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通話料半額?デメリットがすぐに見つかる楽天でんわ

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2013年12月12日 カテゴリ:雑記
楽天電話は通話料半額?

番号そのままで通話料半額」というキャッチコピーで突然登場した「楽天でんわ」。

何のデメリットもなしに、通話料が半額になるはずはありません。どこかに何かしらのトリックやデメリットがあります。楽天でんわにだって、探せばすぐにそういったデメリットは見つかります。

なのに、とあるメディアで「まじでデメリットが見当たらない!」と楽天でんわを宣伝した記事が掲載されました。広告費のためなら、どんなウソでもつく、そういうメディアは本当に最悪です。ユーザーのことを全く考えていません。

今日NHKで「スマホ購入時のトラブル 全国で相次ぐ NHKニュース」というニュースが報道されました。通信関係は本当に詐欺まがいなことが多く、説明不足により消費者が泣きを見ることがよくあります。

携帯電話会社や通信会社の代理店ならまだしも、IT系のメディアまでそういうウソ広告記事を載せるのはよくありません。どのメディアかって、「ギズモード・ジャパン」っていうメディアですけどね。


さて、楽天でんわにデメリットは本当にないのか。

「通話料半額」は、条件付き

楽天でんわには、「番号そのままで通話料半額」というキャッチコピーが付けられています。このキャッチコピーにだまされて、「楽天でんわを利用すれば通話料半額だ!」とうかつに喜んではいけません。

「通話料半額」の文字の右下に、小さく「※」があります。その※の先には、小さい文字でこう書いてあります。
※スマホをご利用中で[docomo:タイプXiにねん][au:LTEプラン][ソフトバンク:ホワイトプラン]をご契約中のお客様が、通話料割引オプションに加入していない場合。
しっかりと条件付きだったわけです。一般的なスマホ利用者の通話料が高いプランを基準にして、「通話料半額」なので、安いプランを使っている人だと半額にはなりません。でもまぁ、小さい文字で書いてあるので、詐欺ではないと思います。

本来なら無料通話なのに、楽天でんわを経由すると通話料が発生する場合がある

楽天でんわを利用する上で一番気をつけないといけないポイントがこれです。

たとえば、ソフトバンク同士なら1時〜21時まで通話料無料で通話できます(ホワイトプランの場合)。ところが、楽天でんわを利用すると、ソフトバンク同士で1時〜21時に通話した場合でも、通話料が発生します。1時間電話した場合、素のソフトバンクスマホ同士なら通話料0円のところ、楽天でんわを利用すると通話料1260円が発生します。ここに気をつけないと大損します。

相手が無料通話対象者なのに、気付かず楽天でんわを利用してしまうと、通話料が発生してしまうわけです。これは大きなデメリットです。某記事では、“無料で通話可能な相手は「無料リスト」に登録しておきましょう”と書かれていますが、相手の電話が無料通話対象者かどうか知らないことも多いので、むやみやたらに楽天でんわを使うわけにはいきません。

上の例はソフトバンクの例ですが、ドコモやauの無料通話オプションなどがある場合も同様です。楽天でんわを利用すると、それらの無料オプションや割引オプションもすべてリセットされた状態で通話してしまい、楽天でんわの通話料が発生してしまいます。気付かないうちに、無駄な通話料を楽天に支払い続ける可能性があるわけです。デメリットです。

通話料の請求が楽天から来る

楽天でんわを利用して電話をすると、楽天から通話料の請求が来ます。支払先が増えてしまうので、ややデメリットです。

支払い方法がクレジットカードのみ

今のところ、クレジットカードでしか通話料の支払いができません。

050plusより高い

NTTコムの「050 plus」なら、ケータイ電話にかける場合1分16.8円で、楽天でんわより安いです。ただ、050plusはIP電話なので、楽天でんわと比べるのはフェアではありません。

LINEならタダ

パケット定額プランに入っている場合、LINEの通話を使えば、通話料はタダです。ただ、これもパケット通信を使った電話なので、楽天でんわと比べるのはフェアではありません。またLINEの通話音質は、以前はあまり評価が高くありませんでした。

FaceTimeオーディオなら無料

AppleのiOS7から搭載されたFaceTimeオーディオなら、通話料無料で電話できます(パケットはかかります)。Appleデバイス同士なら音質がクリアで動作も安定していて、LINE通話よりも質が高いです。むしろ、通常の音声電話よりも音が良かったりします。ただ、これも音声電話の楽天でんわと比べるのはフェアではありません。

まとめ

ということで、楽天でんわ最大のデメリットは、「家族間や同じ携帯電話会社同士の通話が有料になってしまう可能性がある」ことです。

本来なら0円で済むところ、楽天でんわを利用したが故に、30秒ごとに10.5円の支払いが発生してしまう可能性があります。

楽天でんわでは、「無料通話リスト」が作れるので、このリストをしっかり作って、正しく電話をかけられるかが肝となります。理解できずに、すべて楽天でんわで電話してしまうと、大損する可能性だってあります。

この部分を詳しく説明せずに、「まじでデメリットが見当たらない!」と誇張して書くメディアは、確実に説明不足です。トラブルを招きます。


以上のデメリットを理解し、正しく使い分けられるなら、「楽天でんわ」はとてもお得だと思います。メリット、デメリットを理解した上で、LINE、FaceTimeオーディオ、050 plus、Skype、Viberなどを使い分けられると最強です。