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PCウイルスを作る行為を罰する法律は国内にはない

2008年01月24日 パソコン(PC)
知らなかった…。
コンピューターウイルスによって、個人情報が流出するなどの被害が広がっているが、ウイルスを作る行為を罰する法律は国内にはない。政府は、各国がインターネット犯罪に協力して取り組む「サイバー犯罪条約」に署名し、条約締結の条件となっているウイルス作成を罰することなどを盛り込んだ刑法などの改正案を04年、国会に提出した。しかし、法案に盛り込まれた共謀罪について紛糾し、制定は先送りされている。

PCウイルス作成者を国内で初摘発、24歳大学院生
日本ではじめて摘発されたということは、今までは放置状態だったわけですね…。

PCウィルスを作ってばらまく行為には、明らかに「悪意」が含まれているわけです。
便利なソフトウェアを悪用されて「幇助」したとかの罪ではなく、こういう「悪意」は取り締まって当然だと思います。

と思って、記事内を詳しく読んでみたら…
調べによると、大学院生は昨年10〜11月、作成したコンピューターウイルスを、著作権のあるアニメ画像に仕掛けて改変したうえ、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じてばらまき、不特定多数のパソコンに表示させて、著作権を侵害した疑い。
なんでもかんでも、「著作権」で逮捕してしまうとは…。