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JAL機内での座席トラブル

2007年12月18日 海外
中国から日本に帰ってくるときのお話です。
杭州蕭山国際空港からJALの飛行機に乗り込み自分の座席に向かう途中、客室乗務員(スチュワーデスとかフライトアテンダントとかキャビンアテンダントとかキャビンクルーとかCAとかATとか呼び方がいっぱいあって困ります。以下文字数の関係でATにします)が通路を塞ぎ、奥まで進めませんでした。

どうせ前にも進めないので、一体何が起きているのか、ATと乗客とのやりとりを見ていました。
ATと20代の若い男性(この男性が席が無くて困っている様子)が何かやりとりをした後、22Gの座席に座っている40代男性に話しかける。
AT「お客様。お客様の座席はこちらであっていますでしょうか?」
40代男性「えっ、俺は21のGだけど」
AT「お客様。21のGは一つ前になります」
40代男性「あぁ、そうか。一つ間違えてたか」

40代男性が正しい座席に着こうと、前を見る。だが、前には30代女性客が。
40代男性「あれっ、前にももう人が座ってるけど?」

ATが前に行き、30代女性に話しかける。
AT「お客様。お客様の座席はこちらであっていますでしょうか?」
30代女性「私は21のGですよ。間違っていますか?」
AT「チケットを確認させていただけますか?」

30代女性が航空券を取り出し、「やっぱり21のGだわ」という顔をした後、落ち着いてATが言う。
AT「お客様。こちらは21のCになります」
30代女性「えっ、これ、Gだったんですか?!すみません、間違えました」
このやり取りを見ていた自分は、即座に21のCを見ました。
これで、21のCにも誰かが座っていたら、もう笑うしかないな、と思って。



まぁ、結局のところ21のCは空席で、誰かが座っているなんてことはありませんでした。

順番に一つずつずれるのかなぁと思っていたら、なんと自分の席を奪われてATに相談した20代男性が、21のCへ席を移動することになっていました。
飛行機に乗ったら自分の席は誰かに取られているわ、ATに相談したら次々に席が違っているわ、挙げ句の果てには窓側から通路側に移動させられるわで、なかなかひどい目に遭っていた20代男性でした。

自分はそのやり取りの一部始終を見た後、もっと後ろの座席へと進み、
「あぁ、JALだと日本語が通じて平和だなぁ」
なんてことを思いながら、機内サービスの赤ワインを飲みながら、のんびりと成田まで帰ってきました。