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ポケットはてながやっているのは、つまりはこういうこと

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2007年09月19日 カテゴリ:はてな
前回の「ポケットはてなは著作権侵害ではないのだろうか」にたくさんのコメントやメッセージありがとうございました。

はてなブックマーク - ポケットはてなは著作権侵害ではないのだろうか」の意見によれば、グレーかもしれないけど概ね「問題なし」という方向性でした。
世の中には無断リンク禁止を唱えている人もいる中で、なかなか興味深いコメントをいただけました。
本に書いてある文章をWebブラウザで見られるように変換して載せたり、歌の歌詞をネット上に載せたりすれば、それは著作権侵害に当たるかと思います。
現にコミックで似たようなことをした464.jpの中の人は逮捕されました。
ところが、Web上の文章にはそういった権利は無いという考え方が一般的のようです。

ポケットはてなHatena::MobileGatewayにおいては、モバイル向けのWebページからモバイル向けWebページに変換しています。
[Z]ZAPAブロ〜グ2.0はPC向けとモバイル向けに表示を変えています。ポケットはてなでは、わざわざドコモのD903iのユーザーエージェントに偽装してアクセスした後、もう一度ケータイ向けに変換しています)
これが示しているのは、Webブラウザ向けページからWebブラウザ向けページに変換しても問題ない、つまりいくらでも同じ内容のWebページを複製しても良いととらえることができます。


そこで、試しにこんなものを作ってみました。

実験アプリと実験サイト

オリジナルのフルブラウザ(Windows、Mac用Webブラウザ)の「ZAPA Browser」から閲覧するために、WebページからWebページに変換するサイトを作りました。

「ZAPA Browser」はフリーのAIRアプリケーションで、AIR実行環境があれば誰でもインストールすることができます。(ただし、実行後の責任は一切負いません。AIRインストール方法については、はじめてのAIRプログラミング辺りをご覧ください)
ZAPA Browserダウンロード(約175キロバイト)

このブラウザ向けの変換サイトは、以下になります。
https://zapanet.info/mgw/?url=http://www.hatena.ne.jp/
「ZAPA Browser」での表示結果は以下のスクリーンショットになります。



ただし、この変換サイトは「ZAPA Browser」向けではありますが、通常のWebブラウザからも閲覧できます。
robots.txtも設置せず、検索エンジンへの登録も許可します。
関連1:辛辣インターフェース評議会 - ポケットはてなは著作権侵害かどうか
関連2:無断重複コンテンツ生成で考えられる最悪の結末[HW]
関連3:サイトをキャッシュし、アフィリエイト広告を設置するスパムを発見


このように、他人のコンテンツを勝手に変換して自ドメイン上に転載するのはOKという論調が強いようです。
「変換」という建前があれば、いくらでもWebページを増殖させても問題はないようです。
インラインフレームで他人のコンテンツを埋め込むと問題が発生するのに、不思議な気もしますが。



「著作権侵害が云々…」といちゃモンをつけられたときの対処方法。

「著作権侵害が云々…」と、いちいち口うるさい人が登場するかもしれません。
そんな時は、はてなブックマーク - ポケットはてなは著作権侵害ではないのだろうかを参考にして、このように対応すれば良いようです。
Q.他人のコンテンツを全文転載するのは著作権侵害ではないですか?
A.GoogleやはてなだってやってるよwまずはGoogleに訴えたら?w
Q.Webブラウザ版のページがあるので変換しないでください。
A.Webブラウザ版の別のURLのページがあり、アクセス時にそのページに自動的に遷移させたい場合は、以下の「Web Link Discovery」を各ページのHEADタグ内に埋め込んでください。指定されたURLに自動的にリダイレクトされます。
<link rel="alternate" media="handheld" type="application/xhtml+xml" href="Webブラウザ版URL" />

全ページにこの行を挿入したことによる転送量の負担はしないけどねw
Q.勝手にキャッシュしないでください
A.レスポンス速度の向上のため、自動変換したHTMLを一時的にキャッシュしております。そのため、更新頻度が高く数分おきに新しい内容に更新されるようなサイトでは、過去のキャッシュが表示されて最新の更新内容が反映されない場合があります。ただし、以下のいずれかの設定情報を発見した場合、キャッシュは行われず、ユーザーからのアクセス毎にHTMLを取得・変換を行います。
・METAタグを利用したキャッシュ無効化
以下のいずれかのタグをHTML内に記述してください。
<meta http-equiv="Cache-Control" content="no-cache">
<meta http-equiv="Cache-Control" content="no-store">
<meta http-equiv="Cache-Control" content="private">
・HTTP Response Headerを利用したキャッシュ無効化
HTTP Response Headerで以下のいずれかの情報を返すよう設定してください。
Cache-Control: no-cache
Cache-Control: no-store
Cache-Control: private

作業量や転送量やサーバー負荷の負担はしないけどねw
Q.自動変換しないでください!
A.自分のサイトを自動変換させたくない場合には、以下の3通りの設定方法があります。以下のいずれかの設定を行うとアクセス時に「ご指定のページは変換が許可されておりません」と表示されます。
・robots.txt を利用した変換拒否
robots.txtをホストのルートディレクトリに設置してください。記述方法はロボット排除基準に準じます。
・METAタグを利用した変換拒否
METAタグを利用して、変換を拒否することも可能です。
・METAタグを利用して記述することもできます。
<meta http-equiv="Cache-Control" content="no-transform">

作業量や転送量の負担はしないけどねw
Q.勝手に半角カタカナに変換しないでください!
A.じゃあ画面のレイアウトやフォントを勝手に決めるWebブラウザも著作権侵害ね。ディスプレイが黄ばんでても侵害だからねw
Q.ヘッダーとフッターに余計な文字を入れないでください!
A.じゃあ、カラオケで音をはずしたら同一性保持権侵害になるから正確に歌ってねw
Q.こんなことして儲けて、それで良いんですか?
A.人様のコンテンツをギリギリまで引用して広告載せるのが当社のビジネスモデルですw
Q.「侵害でない」ということになったら私も、自動転載+広告表示 なサイトで儲けようと思うのですが。
A.どうぞw
「変換しない方法」という逃げ道が用意されている以上、何も設定しないで変換されるのは「変換を許可している」、という方向に持っていけば良いようです。

最後に

我ながら、「これはひどい」論調だと思います。


追記:前回の記事に、ひろゆきさんからトラックバックが来ました。
集合知を多数決で作るのは間違い。 : ひろゆき@オープンSNS


9月21日追記記事:ポケットはてなの対策が取られました