名古屋城に行ったときの写真を引っ張り出して確認してみることにしました。


快晴の名古屋城。


内堀をチェックしてみると…

いた!

このときは、シカが5頭写っているように見えます。


一体いつシカが2頭にまで減ってしまったのか、調べてみることにしました。

すると…
名古屋城の鹿について、ご心配をおかけしております。
本年2月から4月にかけて、6頭いた鹿のうち4頭が亡くなりました。

名古屋市:名古屋城内堀の鹿について(市民の声24年10月)(市政情報)
という情報が見つかりました。

24年10月!

名古屋市が市民に向けて発表したのが24年10月で、実際に亡くなったのは24年2月のようです。

朝日新聞は、シカがいなくなってから1年も経ってようやく報道したようですね。


なお、シカが亡くなった原因は、上の画像にもある通り「工事」が原因だと思われます。シカを内堀に閉じ込めておきながら、改修工事によって行動範囲を狭くしたため、エサの草が足りなくなって餓死したと思われます。かわいそうな話です。