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*ホームページを作る人のネタ帳のデザインを変えさせてしまった人は…

2007年08月09日 ブログ全般
Web制作者に絶大な人気を誇っている「*ホームページを作る人のネタ帳」。
実は、*ホームページを作る人のネタ帳さんのデザインを変えさせてしまった人は、何を隠そうZAPAさんでした。
ZAPAさんって一体誰かというと、[Z]ZAPAブロ~グ2.0を書いている7人のうちの1人です。(アルファブロガーって何?参照)
書いている人数については冗談ですが、*ホームページを作る人のネタ帳さんのデザインを変えさせてしまったことは事実で、「今日はちょっとあのサイトぽくしてみる」記事内にそのことが書かれています。
今日はちょっとあのサイトぽくしてみる

きっかけになったのは、「左上の魔術師」理論という謎の理論でした。
「左上の魔術師」理論
誰かのサイトのデザインを変えさせてしまうつもりは全くなかったのに、なぜかはてなブックマーク - 「左上の魔術師」理論で670ユーザー以上からブックマークされるエントリになってしまいました。

何となくそれっぽいことを書いて、最後に「左上の魔術師-Wikipebia」をクリックすると、
404 左上の魔術師 Not Found

左上の魔術師などという謎の理論は存在しません。
Web業界でも全然流行っていません。
というオチを楽しんでもらえるようにしたつもりでした。
わざわざ「wikipebia」へのリンクを貼っていたので、注意深く文字を読めば「wikipedia」とは違うし、リンク先を確認すればそんな理論は存在しないことがわかるようにしていました。
そもそも、「左上の魔術師」なんて、聞いただけでも怪しい理論名ですし。

ところが、各ソーシャルブックマークサービスのコメントでは
はてなブックマーク - 「左上の魔術師」理論
「Web業界のデザイン手法として、密かに流行し始めている「左上の魔術師」理論」- Buzzurl [バザール] / ソーシャルブックマーク
livedoor クリップ - 「左上の魔術師」理論
del.icio.us/url/fedabf4cadf39645e851009f81cd045e
・この方法論は知ってたけどそんな名前がついてるのは知らなかった
・まー今となっては当たり前の理論。
・当然っちゃ当然
・サイトとしての「見栄え」よりも、ユーザーの「目の動き」に着目したWebデザイン手法として注目企業の名刺もしかり!横書きの場合は左上にロゴ配置、縦書きは右上。一般的には男性の場合、この配置がよいとされる。
・自動販売機と同じ???売れ筋は左上。
・Webは横書が多い。縦書なら右上。
・これを根拠にデザイナーにお願いしよう。
と、オチに対する突っ込みよりも、参考にしてくれた人も多く、中には「当たり前の理論」とか言う人まで現れてビックリしました。
もちろん、注意深くチェックしない人がいることも想定していたので、確信犯でもあるんですけれど。



話は戻って、*ホームページを作る人のネタ帳さんの昔のデザインは、「左上の魔術師」理論で言うところの3カラム型Webサイトデザインでした。
それが、*ホームページを作る人のネタ帳のYamadaさんが「左上の魔術師」理論を読まれたことをきっかけに、現在の2カラム型Webサイトデザインになってしまいました。

3カラム型Webサイトデザイン
(昔)
 →→→  2カラム型Webサイトデザイン
(現在)

ヘッダー
ページコンテンツ 右サイドバー1 右サイドバー2
フッター
 

ヘッダー
ページコンテンツ 右サイドバー
フッター
 

昔のデザインも、個人的には青い色遣いがとても好きだったんですけれど、「右サイドバー2つの3カラムはどうなんだろう?」と懐疑的に思ったりもしていました。
自分のせいでデザインを変えるきっかけを作らせてしまって悪かったなぁと思いつつも、デザイン変更後の現在でも*ホームページを作る人のネタ帳さんはとても人気があるのでホッとしています。
誰のためのWebデザイン変更ですか?にも書いたように、Webデザイン変更にはリスクもあるので、自分のせいで悪い方向に進まなくて安心しました。


その*ホームページを作る人のネタ帳さんは、最近こんなやり取りをされていました。
“ネタフル”の管理人は「呼吸するようにブログを書く」
 ↓
一日の記事量が10件いかないとネタフルさんのようにはならないんだよ
 ↓
[N] ジャンルを絞って書かないとホームページを作る人のネタ帳さんのようにはならないんだよ
 ↓
はてな人気エントリーよりネタフルカウンターパンチがすごいことに気がつく
けなしているのか、褒め合っているのかわからない面白いやり取りでした。


それはさておき、個人的に嫌いなWebサイトデザインがあります。
特に嫌いなのは、
・重い
・見づらい
サイトです。

重いという点から言えば、
・無駄にブログパーツを貼りまくっている
・ブログパーツが重い
・広告スペースが広すぎる
・広告自体が重い
・JavaScriptの動作が遅い
・リンクを載せるといちいちスナップショットが表示されて重くてウザい
・サーバーの動作が遅い
辺りが該当します。

見づらいという点から言えば、
・横幅が広すぎてサイドスクロールバーが表示されてしまう
・3カラム型Webサイトデザインで無駄に右サイドバーが2つもある
・周りに余計なものが多くて本文のスペースが狭くなって読みにくい
辺りが該当します。

これが組み合わさると一番最悪で、
・3カラムデザインで右サイドバーが2つもあり、重いブログパーツや広告が大量にあって横幅が広い
デザインだったりすると、そのサイトの中身に関係なく、すごく嫌悪感を抱いてしまいます。


ちょうど*ホームページを作る人のネタ帳さんがやり取りをしていた[N]ネタフルというサイトが、この条件をほとんど満たしているような気がしないでもありませんが、大人気サイトであることを考えると、自分の考えは少数派みたいです。
最近Google八分にあったという噂の404 Blog Not Foundも、得意のjavaスクリプトの動作が遅くて嫌な感じを受けてしまいますが、こちらも大人気であることを考えると、デザインや動作スピードよりもやっぱり中身が大切なんだなぁと思う今日この頃です。


今日の教訓

デザインよりも中身!



中身が良くて、その上デザインも良かったらどうなんだろうと思いつつ…


関連リンク

「左上の魔術師」理論
誰のためのWebデザイン変更ですか?
「Webデザインで特に注意すべき10のヒント」の間違い
寿司作りに学ぶWebアプリケーション開発

追記(2008年1月27日)

web広告は左メニューの方が7%ほど効果が高かった*ホームページを作る人のネタ帳で再び、*ホームページを作る人のネタ帳のデザインが変わりました。
2008年に入り、Yahoo! JAPANの横幅が950pxになったことにより、1000px弱のデザインでも問題なくなったと考えています。
よって、ページコンテンツが狭くなったりしないデザインも可能になり、これからは3カラム化もありだと思っています。
ユーザーが横幅1000px弱を受け入れられる環境が整ったことで、自分としても3カラム化もありだと思うようになりました。
1000px弱時代のWebデザイン