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PHILIPS センソタッチ3D 体験レビュー

2011年01月06日 雑記
PHILIPSの「PHILIPS SensoTouch3D RQ1280CC」の体験レビューです。



このセンソタッチ3Dは、上下左右自由自在の独立可動3Dシステムを搭載し、かつてないフィット感を達成した洗浄充電器付シェーバーです。現在使っているシェーバーは、パナソニックのラムダッシュ 4枚刃 ES8258です。その前はブラウンのシェーバーを使っていました。ブラウンのシェーバーでほぼ満足していたのですが、何年か前に「最近はナショナル(現パナソニック)のシェーバーがすごい」と聞いて、ナショナル製のシェーバーに乗換え、そしてこちらも満足していました。ブラウンもパナソニックもどちらも一般的な往復刃式のシェーバーです。一方、フィリップスは全く別の形をしているシェーバーで、一体どんな剃り心地なのかずっと気になっていました。今回3万円近くもするPHILIPSのセンソタッチ3Dを体験させていただけることになりました。
以下、センソタッチ3Dの使用感などのレビューです。


まずは、「PHILIPS SensoTouch3D RQ1280CC」の箱から。かなり大きめの箱です。



箱の中身はこのようになっていました。洗浄充電機、専用クリーニング液、充電スタンド、充電アダプタ、保護キャップ、ソフトケース、クリーニングブラシ、説明書等です。



そしてこれが、独特な形状をしたPHILIPSのセンソタッチ3Dのシェーバーです。写真を見てもわかりにくいと思いますが、3つの独立したシェービングヘッドがそれぞれ自在に動きます。これはぜひ触ってもらいたいです。PHILIPSの技術力の高さがわかります。



これが充電スタンド。細身で軽くて、あまりスペースを取りません。



シェーバーをセットしてみました。インテリアとしてもなかなか格好良いデザインです。シェーバーのグリップハンドルは、人間工学に基づいた握りやすい形状になっています。シェーバーを持ってみると意外と軽くて、使っていて疲れない形状です。



充電スタンドに充電アダプタをつないでみました。シェーバーが光り、後何分動作するのかが、液晶で表示されます。大きく光っているので、非常にわかりやすいです。1分に付き1ずつ充電されていき、最大で60分動作させることができます。一度、満充電してから00になるまで使ってみましたが、00になって以降もいきなり電源がつかなくなるということはありませんでした。正常に動作するのが60分で、少しマージンを持たせてあるのかもしれません。



電源コードを直接シェーバーにつなぐわけではないので、充電はシェーバーの横にある接触部分から電源が供給され充電されていきます。



そしてこちらが洗浄充電機。充電スタンドを使わなくても、洗浄充電機にシェーバーをセットすれば自動的に充電されます。洗浄充電機をはじめて見たときは、「大きいなぁ…」と思いました。でも洗浄をスタートさせると、その大きさにも納得できました。シェーバーを置くと、洗浄充電機のLEDが光り、洗浄モードを選べるようになります。洗浄ONスイッチを押すと、自動的にシェーバーが斜めに倒れ込みながら沈んでいき、下の洗浄液に浸されて洗浄開始されます。自動でシェーバーの刃が回転したり、シェーバーが再び上部に出てきて乾燥させたり、ギミックが非常に楽しい洗浄充電器です。洗浄液は、ブラウンやパナソニックのようなカートリッジ交換式ではなく、専用クリーニング液のボトルから洗浄液を自分で入れかえるタイプです。2週間に1回、洗浄液を入れかえます。自動洗浄機能を使いたくない人は、水洗いもOKです。その場合は、上の充電スタンドとのセットで使うのが良いと思います。

センソタッチ3D使用感

今までの往復式のシェーバーと違って、全く形状の異なるフィリップスのセンソタッチ3D。使ってみるまで剃り心地が想像できませんでした。実際にセンソタッチ3Dを使ってみての使用感を項目別に書き出してみました。

■シェーバーの動作音
シェーバーの音は、ONにした瞬間は少し高めの音で「キュイーン」と鳴ります。音の高さで、少し音が大きいような感覚に陥りますが、実は動作音は小さめです。パナソニックのラムダッシュの「ヴィーー」という音に比べると、かなり控えめの音です。

■頬剃り
初めに、頬にシェーバーを当ててみると…驚くほどのフィット感!上下左右、自由自在の独立可動3Dシステムとはこんなフィット感なのか、と驚きました。試しに電源を入れて剃ってみると、フィット感そのままに、切れ味は刃が新しいこともあり、するどい切れ味でした。

■口ひげ剃り
続いて、鼻の下部分のヒゲを剃ってみようとすると…「あれっ、シェーバーがちょっと大きすぎない?」と思いました。センソタッチ3Dには3つもシェービングヘッドがあり、それらを全て当てようとすると、口の方まではみ出してしまいます。これには2、3日で慣れることができました。せっかく3つもシェービングヘッドがあるのですが、そのうちの1つのだけを使えば問題なく剃れることがわかりました。

■顎ひげ剃り
そして最後にあごひげ剃り。これがなかなか慣れなくて…。説明書にも、人によっては慣れるまで2〜3週間かかる場合がある、と書いてあり、本当に慣れるまで時間がかかりました。普通の往復刃タイプのシェーバーは、肌に当てている部分と剃れる部分が一致していて、剃れる部分が感覚的にすぐわかります。センソタッチ3Dの方は、肌に当てているシェーバーの中心部分は一切剃れません(ユニットが3つ配置されているので)。当てている部分と剃れる部分の感覚が今までと全く違うのと、剃り方自体も往復させるのではなく、センソタッチ3Dの動かし方(円を描くように動かす)が重要になります。最初は当て方がうまくなくて、剃り味は良いはずなのに、意外と深剃りできていない部分が残ったりして苦労しました。これは完全に慣れの問題で、2週間もするとなんとか慣れて剃れるようになっていました。

■肌への優しさは?
センソタッチ3Dを使って剃ると、なんだか肌がすべすべしているような気になります。特に頬剃りが優れているシェーバーだと思います。顎部分への肌の優しさはどうかというと、まだあまり剃り方がうまくないこともあり、何度も繰り返し剃ったりしていると、肌にダメージがあるような気がします。また、肌への接地面積が広いので、肌にできものがあったりすると避けるのは大変ですし、剃る必要のない部分までシェーバーを当ててしまうかもしれません。接地面積が広い分、菌も繁殖しやすいと思いますので、自動洗浄機が付いているのは助かります。こまめな洗浄は必須だと思います(と言っても、充電洗浄機にセットして、ボタン一つで完了の簡単操作ですけどね)。

■従来の往復刃のシェーバーと比べてどちらが優れている?
今まで使っていたパナソニックのラムダッシュと今回のセンソタッチ3Dを比べて、どちらが優れているかというと…簡単に結論を出すのはけっこう難しいです。センソタッチ3Dは斬新な動作で剃る楽しさみたいなものがありますし、ラムダッシュには当てている部分が直感的に剃れるという良さがあります。どちらが良い、というよりは、どちらも良い、という感じでしょうか。

困っているのは、これからどちらをメインにして使っていこうかな、ということです。嬉しい悲鳴なのですが、優柔不断なのでちょっと困っています。なんだか、気分によって使い分けそうな、今のところはそんな風に感じています。