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高感度ISO6400で動画を撮ってみるテスト

2012年03月16日 カメラ・写真
ISO50相当からISO204800相当までの撮影を可能にしたNikon D4が昨日発売されました。デジタル一眼の高感度撮影性能の向上は著しく、最近ではその高感度性能が動画撮影にも活かされてきています。

ニコンのD4は、ムービー撮影時に常用感度でISO12800まで対応しています。来週発売予定のキャノンのEOS 5D Mark IIIに至っては、センサーを2230万画素の5760×3840ピクセルとすることで、フルHDの1920ピクセルの倍数に合わせてきました。これにより、動画撮影時の画質向上が期待されています。

このように、センサー自体の高感度性能向上や、メーカーによっては静止画よりも動画を重視したセンサーまで開発する時代になってきました(静止画目的で5Dの新シリーズが欲しかった人には、今回の画素数は残念だったかもしれません…次の5D Mark IV では、3900万画素の7680x5120ピクセルのセンサー搭載が予想されます)。

さて、高感度で動画を撮るとどんな感じに写るのか。少しイメージしづらいので、高感度ISO6400で動画を撮影してみました。最近のデジイチは、60万円や40万円の高価なカメラでなくても良く写ります。

下の動画は、夜行性のフクロモモンガを撮ったものです。暗い照明で照らされているだけの状態で高感度ISO6400で撮影してみました。レンズにはハイスピードのF1.4を装着し、絞りF1.4、シャッタースピード1/40秒くらいに設定しました。わかる人にはわかる、かなり厳しい状況での動画撮影です。


高感度ISO6400で動画を撮ってみるテスト - YouTube

すごく暗いところだったのですが、予想以上によく写りました。「この暗闇でこんなにキレイに写ったのか」と、後からPCで見てビックリしたくらいです。

「今まで撮影できなかったような条件で撮影できるようにする」、カメラメーカーの挑戦はまだまだ続いているようです。