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ロジクール「HD プロ ウェブカム C920」モニタータイアップレビュー

2012年01月13日 パソコン(PC)


ロジクールの新しいウェブカメラ、ロジクール「HD プロ ウェブカム C920」のモニターに選ばれました。製品発売前の昨年から試用していましたので、タイアップ記事として体験レビューを掲載します。

C920の外観

まずは、ロジクール「HD プロ ウェブカム C920」(以下、C920)の外観から。パッケージはこんな感じです。



カメラに詳しい人ならわかる「ZEISS」の文字。そう、C920にはカールツァイスのレンズが使われています。



パッケージ裏側には、Skype HD 1080pテレビ電話、ネットワーク接続、H.264エンコーダー、NASAのレンズメーカーでもあるカールツァイスレンズ、デュアルマイクの説明があります。



箱を開けて取りだしてみました。ウェブカメラ本体と取扱説明書、保証規定、保証書が入っていました。C920はUSB接続タイプのPC製品なので、よけいな物は入っていません。スッキリしています。



これがC920本体です。ケーブルの長さは1.8m。短すぎるとウェブカメラを設置する際に困ってしまいますが、これくらいの長さならば大丈夫です。



レンズ部分はこのようになっています。左側の「CarlZeiss Tessar HD 1080p」が誇らしいです。



C920は、フレキシブルクリップ/ベースの機構が優れていて、自由度が高く好きな角度に調整して、好きな位置に設置できます。クリップを使ってディスプレイなどに固定できますし、クリップを曲げればそのまま自立させることもできます。



裏側には三脚取り付け部もあるので、三脚に設置することも可能です。

ソフトウェア

C920をWindows7マシンのUSBポートに接続しました。問題なく認識し、ドライバが自動でインストールされ、準備が整いました。

続いて、ソフトウェアのインストールです。CD-ROMは付属していないので、Logicoolのサイトからダウンロードします。Logicool Webcam Softwareから約140MBのファイルをダウンロードし、インストールしました。



インストール後、PCを再起動し、Logicool ウェブカメラソフトウェアを起動してみました。「クイック キャプチャ」、「ウェブカメラ ギャラリー」が大きなメニューで、その他にも機能が用意されています。



「クイック キャプチャ」を選択してみました。これは、静止画撮影画面です。左の「フォト」、「ビデオ」で静止画撮影、動画撮影を切り替えられます。

静止画の撮影

早速、静止画を撮影してみました。「RightLight」、「自動フォーカス」にチェックを入れておけば、露出やホワイトバランス、オートフォーカスなどがすべて自動です。撮影ボタンを押すだけで、とても簡単に撮影できます。下の画像は、「小:2.0 MP」サイズ(1920*1080ピクセル)で撮影し、自分で480*270ピクセルに縮小しました(下の画像クリックで、元の2メガピクセルの画像が表示されます)。C920には三脚取り付け用のネジ穴が付いているので、小型三脚に設定して撮影してみました。



C920は、画角77度のカールツァイスレンズが搭載されています。35mm判換算だと、28mmくらいの広角レンズといったところでしょうか。けっこう広く写ります。最短撮影距離は7cmで、ある程度のマクロ撮影にも対応しています。ということで、ミニフィギュアの撮影にチャレンジしてみることにしました。背景を黒にしてオート撮影してみたところ、明るくなりすぎてしまい、満足行く写真が撮れませんでした。C920のLogicoolウェブカメラソフトウェアで嬉しいのは、RightLightのチェックを外して詳細設定を開くと、自分で好きなようにパラメータを調整できるようになるところです。



「露出」、「ゲイン」、「明るさ」、「コントラスト」、「色の強さ」、「白バランス」を自分の好みに調整して、ミニフィギュアを撮影してみました。このような感じになりました(下の写真をクリックすると2メガピクセルの元画像になります)。さすがはカールツァイス、ウェブカメラとは思えないほどキレイに写りました。ブログ用の写真なら、他の高いデジカメ等を持っていなくても、このウェブカメラ一個で代用できてしまいそうです。



静止画では、2MPサイズ以外にも、3MP、6MP、15MPのサイズを選択して撮影することができます。下のミニフィギュアをそれぞれのサイズで撮影してみました。画像ファイルは、2M3M6M15Mになります。最大1500万画素で撮影できますが、特に画素数が必要でなければ、2Mで十分だと思いました。静止画がきれいに写るということは、動画の方も期待できます。

動画撮影、テレビ電話、その他

C920は、静止画だけでなく、動画も撮影できます。しかもフルHDの1080pの動画です。動画の撮影は、「クイック キャプチャ」から「ビデオ」を選択し、撮影ボタンを押すだけです。試しに撮影してみたところ、撮影は簡単なのに、画質はとてもキレイでした。レンズが良いのはもちろんのこと、H.264エンコーダーで圧縮されているため、圧縮率を高くしてファイルサイズを小さくしても画質は良好です。もちろん、デュアルマイクを搭載しているため、音声も良好です。まだ試していませんが、Facebook、YouTube、TwitterへのワンクリックHDアップロード機能も付いているようです。

また、Skypeを使ってテレビ電話も試してみました。iPhoneとの通話でしたが、双方問題なくテレビ電話できました。C920のパッケージには、「SkypeでのフルHD1080pテレビ電話」が可能と書いてあるので、誰かC920を手に入れた人がいたら、お互いにフルHDでのテレビ電話も試してみたいです。

C920はオートフォーカス機能も優秀で、カメラの近く、遠くを順に写しても、すぐに追従してクッキリとキレイに写してくれます。オートフォーカス機能のないボヤッとしたウェブカメラとは、次元の違う写りを見せてくれます。USTREAMやニコ生用にも良いのではないでしょうか(自分の顔を写す場合は、写りすぎて逆に困ることもあるかもしれませんが…)。

以上、C920をいろいろ試してみました。フルHD1080pでの動画撮影やテレビ電話、最高1500万画素の静止画撮影、カールツァイス社製光学レンズ搭載、20段階オートフォーカス、デュアルマイク搭載など、C920は現時点での最高スペックのウェブカメラと言って間違いないと思います。フルHD1080p以上の解像度が標準になるような動画時代は、あと5年待っても10年待ってもやって来ないと思いますし、長い間使えるウェブカメラではないでしょうか。気になるお値段の方も、特別高すぎるということはなく、1万円を切る価格みたいです。ウェブカメラの画質等にこだわる人には、ぜひオススメしたいウェブカメラです。

以上、ロジクール「HD プロ ウェブカム C920」のモニタータイアップレビュー記事でした。