iPadパワーで32年ぶりにメダル獲得!(世界バレー)
2010年11月14日 iPhone・iPad・Android
iPadをどうやってバレーボールに生かしているかというと、コートサイドで分析担当者がプレー内容を打ち込んで、それを真鍋監督がiPadで随時チェックしています。内容はサーブ、サーブレシーブ、トス、スパイク、ブロック、ディグ(アタックのレシーブ)の6分野の情報。当日のプレーデータをiPad利用により、リアルタイムで把握し試合に役立てています。
どれだけの効果があったかと言えば、今回の日本女子バレーチームが強かったことももちろんありますが、バレーボール女子世界選手権において32年ぶりの銅メダル獲得がiPad効果を証明しています。
当然、データがあれば必ず勝てるというわけではなく、2次リーグE組最終戦のロシア戦のように、平均身長が約15cmも高く、実力も上回る相手には完敗したりもしています。
データを生かすためにも、真鍋監督は練習試合の時からスパイクやサーブレシーブなどあらゆる項目について成功率や効果率を数値化し、「IDバレー」を徹底しています。鮮明に良い、悪いを評価し、選手たちも毎日のように課題を突きつけられては成長につなげています。
「IDバレー」と「iPad」を合わせたからこそ、今回の銅メダル獲得につながったというわけです。iPadは持っているだけでは意味がありません。使いこなしてこそ、iPadです。
さらなら練習を積んでいけば、今回は勝てなかったロシアやブラジル相手にも勝てるようになっていくかもしれません。楽しみですね。
その前に、試合中のiPad使用禁止令が出されそうな気もしますけど。