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パソコンと温水洗浄便座の消費電力はどちらが高いか?

2011年06月10日 雑記
夏の日中の消費電力は、下のグラフのような内訳になっています。


夏の電力需要のピークは暑さの厳しい昼間の時間帯です。出勤時間を一時間早めるいわゆるサマータイムは、ピーク電力対策にはほとんど意味がありません。消費電力の内訳では、エアコンが53%も占めています。出勤時間を一時間早めるよりも、「昼間エアコンを使わないこと」の方がはるかに節電に協力できます。エアコンを使わない、あるいはエアコンの設定温度を上げるためには、エアコンのフィルターを掃除したり、扇風機を併用したり、薄着にしたりすることなどが大事になってきます。

さて、上のグラフで気になったのは「温水洗浄便座」です。消費電力の項目は、エアコン、冷蔵庫、照明、テレビ、待機電力、温水洗浄便座、パソコン、その他となっています。照明やテレビの消費電力が大きいことはわかりますが、意外と温水洗浄便座の消費電力も高かったりします。パソコンの2倍以上も電気を使っています(全世帯平均の値です。パソコンを使っている人よりも、動作中の温水洗浄便座の数の方が多いためと思われます)。最近の温水洗浄便座は節電機能が優れていたりしますから、古いのを使っている人は新しいのに買い換えるのも手かもしれません。毎回便座のフタを閉めたり、温度の調節をしたり、細かい節電も見逃せません。パソコンの節電対策としては、デスクトップPCよりもノートPCを使ったり、ディスプレイの明るさを落としたり、短い時間の休止ならシャットダウンよりもスリープを駆使したりすることが節電に繋がります。停電を避けるためにも、みんなで節電に協力していきたいですね。