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インストール直後のビスタが遅い理由を考えてみる

2008年01月20日 パソコン(PC)
たけくまメモ : ビスタいいかげんにしてくれに書かれていたWindows Vsitaのダメっぷり。
インストールしたばかりのWindows Vsitaが遅い理由を、自分なりに考えてみたいと思います。

今使っているマシンのスペック
自分も去年の6月にVsitaマシン(Home Premium)を用意したものの、本格的に使い始めたのは先月からです。
32ビット版Vistaのアプリケーション関連の対応はまずまずで、あまり問題は感じていません。
ただ、古いドライバの対応がよくありません。
愛用する8ボタンマウスのマウスドライバが対応していないので、8ボタンを使い切れない
ビデオカード(AGPなので)のドライバが不安定で、クラシックモードにすると画面がぐちゃぐちゃになる
仕方なく、マウスは5ボタンしかないマウスに切り替えました。
ビデオカードは、Vistaの目玉であるAeroは正常に表示できるのに、クラシックモードがまともに表示できません。
XPでさえクラシックモードで使っていたのに、Vistaの使いにくいエクスプローラに苦労しています。

それ以外の問題は、
動画再生中に急にブルーバック
よくわからないけど突然ブルーバック
電源ボタンを押しても、BIOSさえ立ち上がらない
ユーザーアカウント制御がうざい
くらいです。
Vistaを本格的に使い始めて、ここ1ヶ月で5回以上ブルーバックしたように思いますが、原因はビデオカードとマザーボードの方に問題がありそうです。
今使っているマシンのマザーボード周り
CPUクーラーがとてつもなく大きい!
ビデオカードは今時AGP
前のマシンでは4年くらいブルーバック画面を見たことがなかったので、懐かしい感じさえします。

Windows Vistaの悪いところのまとめ(個人的に)

古いドライバが対応していない!
新しいのにしろってことかも
ユーザーアカウント制御がうざい!
面倒なのでUACは切っちゃいました。すると、今度は毎回バルーンが表示されるので、バルーン表示も消してしまいました
デフラグ機能がバージョンアップとバージョンダウンを含んでいる!
スケジュール機能が付き、細かいドライブ設定などがなくなりました
スペックの低いマシンだときつい!
デュアルコアCPUでメモリ2GB以上は必須と言えそうです
インストールしたパーティションの容量を大量に消費する!
20GBで余裕だと思ってインストールしたら、すでに残り3GBしかありません…


いろいろ問題のあったVistaですが、最近は慣れてきて、使いやすいとさえ思うこともあります。そういうわけで、Vistaの良いところを。

Windows Vistaの良いところ(個人的に)

フォントがきれい!
これだけでOSを変える理由になるかも?
画面表示をビデオカードに任せているので、表示切り替えがスムーズ!
ビデオカード性能さえ良ければ、もたつきがなくなります
DPIを変更すると、アイコンのサイズも変わる!
試しに変更してみましたが、便利そうでした
慣れると、サイドバーガジェットも便利!
慣れるまでは邪魔かと思っていましたが、デュアルコアCPUなら性能上の問題にもならず便利です。カレンダー、メモ帳、時計などを最前面に表示しています
アプリケーションの起動が速い!
あらかじめメモリに読み込んでいてくれるらしいので、よく使うアプリケーションは素早く起動します

Windows Vistaのどうでも良いところ(個人的に)

ウィンドウが透ける!
かなりどうでも良いです
ウィンドウを斜めに表示させて、アプリケーションを切り替えられる!
使っていません
ゲームの実行速度が遅いらしい!
Windowsゲームをやらないのでわかりません

Windows Vistaの良いところのまとめ(個人的に)

以上をまとめると、「デュアルコアCPU、メモリ2GB以上、ある程度のスペックを持ったビデオカードを搭載したマシン」ならば、WindowsVistaもなかなか快適と言えます。
表示がきれいで、切り替えや起動が速いのはなかなかです。

インストール直後のビスタが遅い理由を考えてみる

いよいよ本題のインストール直後のビスタが遅い理由を考えてみます。
たけくまさんのマシンスペックで言えば、メモリが4GB(32ビットOSの限界で3ギガ強)を積んでいるそうので、メモリ量の問題はありません。

では、なぜ遅いのかというと…
1. Windowsアップデート自体が遅い!
マイクロソフトのサーバー側の問題もあり、初期状態からのVistaのアップデートは時間がかかります
2. インデックスを作成している
初期状態では、インデックスを作成するためにHDDをガリガリ走査します。Windowsアップデートのファイルダウンロードと重なるとさらに遅くなります。
自分は、ファイル検索などはしないので、ファイルインデックス機能はオフにしました。
3. 自動的にデフラグされている!
Vistaのデフラグ機能はスケジューリング機能が追加され、勝手にデフラグしてしまいます。デフラグとインデックスとアップデートが重なったら、とてつもなく重くなります。
4. 視覚効果が邪魔している
無駄なアニメーションなどはオフにした方が快適になります
この辺りでしょうか。
インストール直後はいろいろな処理を行っているので、遅いのも仕方ないと言えます。
ある程度時間が経たないと、Vistaの本領は発揮されないかもしれません。

自分は、「コントロール パネル>パフォーマンスの情報とツール」からいろいろ設定変更しました。
インデックス、デフラグ機能はオフにし、視覚効果も適度に減らしました。
最大にうざいユーザーアカウント制御もオフにし、バルーン表示もオフにしたころから、少しずつ快適だと思えるようになってきました。(UACをオフにすると、セキュリティはさがります)

他にも、
【特集】〜インストールから設定・活用まで〜 すべてが分かるWindows Vista大百科
にたくさんのTIPSが載っていますので、参考にしてみてください。

個人的なVistaの感想は、「慣れればそんなにわるくないなぁ」という印象です。
スペックの高い最新のマシンならXPよりVistaの方が良いとさえ思えるようになってきました。
メモリ価格がこの1年で暴落して、2GBメモリが安く買えるようになったことも追い風となりそうです。

とりあえずは、Vistaのサービスパックが早く出ることを期待しています。

関連リンク

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