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これはすごい!富士フイルムXF10-24mmF4 R OIS 画質レビュー

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2014年09月26日 カテゴリ:カメラ・写真
フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS


みんぽすから富士フイルムX-T1と共にお借りしているXF10-24mmF4 R OISのレビューです。前回の「富士フイルム XF10-24mmF4 R OIS 外観レビュー」から少し時間が空いてしまいました(途中NTTフレッツ光のONUが故障したりしていましたので)。やっと画質レビュー記事が完成したので公開します。

XF10-24mmは、外観がX-T1とベストマッチしていて、しかも画質の方もすごかったです。富士フイルムXマウントユーザーで広角写真好きの人なら、まず「買い」の一本です。他社マウント機を使っている人でも、広角好きの人なら、カメラごと乗り換えるのもありかもしれません。
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シャープネスチェック

広角レンズに必要な要素は3つあります。
1.解像力
2.逆光耐性
3.フィルターを装着できる
の3つです(個人的な考えです)。他にも、寄って撮れるとか、歪曲が少ないとか、他の要素もありますが、一応上の3つが個人的には重要です。

広角写真では、広い景色をパンフォーカスで写し撮ることが多くなります。その際に必要なのは、第一に画面全体にわたって均一に描写できる解像力(シャープネス)が必要となります。そして、画角が広いことから太陽光等の影響を受けることが多く、逆光耐性が強いと助かります。フィルターを装着できるか否かは、NDフィルターやPLフィルターを付ける人にとっては死活問題となります。

では、最初にシャープネスチェックから。

広角端10mm

XF10-24mmは、35mm判換算で15mmという超広角の写真を撮ることができます。写りはどうでしょうか。以下、サムネイルをクリックすると、縮小なしの等倍画像が表示されます。現像はLightroomで行いました。

XF10-24mmF4 R OIS XF10-24mmF4 R OIS
F4 F5.6
XF10-24mmF4 R OIS XF10-24mmF4 R OIS
F8 F11

広角端10mmの絞り開放F4の写真をチェックしてみると、コントラストが高く、中央はかなりシャープです。「開放はゆるゆる」というタイプのレンズとは違って、絞り開放から良く写っています。1段絞ってF5.6になると、さらにシャープさが増しました。さらにF8まで絞ると、被写界深度が深まって、この辺りがベストになります。画面中央とそれ以外ではさすがに差があって、中央以外では少し引っ張られているような感じもありますが、超広角10mmの世界ということを考えると、かなり立派です。F11まで絞ると回折現象で、シャープネスが落ちてきます。その分、中央とそれ以外の差は縮まって、こちらの写りの方が好きな人もいるかもしれません。

中間18mm

続いて、中間の約18mmのところでシャープネスチェックしてみました。

XF10-24mmF4 R OIS XF10-24mmF4 R OIS
F4 F5.6
XF10-24mmF4 R OIS XF10-24mmF4 R OIS
F8 F11

絞り開放F4でも良く写っています。1段絞ってF5.6にすると、周辺部でのコントラストやシャープネスも上がり、F8にするとほとんど完璧です。ズームレンズでこれだけ良く写ると、単焦点レンズの必要性を感じません。すばらしいです。

参考までに、FUJIFILM XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRでも同じように18mm F8で撮ってみました。

xf18_135mm
XF18-135mm 広角端18mm F8

普通、ズームレンズだとこんなもんです。見比べてみれば、いかに10-24mmがすごいのかがわかると思います。

望遠端24mm

最後に望遠端でも。F4通しズームなので、広角でも望遠でも絞りF4で撮れます。フルサイズのズームレンズと違って、絞り開放でも周辺光量落ちは少ないです。

XF10-24mmF4 R OIS XF10-24mmF4 R OIS
F4 F5.6
XF10-24mmF4 R OIS XF10-24mmF4 R OIS
F8 F11

写りの方はというと、こちらもすばらしいです。絞り開放では四隅にわずかなゆるさを感じ取れますが、全体的にコントラストもシャープネスも高いです。球面収差がほとんどないので、ふわふわとした部分もなく高コントラストで、色もしっかり載ってきます。広角レンズとして嬉しい限りの性能です。パンフォーカスだけでなく、準標準35mmF4のレンズとしても、問題なく撮れそうな写りです。

逆光耐性、軸上色収差チェック

逆光耐性も簡単にチェックしてみました。


少しわかりづらい写真ではあるのですが、大きく目立つゴーストやフレアなどもなく、良好に写っています。昔の広角レンズのように、太陽が入っていたら、フレアでコントラストの低い白い写真しか撮れなかった、というようなことは起きないです。
XF10-24mmF4 R OIS 逆光耐性


全レンズの両面に、富士フイルム独自の多層コーティング処理「HT-EBC」が施されているため、逆光にも強いようです。大きめのフードが付いているので、画面外からの光の差し込みにも強いです。
フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS


それから、水面のキラキラした部分を見てもらいたいのですが、軸上色収差がありません。性能の悪いレンズだと、現実には存在しない紫色の軸上色収差がたくさん出てしまいます。パープルフリンジが出ないというのも、高性能レンズの証です。
XF10-24mmF4 R OIS 逆光耐性

ボケ味チェック

APS-Cサイズの広角ズームレンズにボケ味を求めるのもどうかとは思いましたが、簡単にボケ味もチェックしてみました。

広角端10mm

まずは広角端10mmから。風が吹いていたせいで少し花がぶれてしまいました。一応ボケ味はこんな感じです。超広角だとあまりボケません。最短撮影距離は24cmなので、寄って超広角写真を撮るのも楽しそうです。
XF10-24mmF4 R OIS ボケ味

望遠端24mm

次は、望遠端24mmで。
XF10-24mmF4 R OIS ボケ味

予想以上に良いボケ味でした。さすがは富士フイルム製レンズです。

XF10-24mmF4 R OIS まとめ

「フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS」は、35mm判換算で超広角15mmから36mmまでをカバーする2.4倍の広角ズームレンズです。F4通しながら重さは410gに抑えられていて、しかも手ぶれ補正まで付いています。AFも静かで速く、X-T1との組み合わせで気持ちよく撮影できます。解像力は高く、ボケ味もキレイで、逆光性能も高かったです。フィルターサイズ72mmで、フィルターを装着したい人も難なく装着して撮影できます。欠点は見当たらず、すばらしいレンズでした。



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