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清水の舞台から飛び降りるつもりで

2010年08月21日 カメラ・写真


中学生のとき、京都・奈良修学旅行に行ったはずなのに、京都のどこを回ったのか、全然覚えていません…。
「班別自由行動で自分たちでスケジュールを組み、いろいろ回った」ところまでは覚えているのに、肝心のどこを回ったのかは全然記憶にありません。

実際に京都に行ってみたら思い出すのかなぁと、清水寺へ。


重要文化財「仁王門」。
こんな派手な門があったんだ、全然覚えていない…。
というか、来たことある?



う〜ん、思い出せない。



「覚えていないのだよ、ワトソン君」。
絵馬、ワトソン。



おー、ここがあの有名な清水の舞台!
来たことあるような気もするし、ないような気もする!



下から見上げて見ました。
「あれっ、意外と低くない?」。
清水の舞台から飛び降りると確実に死ねるのかなぁと思って、家に帰ってから調べてみました。
1694年〜1864年の間に、この舞台から234人が飛び降りたそうで、その生存率はなんと85.4パーセント
ほとんどの人は、清水の舞台から飛び降りても生きていたみたいです。



帰り道。
坂の感じとか、お店の感じとか、なんとなく来たことがあるような気はしました。



八つ橋作りのおばちゃん。
確かここでは八つ橋を買わなかったような、そんな記憶が…。



ということで、行ったのか行っていないのかよく覚えていなかった清水寺。
実際に行ってみれば記憶もよみがえるのかなぁと考えていました。
結果は、全然思い出せませんでした。
行ったような気もするし、行ってないような気もするし…。
修学旅行と言われても、行くのが面倒だ、くらいにしか当時は思っていなかったので、記憶も曖昧です。

最近だと、旅行の際は必ずカメラを持って出かけているので、記憶になくても写真が残っていたりします。
昔は写真にも驚くほど興味がなくて、撮られるのも嫌だし、撮るのも見るのも興味ありませんでした。

それが今では…。
2008年始めに初めてデジイチとしてニコンのD60を買い、2008年の終わりにはもうニコンのD700を買っていました。
D700はとても高価で、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入しました。

清水の舞台から飛び降りるつもりで購入したD700、本物の清水の舞台を撮影できて感無量でした。
D700を買ってから1年半以上経つのですが、「あぁ飛び降りて良かったな」と思っています(いや、実際に飛び降りてはいないのですが)。
ここに載せた写真も全てD700で撮影した写真ですし、D700と一緒に海外に行ったりもしています。

記憶を忘れてしまっても大丈夫なように、自分の通った道を写真で残しておくと、後からいつでも思い出すことができて、素敵だと思います。