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ADVPスタジオ初作品「ZAPA写真集」配布開始

2005年07月02日 PSP
PSP期待の新作ADVENTURE PLAYERが6月30日に発売されました。
(週末売り切れになるほど売れているそうです→アドベンチャープレイヤー珍報!

うちのサイト(ADVP:アドベンチャープレイヤー攻略-ZAPAnet-)では、6月29日よりアドベンチャープレイヤー用ゲーム制作ツール「ADVPスタジオ」の配布を行っています。
 
そして、早速ですが、この「ADVPスタジオ」を使ってオリジナルアプリを作ってみました。
 
初タイトルは…
 
 
 
 ZAPA写真集
 
 
 
です。

別にZAPAさんのヌード写真満載の18禁アプリというわけではなく、私ZAPAが撮影した写真を見ることが出来るアプリのことです。
↓のような写真を見ることが出来ます。
 
 
 
   
   ↑アプリイメージ(メニュー画面)↑
 
   
    ↑アプリイメージ(写真例)↑
 
 
 
初めての制作ということで、ADVPスタジオの使い方を学ぶために一本作ってみました。
この時期(発売から三日以内)にアプリ配布を開始している人はまだ少ないようなので、参考までに完成したアプリを配布しています。
 
 
ADVPスタジオで制作した作品はPSP本体を使ってしかデバッグが出来ないため、アドベンチャープレイヤーが届いてから制作を始めました。
 
まず適当に作って実行してみたら…
 
 ・シーンへジャンプしませんでした…
 ・無限ループにはまりました…
 ・メニュー画面(このアプリでは、写真を見たあとに毎回写真を選ぶメニュー画面に戻ります)に戻るたびにBGMが最初から流れてしまいました…
 ・全画面表示したいのに、毎回ウィンドウ表示になってしまいました…

 
と、一つバグを直すたびに新たなバグが現れてきました。
ADVPスタジオの機能でどういうことが出来るのか、一つずつ試しながらデバッグしていたので、当たり前と言えば当たり前です。
 
それよりも、PC上で実行できないことにより…
 
一つシーンを作る→アプリ出力→PSPをUSBモードにする→メモステにデータを転送する→PSPからアドベンチャープレイヤーを起動する→今作ったアプリを選択する→テストプレイする→バグを発見→PCでバグを修正する→アプリ出力→PSPをUSBモードにする…続く
 
この作業が毎回大変でした…。
PSPを毎回USBモードにしないといけないのが大変でした。
どのイベントがどんな動作をするのかADVPスタジオの仕様を覚えてしまえば、毎回デバッグする必要もないので、それまではこの作業で我慢です。
 
 
今回アプリを作る上で使ったイベントは以下の通りです。
 
 ・BGMを鳴らす
 ・テキスト表示(画像上)
 ・テキスト表示(テキストウィンドウ)
 ・ダイアログ表示
 ・フラグ値設定
 ・if分岐
 ・シーンへジャンプ

 
です。
 
BGMを鳴らすには、あらかじめどの音楽ファイルがどのような音楽なのか知っておく必要があります。
これもPC上では確認できないので、公式サイトから「スキンビューア&BGMジュークBox」をダウンロードして、PSPで音楽ファイルを再生して、場面にあった音楽を選ぶ必要があります。
また毎回同じシーンに戻ってくるようなアプリで、そのシーンでBGMを再生する場合、シーンに戻ってくるたびにBGMが再生されてしまいます。
その時に使ったのが、if分岐フラグ値設定です。
ちょうどif分岐の練習がしたかったので試してみました。
まず、初めてシーンに到着した時にBGMを再生し、フラグ値「BGMを1」にしておきます。
次にそのシーンに到着した時はフラグ値「BGM」の値をチェックし、
・「BGM」が1であれば何もしない
・「BGM」が0であれば、BGMを再生する(つまり、初めてそのシーンに来た時)
として、毎回BGMの最初から再生されてしまうのを防ぎました。
 
テキスト表示(画像上)テキスト表示(テキストウィンドウ)は単純にテキストを表示するだけなので、localかglobalのテキストリストにテキストを登録しておいて、イベントで表示させるだけです。
 
シーンへジャンプはイベントが起きた時に、他のシーンへジャンプさせる重要なイベントです。
シーンに来てすぐ他のシーンへジャンプしてしまうとあわただしいので、何か操作をしてからジャンプするようにしました。
そこで、メニュー画面から写真を選択して、大きな写真が現れ、もう一度写真を選択すると元のメニュー画面に戻る。
このような流れを全画面表示でやりたかったのですが…。
写真を選択する時に、どうしてもサブウィンドウが出てしまいます。
データ設定>全体設定>全画面モードを選択してもダメでした。
仕方なく、大きな写真が現れた時に「空のテキスト(スペース一個)」を表示して、このテキストを読み終わったことを示す○ボタンが押された時にメニュー画面に戻るようにしました。
これで、全画面表示のまま移動することができるようになりました。
 
 
いろいろわからない部分を乗り越えて何とか完成させることが出来ました。
「コマンド」の操作などまだ学んでいない部分もありますが、今回学んだイベントだけでも十分いろいろなゲームが作れそうです。
 
「コマンド」を使った場合であれば、ポートピア連続殺人事件(ドラクエを作っている堀井雄二さんの作品)やオホーツクに消ゆなどの行動選択式のアドベンチャーゲームが簡単に作れそうです。(例えが古すぎますね)
 
「コマンド」を使わず全画面表示のままであれば、弟切草などのサウンドノベルも簡単に作れそうです。
 
パラメータを駆使すれば、ときメモ(やったことありませんが)やトゥルーラブストーリー(これもやったことありませんが…)のような恋愛シミュレーションゲームも作れそうです。
 
 
今回フォトビューワーのような写真集を製作したので、今度は次回作の制作に移りたいと思います。
まだどんなものを作るのか全く決めていませんが、これから考えてみたいと思います。
 
公式サイトでは、マニュアルの追加配布が行われているようなので、もう少しADVPスタジオの使い方も学んでみたいと思っています。
 
 
今回制作した「ZAPA写真集」をダウンロードして楽しんでみたい方は以下のページからダウンロード出来ます。 
 
 →ADVP:アドベンチャープレイヤー攻略-ADVPスタジオ制作作品-
 
 
注:PSP本体メモリースティックUSBケーブルアドベンチャープレイヤーを持っていないとこのアプリは遊べません。
メモリースティックにダウンロードした後、PSPだけで再生できれば最高なんですけどね。