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Windowsのシャットダウンダイアログで初期位置をスリープに

2014年02月12日 パソコン(PC)
Windows8でシャットダウンのショートカットを作る方法」からの続きです。

Windows8.1では、Windows8で消えていたスタートボタンが復活しました。これにより、シャットダウン操作は、スタートボタンから実行するように戻るのかなぁと思ったりもしました。結局、上の「Windows8でシャットダウンのショートカットを作る方法」のアイコンが便利で、アイコンダブルクリックでシャットダウンダイアログを呼び出しています。

このシャットダウンダイアログで不便なのは、初期位置が「シャットダウン」になっていることです。また、Windowsの更新がある場合には、位置がずれます。普段デスクトップPCは、シャットダウンよりもスリープさせておくことが多いので、初期位置は「シャットダウン」よりも「スリープ」になってくれていた方が嬉しいです。

Windows7の頃は、タスクバーのプロパティから電源ボタンの設定をカスタマイズできました。Windows8.1には、そういった設定がどこにあるのかわかりません。そこで、レジストリをいじって、シャットダウンダイアログの初期位置を変更することにしました。Windows8.1で変更する手順は、以下の通りです(レジストリをいじるため、設定の際は自己責任でお願いします)。

「ファイル名を指定して実行」から、「regedit」と入力。

「HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\Explorer」に進む(Explorer等の部分がないなら、Windowsのところまで進んで、Explorerを新規に作る)。

新規にDWORD値で「PowerButtonAction」を作成する。

初期位置をスリープにしたい場合は、「16」(10進数)と入力して終了する。

Windowsからサインアウトしてからログインする(あるいは再起動する)。

「HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\Explorer」にDWORD値の「PowerButtonAction」を作成して、「16」(10進数)を設定すれば、再ログイン後からシャットダウンダイアログの初期位置がスリープになります。

実行すると、このように表示されます。これは、デスクトップ画面で、何もないところをクリックしてから、「Alt+F4」のショートカットを実行して呼び出しても同様になります。

Windows8.1で初期位置をスリープに

Windows8.1にアップデートしたのに、ダイアログのロゴは古いWindows8のままなんですね。

初期位置を他の位置にしたい場合は、次のように設定すると良いみたいです。

PowerButtonActionの
DWORD値
初期位置
1 ログオフ
2 シャットダウン
4 再起動
16 スリープ
64 休止状態
256 ユーザーの切り替え
512 ロック

上の値は、「Windowsスマートチューニング (110) Win 7編: レジストリから電源ボタンの優先項目を固定化する | マイナビニュース」に載っていたものです。Win7用の設定値であり、自分のWin8.1ではスリープ以外の動作を未確認です。間違っていても責任は取れませんので、ご了承ください。


Windows8系では、一応チャームからの終了を推奨しているので、こういうダイアログで終了する人がどれくらいいるのかはわかりませんが、参考にしてみてください。

追記

Windows 10 でも、上記のやり方でできることを確認しています。ダイアログのロゴは、正しくWindows10になりました。