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PS3とXBOX360とWiiの今-2006年9月

2006年09月08日 次世代ゲーム機
PS3の発売日まで後2ヶ月、Wiiの発売日決定発表まで間もなくになったということで、今一度PS3Xbox 360Wiiを比べてみようと思います。

  

XBOX360

まずは、次世代家庭用ゲーム機の中で、先手を打ったXbox 360から。
日本での初期出荷は15万台ほどでしたが、品切れにもならず5〜6万台程度の販売数で、初代XBOXよりも悪いスタートになってしまいました。

そんな中、PS3の発売を控えてXBOX360の値下げが発表されました。
MS、機能を抑えて低価格化を図ったXbox 360新ラインナップ
今までの39,795円→29,800円になり手に入りやすくなったようにも思えますが…
詳しく内容を見てみると
同梱品 コアシステム

29,800円
標準パッケージ

39,795円
単品価格
Xbox 360本体  
20GB HDD × 9,975円
ワイヤレスコントローラー ×  
有線コントローラー ×  
メディアリモコン × 3,150円
D端子HD AVケーブル × 3,675円
コンポジットAVケーブル ×  
LANケーブル ×  
ACアダプタ  
単3電池4本 ×  

20GBのHDDとメディアリモコンが無くなり、
ワイヤレスコントローラ→有線コントローラ
D端子ケーブル→コンポジットケーブル
と大幅にスペックダウンしています。
それでいて、価格はたった9,995円しか下がっていないので、購入するときにはどちらが良いかしっかりと考えた方が良さそうです。
たった20GBのハードディスクが9,975円もするところがおかしなところですけど。
(この価格なら80GB、160GB辺りにするか、価格自体を6〜7千円くらいに下げないと釣り合わない気がします)

XBOX360ではこれから、ブルードラゴンロストオデッセイの発売が控えています。
個人的に、ブルードラゴンの発売に合わせてXBOX360を買うかどうか決めようと思っていましたが、この程度の値下げなら見送る可能性が高そうです。(ブルードラゴン発売日に見送った場合、ロストオデッセイ発売日にもう一度考えます)

そして、XBOX360には切り札も控えています。
Xbox 360のゲーム開発ツールが無料に
XBOX360の開発ツールが無料になります。
開発ツールが無料になったからと言って、個人クリエイターが優秀な作品を生み出すことは難しく、どちらかというと「PS3のソフトを作る資金がない」メーカーに嬉しい措置だと思います。
PS3は本体価格が高すぎて、ソフトが売れるかわからない
PS3は開発が難しく、開発費が高すぎるため元が取れるかわからない
Wiiは任天堂のソフトばかり売れそうで、ソフトが売れるかわからない
という状況であれば、PCゲームの開発に近く、スペックが高く、海外での売り上げも期待できるXBOX360に開発メーカーが流れていく可能性は十分ありそうです。

というわけで、XBOX360の日本でのスタートは大失敗しましたが、これからの巻き返しには期待しています。

Xbox 360
マイクロソフト
2005-12-10
平均評価点4.0
コメント:ものすごくいい!!!!!!
コメント:あの
コメント:実績機能が◎
コメント:ゲーム機としては★★★★
コメント:外付けハードディスクと連動した使い方ができます。
ブルードラゴン(仮称)
マイクロソフト
平均評価点4.5
コメント:面白そう!問題はハード
コメント:う〜む
コメント:坂口さん家庭用ゲーム復帰の待望作!!
ロストオデッセイ(仮称)
マイクロソフト
平均評価点4.0
コメント:ドラマチックRPG
コメント:大作の予感。。

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PS3

価格発表前までは、次世代家庭用ゲーム機の大本命はプレイステーション3に間違いないという論調でしたが…。
価格発表と共に、多くのユーザーを敵に回しました。
あるいはユーザーだけではなく、開発メーカーまで敵に回しているようです。

