表示ページをそのまま画像保存できる「ZAPA Web Browser」
2008年06月20日 プログラミングTIPS

AdobeがFirefoxに"ActionScript VM"を寄贈したことも、Firefox3がIEに比べてスクリプト実行速度が格段に速くなった一因だと思われます。(にとよんさんから、搭載されるのはFirefox4からだと指摘がありました→Firefox 4のJavaScriptは超速い! 。ff4ではさらに速くなるみたいです)
さて、Adobeが先日公開したAdobe AIR1.1にはWebKitという優秀なWebエンジンが搭載されています。このWebKitは、アップルが中心となって開発しているオープンソースのHTMLレンダリングエンジン群のことで、Mac OS X標準のWebブラウザ「Safari」の基礎にもなっています。
Adobe AIRにWebKitエンジンが搭載されているということは、 AIRアプリケーション内で自由にWebブラウザを利用できるということです。
というわけで、WebKitエンジンを利用したアプリを作ってみました。
その名も「ZAPA Web Browser」。
WebKitエンジンによる快適なブラウジングと、 ページ表示中の画面をそのままスクリーンショット画像に保存する機能を備えています。透明度を変更して、他のアプリケーションと重ねて表示したり、スクロールバーを消したりもできます。
ZAPA Web Browserの特徴
- WebKitエンジンによる快適なブラウジング!
- 現在表示中のページを「pngボタン」、「jpegボタン」で一発画像変換!
- 透明度を変更して、他のアプリケーションと重ねて表示することができる!
- Google検索機能付き!
- スクロールバーのOn,Off機能付き!
- Windows、Mac両対応!
- 現在表示中のページを「pngボタン」、「jpegボタン」で一発画像変換!
いつか追加するかもしれないけれど、今はできないこと
- 初期ホームページ設定
- タブ機能
- お気に入り表示機能
- マウスジェスチャ
- 画像サイズの変更、画像保存場所の変更
- タブ機能
本当は、今から3ヶ月以上も前に「ZAPA Web Browser」を開発しました。完成して、さぁ公開しようと思ってテストしてみたら、日本語版での重大な問題点があることに気づきました。それは、Adobe AIR1.0が日本語に正式対応していなかったために、ブラウザのフォームから日本語を入力できないという問題でした。そのため一旦公開は見送り、日本語に正式対応するAdobe AIR1.1の登場を待っていました。
AIR1.1が公開され、最新バージョンでもう一度開発し直し、無事日本語が入力できることを確認しました。それでようやく本日「ZAPA Web Browser」をリリースできました。このアプリは、表示中のページをそのままスクリーンショットにできるところがポイントで、ホームページのスクリーンショットを良く撮る人にとって役に立つアプリになるのではないかと思います。
ダウンロード&インストールは、airappli.com内の配布ページからどうぞ。