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X-T1と10-24mmで撮る花火

2014年10月09日 カメラ・写真
みんぽすからお借りしていた富士フイルムX-T1一式(X-T1 XF18-55mmキットXF10-24mmF4 R OISXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR)は、期限が来たので返却しました。
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富士フイルム XF10-24mmF4 R OISは、X-T1が届いた翌日に、いきなり花火撮影の実戦で使いました。その時の写真を載せます(画像クリックで拡大します)。


■X-T1と10-24mmで撮る花火1
10-24mm
4.3秒(f/9.0), ISO 200, 14.5mm (XF10-24mmF4 R OIS)


■X-T1と10-24mmで撮る花火2
10-24mm
7.0秒(f/9.0), ISO 200, 10.5mm (XF10-24mmF4 R OIS)


このときの撮影は、「これはすごい!富士フイルムXF10-24mmF4 R OIS 画質レビュー」で性能チェックをする前に撮ったもので、レンズの実力がどれくらいかわかっていないときに撮影しました。レンズどころか、カメラボディの方の使い方にも慣れていなかったので、かなり苦戦しました。

富士フイルムX-T1レビュー1-ファーストインプレッション」にも書いたように、三脚穴の位置問題で、バッテリー交換とクイックシューの取り外しに焦りました。また、シャッタースピードの細かい変更方法がまだわかっていなくて(前ダイヤルで調整できることに後から気付いた)、何度か失敗した後はすべてバルブで撮影しました。バルブ撮影は、開始と終了でシャッターボタンを押すのではなく、バルブ中はずっとシャッターボタンを押しっぱなしにしてないといけないタイプでした(ニコンのカメラの場合は、ミラーアップのバルブ撮影では、最初と最後にシャッターボタンを押します)。露光中は、ディスプレイは真っ暗です。ぶれないように神経を集中してボタンを押しっぱなしにする必要があったので、とても疲れました。

まだ慣れていなくてうまく操作できない中、ようやく撮れたのが上の二枚です。10-24mmという超広角ズームレンズを活用して、少し広めに撮影して、後からトリミングしました。花火撮影は、どの辺りにどれくらいの大きさで打ち上がるか、というのが事前にわからなかったりします。広めにとっておいて、後からトリミングするようにすると、好みの構図に調整しやすいです。

レンズの実力は画質レビューにも書いたようにとてもすばらしい実力で、カメラの方は光学ローパスフィルターを使わないX-Trans CMOSらしい写りに仕上がりました。X-T1のEVFは使わず、すべて背面液晶モニターを見ながらの撮影でした。ピントが合わないときは、AFの微調整が難しかったです。ISO200スタートなので、NDフィルターが欲しくなりました。富士フイルムからはiPhone用のアプリ「FUJIFILM Camera Remote」がリリースされています。事前にインストールして、リモート花火撮影に臨むべきでした。花火撮影は難しいので、事前準備と事前トレーニングは欠かせません。今回は、X-T1が届いた日の翌日が花火大会だったため、ぶっつけ本番になってしまいました。花火撮影に行く前は、三脚にセットして、うまく撮れるかチェックしてから、本番に臨むようにしてください。




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