ZAPAnet総合情報局 > ZAPAブログ2.0 > Twitterのつぶやきをブログにダラダラ載せるべきではないのか

Twitterのつぶやきをブログにダラダラ載せるべきではないのか

2009年11月23日 ブログ全般


Twitterのつぶやきをブログにダラダラ載せるべきではないのか。web-g.orgに興味深いエントリがありました。
twitterでの1日の呟きをそのままブログに記事として載せているのを最近見かけるんだけど、あれって読む気全くしないよな。もしかしたらその呟きの中には面白いものもあるかも知れないけど、その取捨選択は俺の方でしろって?メンドクサイ。せめて面白いと思うものだけピックアップするとか、その呟きから言い足りないことをブログで書くとか、そうして欲しい。

twitterの呟きをブログにダラダラ載せるな : web-g.org

ブログというのは本来、「ウェブログ」「Weblog」の略であり、Web上に淡々とログしていくものすべてがブログと言えます。
日本ではブログの使い方の一つである、「Web上で日記を書いて公開する」という使い方ばかりを強調してブログを宣伝していったために、「ブログ=Web上の日記」と解釈している人も少なくありません。

日本版Googleとして期待していた人も多かったはてなはてなダイアリーというサービスは、元々Web上の日記として運営していました。ところが、いつの間にかブログへと方針変換したりしています。
本日、はてなダイアリーの操作画面の表記変更を行い、「日記」と表示していた部分を「ブログ」に置き換えました。
これに伴い、ブログ画面上部のメニュー「最新の日記」は「ブログトップ」になりました。管理画面の表記も変更を行っています。

はてなダイアリーの操作画面の表記を変更しました - はてなダイアリー日記

「ブログ」と呼ばれるものはWeb上にログを残していくものであるため、Twitter自体も「ミニブログ」あるいは「マイクロブログ」と呼ばれたりしています。
したがって、Twitterのつぶやきをブログにダラダラ載せるのも、ブログの使い方として間違っているとは思えません。
その日のつぶやきをブログにまとめることで、しっかりとしたログになっています。
特に、ツイッターのつぶやきは1発言に付き140文字まで、ログも3200件までしかさかのぼれないそうなので、パーマリンクを残しておくという意味でも、つぶやきをブログにまとめておくのは悪いことではないと思います。


ただ、ブログとしての使い方がどうこう言うのと、今まで運営してきたブログの内容と合わせて、そのTwitterのつぶやきまとめエントリが面白いかどうかは別問題です。

先日「空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法」をリリースした、人気ブロガーの小飼弾氏が運営する「404 Blog Not Found」。
このブログは書評サイトとして人気があり、購読している人たちも「書評」を求めてやって来ています(あとPerl関係の話も)。
最近は小飼弾氏も、Dan Kogai (dankogai) on Twitterのつぶやきをブログに載せています。
ツイッターでの発言を書評ブログ「404 Blog Not Found」に載せるべきなのか、と言われると、疑問に感じる人も少なくないと思います。
すでに書評ブログとして確立されているのなら、ツイッターのつぶやきまとめは別ブログでやってもらいたいと思っている人もいるはずです。
しかしそれはブログ主の判断にゆだねられている部分であり、楽しくブログを運営する上でそれがベストだと本人が判断すれば、見ている方は文句を言っても仕方のないことだと思います。
ブログに何を書こうが、それはブロガーの自由だと思います。



たとえば上の写真。上の写真はロシア料理をiPhoneのカメラで撮影したものです。ロシア料理の「つぼ焼き」。上に乗っているパンの部分をこじ開けると、中には熱々のシチューととろーりチーズが出てきます。器にパン生地を乗せ、そのままオーブンで焼かれて出て来るために熱々です。海を見ながらいただく、絶品のつぼ焼きです。


さて、つぼ焼き。
誰も気づかなったとしても、密かに「つぼ焼き」と「つぶやき」をひっかけたものだったりします。
ポートピア殺人事件2 〜犯人はヤス〜」の写真が「ヤス」ではなく「ヤギ」だったり、ブログ内では誰にも明かさず、読んでいる人に任せた言葉遊びをしていたりします。
そういうことも、ブログでは自由にできます。
ブログに書いてあることの取捨選択、それをさせるのもブロガーの楽しみであって、またブログを読む人も、取捨選択すること自体が楽しみであっても良いと思います。