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2010年ワールドカップ開催地南アフリカの治安

2009年04月04日 海外
もうすぐサッカー日本代表が2010年ワールドカップの出場権を獲得できそうなところまで来たので、次回ワールドカップ開催地南アフリカ の情報を調べてみました。

外務省 海外安全ホームページに南アフリカの各都市の危険情報が載っています。


■ヨハネスブルグ
ヨハネスブルグのダウンタウン地区(カールトンセンター付近からヨハネスブルグ中央駅及びヒルブローに至る地区)では、殺人、強盗、強姦、恐喝、暴行、ひったくり、車上ねらい、麻薬売買等の犯罪が時間、場所を問わず発生しています。 上記地区に位置するヨハネスブルグ中央駅付近や長距離バスターミナル等においては、邦人旅行者が付近を通行中に路上強盗(突然背後から首を絞めて複数で襲い所持品を奪う等)に襲われる事件が頻発しています。これらの事件は白昼、人通りが多い所でも発生しており、中には長距離バスから下車した直後に襲われた例もありますので、可能な限り公共輸送機関の利用は避け、同地区には立ち入らないようお勧めします。なお、タクシーの利用については、信頼できる業者が少ないため、旅行者の方にはお勧めできません。
■プレトリア
首都プレトリアは、ヨハネスブルグの北方約70kmに位置していることもあって、犯罪発生傾向もヨハネスブルグと似ており、セントラル地区において強盗や窃盗等の犯罪が日常的に発生しています。同地区以外のマメロディ地区、サニーサイド地区、プレトリア・ウエスト地区でも武装強盗や殺人・強姦といった凶悪事件、スマッシュ・アンド・グラブ(下記3.(3)(イ)参照)、カージャック、自動車・バイク盗、車上ねらいが多発しています。 タウンシップにおいても他のアフリカ諸国からの不法移民を狙った襲撃事件が発生しており、暴動などに発展する危険性がありますので、立ち入ることは極力避けてください。 最近は、邦人が居住している郊外のブルックリン地区においても一般住宅への武装強盗の襲撃事件が増加しており、治安は悪化しています。また、プレトリア駅周辺やバスターミナル付近では、日中でも邦人旅行者が路上強盗(首絞め強盗)に遭う事件が報告されておりますので、鉄道ないしバスを利用される方は、あらかじめ宿泊先又は旅行業者等に送迎車を依頼するようにしてください。また、市内に滞在中は、周囲に対する警戒を怠らず、身の安全を第一に考えて慎重に行動してください
■ケープタウン
犯罪件数は高水準で推移しており、主に強盗、窃盗、ひったくり、置き引き、ATM詐欺(親切を装った窃盗やスキミング)などの一般犯罪が多発しています。また、外国人観光客で賑わうウォーターフロント地区や市内高級ホテル、レストランでも置き引き等、邦人旅行者の被害が多数報告されていますので注意が必要です。 タウンシップには、ギャング、麻薬密売業者、売春婦等が多く存在する地域が沢山あり、迷い込むと非常に危険ですので、訪問を希望する場合には、ガイド付きツアーに参加する等、団体で行動することをお勧めします。加えて市街地(特にロングストーリートやケープタウン中央駅周辺)においても、麻薬密売業者等が多く、邦人旅行者の路上強盗被害も報告されていますので、昼夜を問わず一人歩きは極力避け、やむを得ず単独で行動する場合は人気のない場所に迷い込まないように御注意ください。
■ダーバン
治安状況は悪く、殺人、住居侵入強盗、路上強盗の犯罪が多発しています。昼夜を問わず市中心部では一人歩きは避け、慎重に行動する必要があります。市中心部の国際会議場と隣接の高級ホテル周辺、海岸沿いのマリーンパレード通りにある高級ホテル街でも、散策中の邦人旅行者が強盗やひったくりに遭う被害が発生しています。また、同市郊外のホテルでもロビー等での置き引き事件が発生していますので、注意が必要です。

外務省発表の危険情報を見ていると、怖くて行けそうもない国でした…。


もしかすると、危険な情報だけを載せているのかと思って、唯一アフリカで行ったことのある国「エジプト」の情報も見てみました。

■カイロ
首都カイロは、ピラミッド等の主要な観光地として観光客も多く、また、市内には議会、政府機関、各種組合、大学が所在するため、これらの警備にあたる警察官も多く配置されており、治安は比較的平穏に保たれています。
2006年にエジプトで撮った写真(クリックで拡大)


外務省でも、治安が良ければきちんと載せているようです。実際どのピラミッドの周りにも警察官はいました。「フォトOK」と声をかけられたりもしたので、らくだに乗っている警察官と一緒に写真を撮ってもらったりもしました。
「OK」とか言っていたのに、撮り終わったら、お金を要求されました。向こうは銃を持っているので、もちろん逆らえるわけもなく。「ジャパニーズマネー、エヘヘ」と要求してきたので、100円玉の硬貨で済まそうとしてみたら、コインはダメだと怒られました。
警察官ともフレンドリーに話せるくらいなので、エジプトは比較的安全です。


それに比べて、南アフリカはどれだけ怖いのでしょうか。


そんな南アフリカも、地球の歩き方の手にかかれば、魅力的な国に変貌します。
南アフリカは、アフリカ大陸の最南端に位置し、東はインド洋、西は大西洋に囲まれた、豊かな自然と資源を有する国である。沿岸部はケープタウンを中心に、いくつもの見どころや観光地が続く。ひとたび内陸部に入れば、クルーガー国立公園を筆頭に数多くの国立公園や自然保護区が各地で見られる。大自然の美しさを各地に残しつつ、ダイヤや金の発見によりゴールドラッシュ、ダイヤモンドラッシュが沸き起こり、経済的にもアフリカ大陸最大の国となった。そんな南アフリカだが、アフリカで最もアフリカらしくない国といわれている。それは、白人による国の中枢支配の歴史がほんのひと昔前まであったことが影響を及ぼしたと、考えられる。しかし、それが悪いことだけではなかった、と思いたい。南アフリカがここまで発展したのも、早いうちから歴史の表舞台に登場することにより、アフリカとも、ヨーロッパとも違う独自の文化を育んできたからだと思う。悲しい歴史や、忌むべき事柄も数多く起きた。しかし、そのすべてを乗り越えて、南アフリカは一丸となって新しい時代を歩んでいるのだ。知れば知るほど奥が深く、旅行者の心を惹き付けて止まない国、南アフリカ。その魅力を大自然とともにゆっくり堪能してみよう。

南アフリカ共和国 基本情報 概要|地球の歩き方
知れば知るほど奥が深く、旅行者の心を惹き付けて止まない国、南アフリカ。その魅力を大自然とともにゆっくり堪能してみよう

安全が保証されていて、ツアー代金が安ければ、ゆっくり堪能したいです。


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