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Panasonicの6Kは、5184ピクセルでもOK!

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2017年01月06日 カテゴリ:カメラ・写真
2017年に入り、これから4K対応のデバイスはどんどん増えていくと思われます。国の目標としては、「東京オリンピックまでに8K」というものがあります。2020年までに4K・8K放送を普及させる狙いです。4K普及には現実味がありますが、8Kの普及となると再生機器も録画機器も編集機器も、まだまだ厳しそうな目標に見えます。あと3年間の努力に期待です。

さて4Kというのは、Kがキロを意味し、4Kは4000のことです。つまり、4K解像度とは、4000ピクセルを意味しています。16:9のワイド画面に当てはめた場合、横3840*縦2160ピクセル(ドット)の解像度が一般に4Kと呼ばれています。実は4000ピクセルには足りていません。これはフルハイビジョンが1920*1080ピクセルだったことから、それぞれ縦横2倍ずつの4倍の解像度を持つ3840*2160ピクセルが4K UHDTVとして採用されたためです。シネマ業界では、DCI 4Kと呼ばれる4096*2160も一般的です。こちらは、4Kにふさわしい横4000ピクセル以上の解像度があります。

では8Kになったら、解像度はどうなるのか。4Kの放送が3840*2160ピクセルだったため、これに合わせて8Kは7680*4320ピクセルになります。7680では、8000まで320も足りなくなります。それでも8Kと呼びます。画素数は4Kの場合、たった約800万画素程度で良かったため、iPhone5のカメラの画素数とほぼ変わりませんでした。8Kになると、今度は一気に約3300万画素も要求されます。現在使っているSONY ミラーレス一眼 α7 II というフルサイズのカメラがあるのですが、このカメラは静止画でも2400万画素しか撮れません。動画だと、フルハイビジョンまでしか撮れません。普及価格帯のフルサイズカメラでさえ、まだこの程度の画素数なのに、あと3年で8Kまで普及させるのはかなり厳しい目標じゃないかと感じています。


さて、昨日から開催されているCES 2017において、パナソニックから新しいミラーレス一眼が発表されました。欧米の映像業界から高い支持を受けているGHシリーズの最新作Panasonic GH5です。動画機能を強化したミラーレス一眼で、GHシリーズで作られたテレビ番組や映画なども多数存在します。

最新作のGH5では、4K/60pに対応し、6Kフォトという静止画を切り出せる機能も搭載しました。こちらのYouTube動画「Panasonic Lumix GH5 New Menu System (Video Walkthrough) - YouTube」にGH5のメニュー構造が映し出され、そこに驚きの表示が。
Panasonic GH5の6K解像度


6Kフォトなのに、5184*3888ピクセルしかない!



パナソニックとしては、4:3比率の6Kの場合、横が51844ピクセルしかなくても、6Kと呼ぶようです。パナソニックやオリンパスが採用しているマイクロフォーサーズ規格のイメージセンサーは、現在まだ2000万画素のイメージセンサーしかありません。8Kには3300万画素必要ですから、画素数が全然足りません。画素数が足りないなら、単純に画素ピッチを狭くして画素数だけ増やせば良いかというと、そうすると今度はノイズまみれになります。ノイズの問題と受光面積縮小による色再現性の悪化などにより、現在の技術ではマイクロフォーサーズは2000万画素まで、と開発メーカーによって認知されています。

あと3年でどこまで技術的なブレークスルーがあるのか、楽しみでもありますし、心配でもあります。

NHKスーパーハイビジョン試験放送|NHKのページには、はっきりとこのように書かれています。
NHK 8K

「2020年には、4K・8K放送が普及し、多くの視聴者が市販のテレビで4K・8K番組を楽しんでいること」と。3年後、どのようになっているかが楽しみです。