大人になってから高橋名人に聞いてみた-「ゲームは一日一時間」の真相
2005年05月28日 ゲーム全般
[Z]ZAPAブロ~グ2.0では、恐怖のじゅもん「ゲームは一日一時間」に沿って、ドラクエ8攻略冒険の書を公開していました。
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君のクリアまでの52時間とクリア後のお話しなど全72エントリーの冒険の書でした。
なぜ、「ゲームは一日一時間」に沿っていたかと言われれば、自分が小さい頃…
高橋名人が「ゲームは一日一時間」
と言い続けていたためです。
そのおかげで、我が家ではゲームは一日一時間しかプレイできませんでした。
子供心としては、もう少しプレイしたくても、なくなく諦めていました。
- 親が家を出る時は、ファミコン本体ごとタンスの上に置かれ…
- 大相撲中継中だからと夕方4〜6時はプレイできなかったり…
- 「もう一時間経ったわよ!」と言われ、泣きながらふっかつのじゅもんをメモったり…
- 夜中、おしっこをしたくて目を覚ますと、両親揃って「ドラクエ2」や「ウルティマ」などのRPGのレベル上げをしていたり…
- 麻雀悟空をプレイするためにディスクシステムを父が密かに買ってきていたり…(あっ、これは一時間とは関係ないや)
とにかく、子供は一日一時間しかプレイできず、大人は何時間でもプレイして良いということに理不尽さを感じていたわけです。
では、なぜ高橋名人は「ゲームは一日一時間」と言い続けていたのか?
この、「ゲームは一日一時間」には一体どういう意味があったのか?
小さい頃はそんなことを考える余裕はありませんでした。
そこで、自分が大人になった今、高橋名人に直接聞いてみることにしました。
ゲームは一日一時間と言ってたのは、子供の頃には成長する上で、いろんな経験をつまなければいけないのです。そして、その経験は学校での勉強はもちろんなんだけど、昔から伝わっている伝承遊びの中にも豊富に含まれているわけです。もちろん反射神経や基礎体力などもこの遊びをすることで培われてくるのです。TVゲームも遊びの文化のひとつにはなったけれど、でもそのひとつだけを遊んでいるのはやっぱりダメで、いろんな遊びをするから、いろいろと成長するんです。
ちなみに、私が言っていた一時間というのは、これ以外にも意味があって、子供というか人が集中できる時間は決まっています。どんなに頑張っても一時間以上集中することは出来ません。
その一時間にどれだけ集中してプレイするかで、上手くなるかどうかが変わると思ってます。
上手いプレイが出来たら、その記憶を大事にする。ダラダラプレイは、ただ遊んでいるだけなので上手くならない。というのが私の持論です。
ちょっと変な文章ですけど、こんな意味で使ってました。
2005年5月28日(土) 高橋名人より
(このコメントの掲載は、高橋名人ご本人より承諾を得ています)
いやー、感動しました。
高橋名人に直接答えてもらえたこと、そして、「ゲームは一日一時間」の裏に本当の意味が隠れていたことを知って感謝感激です。
決して子供を持つ母親のためのリップサービスではありませんでした。
ちゃんと子供達のことを考えての発言だったのです。
さすがは、高橋名人です。
名人のおかげで自分自身も、「ゲームは一日一時間」が身に付いています。
もう習慣になってしまったため、「一時間」経つとまるでタイマーでも入っているかのように、ゲームを終了したくなってしまいます。
ゲームを長時間プレイできない体になってしまいました。
その分、一時間一時間は濃くなるように集中しています。
ドラクエ8攻略冒険の書を最後まで続けられたのも高橋名人のおかげだと思います。
ありがとうございます。