シグマDP1xで撮るスキー場の写真
2011年05月27日 カメラ・写真

スキー場と言えば、雪があり、自然があり、景色がとてもきれいだったりします。スキー場に行く一番の目的は、もちろんスキーやスノーボードをすることですが、「写真をキレイに撮りたいなぁ」と思うことも少なくないと思います。

きれいな写真を撮るには、「一眼(レフ)カメラ」を使うのがもっとも手っ取り早いのですが、スキー場との相性は最悪です。「大きい、重い」が欠点で、「一眼(レフ)カメラ」を持ち運びながらスキー場でスキーを楽しむことができません。大きなバッグに一眼レフカメラ本体とレンズを入れてリフトに乗り、転ばないように注意しながら、撮影するときはバッグからカメラを取り出し、終わったらしまう…その繰り返しをしていけば写真は撮れますが、かなり面倒です。

手軽さで言えば、「ケータイ電話のカメラ」が一番手軽です。でも、雪のキレイさを表現するには、残念ながら画質的に物足りません。次に手軽なのが「普通のコンパクトデジタルカメラ」です。しかし、「普通のコンデジ」も画質的には少々物足りません。雪の白さを表現するには、「普通のコンデジ」では力不足だったりします(スキー場で撮影したことがあるひとならわかると思います…)。力だけを求めるなら「一眼(レフ)カメラ」です。でも、「一眼(レフ)カメラ」の問題点は上で述べたとおりです。

これらの欠点をカバーしてくれるカメラは何かというと、「普通じゃないコンパクトデジタルカメラ」です。普通じゃないとはどういう意味かというと、撮像素子(センサー)には一眼(レフ)カメラ並の大きなセンサーを搭載していて、レンズが一体型の小さくて軽いデジタルカメラのことです。最近だと、センサーの大きなコンパクトデジカメも少しずつ登場してきています。「ライカX1

大きなセンサーを搭載した「普通じゃないコンデジ」は「高価」なのが一般的です。搭載しているセンサーの大きさについて、デジイチ、コンデジ関係なく機種別に並べてみました。
機種名 | センサーサイズ |
---|---|
Nikon D700 |
36.0mm×23.9mm |
Nikon D300S |
23.6mm×15.8mm |
Canon EOS 7D |
22.3mm×14.9mm |
シグマ DP1x |
20.7mm×13.8mm |
Panasonic GF2 |
17.3mm×13mm |
RICOH GR DIGITAL III |
7.6mm×5.7mm |
RICOH CX5 |
6.2mm×4.6mm |
Panasonic GF2

ここに載せている写真は、すべて「シグマ DP1x

「普通のコンパクトデジタルカメラ」では撮影することができないような、雪質や空気感まで撮影できて満足でした。

寒いところにデジカメを持っていくときは、寒さ対策も必要になってきます。一般的に寒いところでは、メカ部分が動かなくなったり、バッテリーが動作しなくなったりします。

DP1x

スキー場での撮影に便利なのは、「自動開閉キャップ」です。電源をONにすると自動的にレンズキャップが開いてくれるので、いちいちレンズキャップを閉めたり開けたりする必要がありません。グローブを付けていて操作がしにくいスキー場では、必須のアイテムです。このキャップは、シグマ公式のアクセサリーではありません。。


電源をONにしてすぐ撮影開始できるので、リフト待ちの時など、暇なときでもすぐに写真が撮れます。

寒い外から、暖かい室内に入ったときに、レンズが曇ったり、機器が故障したりしないかと心配でしたが、それも大丈夫でした。

寒すぎるところでの動作は保証外だとは思いますが、シグマDPシリーズはスキー場の撮影にもってこいです。シグマDP1x