そして、つい先日PS3の初期出荷台数が

200万台→10万台

の当初予定の20分の1に変更されたことが発表されました。
【詳報:PS3量産遅れ】「リスクを取らなければイノベーションはない」と久多良木氏
PS3発売前に これだけの不安
SCE久夛良木社長 波紋呼ぶ「ひとこと」
ソニー親子、不協和音…会見で怒り爆発
スタートに失敗したXBOX360でさえ初回出荷15万台だったのに、それを下回るたった10万台のスタートになりました。
さらにはヨーロッパでの販売が日本同時発売→来年3月に延期になりました。
PS3は本体だけで5kg,周辺アクセサリを含めると7kgになる。これだけの重量の商品を全数空輸すると,コストが見合わない。船で送ると時間がかかる。

【詳報:PS3量産遅れ】「リスクを取らなければイノベーションはない」と久多良木氏
大きすぎる本体が輸送にも影響を与えています。
「ゲーム機が目指すものはこれで良いのか?」
と思わせる出来事です。

PS2はスタートダッシュで100万台の出荷を達成し、その勢いのまま売れ続けましたが、今回のPS3はかなり不安だらけです。
発売日に75,000円出して購入しても、人柱になってしまいそうで危険な感じがします。

PS2は発売日に買ってしまいましたが、今回のPS3の発売日買いは見送ります。
PS2本体の新モデルを9月15日発売。価格は16,000円。
とPS2の値下げも発表されました。
PS2は発売日に買ってしまったせいか、自宅では3台目のPS2本体(薄型タイプ)が動いているので、もうPS2は買わないと思います。

プレイステーション 3(HDD 60GB)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
平均評価点2.5
コメント:迷走SONY
コメント:SONYとNintendo
コメント:本当に楽しみです。
コメント:今からとても楽しみです
コメント:…
PlayStation 2 セラミック・ホワイト(SCPH-75000CW)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
2005-11-03
平均評価点3.5
コメント:薄い…
コメント:買って損はない一品
コメント:旧型PS2から乗り換える意義は大きい



Wii

Nintendo64、ゲームキューブと連続してソニーに負けていた任天堂ですが、NintendoDSのヒットによってWiiの前評判も急激に上がってきました。
NintendoDSはすでに1000万台以上販売していて、過去のゲーム機史上最速のペースで売れ続けています。

Wiiの登場当時は、日本人に馴染みのないネーミングとPS3に劣るスペックなどが毛嫌いされていましたが、PS3が75,000円もすると聞いて、Wiiに傾いた人が多くいるようです。
Wiiの性能的には、ヌンチャク型コントローラなどが目を引いていますが、Wiiだって最新技術を多く採用しています。
低消費電力で動くゲーム機本体の設計や、小型化、ダウンロード機能、ゲームキューブとの互換機能など、たくさんの技術が導入されています。
社長が訊く Wii プロジェクト
を読むと、任天堂の目指すゲーム機の姿が見えてきます。
ふつう、新しい機械を作るときというのは、
「これまでよりCPUが何倍速くなるか?
メモリーは何倍積まれるか? ポリゴンは何倍表示されるか?」
という部分で競争していくわけですが、任天堂は
「いままでと同じことをさせて、電力を何分の1にできるか?」
という議論をしていたわけです。

社長が訊く Wii プロジェクト - Vol.1 Wii ハード編
発売日と価格がまだ発表されていませんが、11月〜12月に20,000円〜25,000円くらいで発売されると思います。
Wiiを3台買っても、PS3よりも安い
という現実は、ゲーム機の目指す方向性と、この先どちらが売れるのかを暗示しているような気がします。

Wii
任天堂
平均評価点4.5
コメント:チャレンジ精神は良い
コメント:魅力的なWii
コメント:wiiはちょっと・・・・・・
コメント:コントローラーが裏目に出るかも。



でも一番熱いゲーム機は、家庭用ゲーム機ではなく、しばらくは携帯ゲーム機のNintendoDSだと思います。
すでに300万本以上販売したDS用ソフトが何タイトルも現れていて、ミリオンセラーソフトもたくさん発売されています。

ニンテンドーDS Lite ジェットブラック
任天堂
2006-09-02
平均評価点4.5
コメント:程よい重量感
コメント:買ってしまいました。
コメント:割と気になっちゃう
コメント:私だけ?
コメント:すばらしい!!!

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